《2023.11.5》
ウズベキスタンの首都タシケントから、中南部の町ブハラに移動していきます。
ウズベキスタンの国内移動で一番メジャーな手段は電車です。
一応バスもあるようではありますが、乗り場もチケットの買い方もイマイチよく分からないのでおとなしく私も電車で移動したいと思います。
電車のチケットは、ウズベキスタン鉄道公式サイトから購入することが出来ます。
ウズベキスタン国内の電話番号が使えれば、登録も楽々。
日本のクレジットカードも普通に使うことができ、あっという間に購入が完了しました。
チケット代は148690スム(約1700円)でした。
6時間程乗ることを考えると、日本よりは大分安めです。
ちなみに、インド鉄道ほどではないものの、ウズベキスタン鉄道も前日とかだと乗りたい便が売り切れていることは結構あるようなので注意が必要です。
タシケントにはタシケント駅とタシケント南駅があるようなので、間違えないように要注意。
私はタシケント駅からの出発でした。
“ウズベキスタンは駅や飛行場などは軍事施設に指定されており、写真撮影がNG”との情報があったので写真を撮るか迷いましたが、駅員さんに聞いたら別に撮って良いとのこと。
私の中では、ウズベキスタン=旧ソ連=元共産主義というイメージがあり、ちょっとでも掟を破れば後ろからポンポンと肩を叩かれ、憲兵みたいな人に連れていかれる…みたいな妄想をしていたのですが、そんな心配はいらなかったようです。
電車の話に戻りますが、ウズベキスタンの駅は、上の写真の通りホームが地面と同じ高さにある為、車両は女性の胸程の高さです。
ホームへの転落事故は防げそうですが、お年寄りや重い荷物を持った人の乗り降りはかなり大変です。
私も相当大きなキャリーバックを引きずっていたため、乗車は一苦労。
荷物を引っ張り上げながら、“うーん”と顔を歪めつつチラチラ駅員さんを見ていたら、駅員さんが下から押し上げてくれました。
車内はこんな感じです。
こちらは一番安い席ですが、チケットにも色々値段の差があったので、もっと高いチケットだともう少しラグジュアリーな席だったり寝台が使えたりするのかもしれません。
車両内に、キャリーケースなど大型の荷物を置く荷物置き場はありませんでした。
通路に置くわけにもいかないし、上の荷棚に上げるしかなさそうです。
何とかキャリーケースを持ち上げようとしますが、15Kgを頭の上まで持ち上げるのは容易ではなく…。
“うーん”と顔を歪めながら隣に座ってる屈強なおじさんをチラチラ見ていたら、おじさんがヒョイっとバックを持ち上げて荷棚に乗せてくれました。
列車は定刻通りに発車。
車窓からの景色は、ほとんど砂漠というか荒野でした。
ウズベキスタンの国土は日本より広いですが、その8割は砂漠だそうです。
湿度もとても低く、たった数日の滞在で既に私の手の指先は乾燥でひび割れ始めています。
約6時間乗車し、夕方4時前にブハラ近郊のカガン駅に到着。
外観はタシケント駅と瓜二つです。
ブハラ中心地には駅はなく、ブハラから車で20分程離れたこのカガン駅がブハラの最寄り駅になります。
歩いて行くのは到底無理な距離なので、ここはYandex goを使います。
指定した場所にすぐにお迎えに来てくれ、20分程乗って料金は300円にも満たないくらいでした。
ウズベキスタンの物価は驚くほど安いわけではありませんが、交通費は極端に安い気がします。
こんなにも安くてドライバーさんは生活が成り立つのか若干心配になるほどです。
国が補助金を出している?もしくはガソリン代が物凄く安いとか…?
宿の前で止まってくれるはずの車は、なぜか上の写真の建物の前で止まりました。
「え、宿の住所指定したのになんでこんな工事中の家の前で…?」と思ったら、これが予約した宿でした。
客を受け入れている状態でよくもまぁこんなに宿泊施設としてのオーラを消せるもんです。
しかし、この宿が中々居心地よいコスパ最強宿でした。
宿の名前はGuesthouse Kamolot。
建物は新しいわけではありませんが、ベッド回りは清潔で必要十分。
1泊1000円程にも関わらず、朝食込み。
毎日違うメニューを工夫してくださり、温かい食事を朝からお腹いっぱい食べられて幸せでした。
夜御飯は宿泊料金には含まれませんが、お願いすれば一食50000スム(580円程)で出してくれます。
ここで食べたプロフが、ウズベキスタンで食べたプロフの中で一番美味しかったです。
羊肉たっぷりでジューシーなのにも関わらず、羊臭さは一切なく、大変美味しくいただきました。
宿のご主人は、ゲストを喜ばせるために、食事を運ぶときわざわざ伝統衣装に着替えるという熱血ホスピタリティの持ち主。
彼曰く、プロフは油っこいから必ず酢の効いたサラダや熱いお茶と一緒に食べるのがウズベキスタンの定番なんだそうです。
長くなってしまったので、ブハラ観光についてはまた次回!
本日も、お読みいただきありがとうございました。
当ブログは、にほんブログ村のランキングに参加しています。
↓のバナーをクリックして、皆様の一票をぜひよろしくお願いいたします。
コメント