【オーストリア③】王宮礼拝堂でウィーン少年合唱団の“天使の歌声”を聴いてみた

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《2024.1.28》

“ウィーン”と聞いたら、皆さんは何を思い浮かべるでしょうか?

私の頭に真っ先に思い浮かんだのは『ウィーン少年合唱団』。
今回ウィーンに行くと決めた時から、私の頭の中はなぜか“絶対に本場でウィーン少年合唱団の歌声を聴きに行かねば…!”という考えで支配されていました。

ウィーン少年合唱団とは?

そもそも「そんな合唱団知らないんだけど?」という方もいるかもしれないので、ここでウィーン少年合唱団の豆知識を少々。

ウィーン少年合唱団とは

・1498年にウィーン王宮礼拝堂の少年聖歌隊として創設された合唱団。
・ハイドンやシューベルトなどの大作曲家も少年時代に所属していた。
・現在は、オーディションで世界中から集まった9歳から14歳の約100名の少年が在籍。(声変わりしたら退団)
・在団する少年たちは全寮制の集団生活。年に11週間は世界各地での演奏旅行に出かけ、年間約80回の公演をおこなう。

1498年と言えば、日本は室町時代…。
そんな頃から脈々と続いてきた歴史ある合唱団の歌声、これはやっぱりぜひ聞いてみたい!

ウィーン少年合唱団の歌声を聴く方法

本場ウィーンでウィーン少年合唱団の歌声を聴く方法は、2通りあるようです。

一つ目は、ウィーン少年合唱団の寄宿舎と同じ敷地内にあるコンサートホール「MuTH」で行われる公演を聴きに行くこと。
しかし、この公演は基本的に5月から10月の期間にしか開催されないそうです。
私がウィーンに滞在する1月には公演が無いことが判明し、止む無く断念…。

残るもう一つの方法は、毎週日曜日に開催される王宮礼拝堂のミサに参加すること。
こちらは宗教儀礼のため、メインとなるのは聖書の朗読や司教さんのお説教ではありますが、その合間に少年団の合唱が入るので歌声が聴けるとのこと。

はっきり言ってミサには何の興味もありませんが、それしか歌声を聴く手段がないなら喜んで参加いたします!
ウィーン滞在が日曜日と被るように、日程調整もばっちり行いました◎

王宮礼拝堂のミサに参加するには

王宮礼拝堂の日曜ミサに参加するためには、以下の3つの方法があります。

①事前に有料チケットを購入する
②当日、現地で有料チケットを購入する
③当日、無料の立見席の列に並ぶ

②と③の方法は、朝早くから並ばなくてはいけないうえに、特に③は人数の制限で入場できないことも珍しくないとのこと。
私は当日朝早くから並ぶのが嫌なのと、確実に入場できる保証が欲しいので、①の方法で行きたいと思います。

オンラインでチケット購入

チケットは、事前にこちらのサイトから購入可能。

値段は見えやすさに応じて4段階に分かれていて、一番安いチケットは12ユーロ。
※2024年当時の値段です。現在は一番安いチケットも14ユーロに値上がりしている模様。

私はとりあえずその歌声を生で聴ければ満足だったので、一番安いチケットを買うことにしました。
2週間程前に購入したところ、残席にはまだそこそこ余裕がありました。
どんな席でも構わないなら、数日前でもチケット購入は可能なのかもしれません。

ちなみにわたくし、ここでとんでもないミスをやらかしてしまいました。
間違えて、同じ日の同じミサのチケットを2枚も購入してしまったのです。

1回目に購入を試みた際確認メールが来るまでにタイムラグがあり、うまく決済ができていなかったのではないかと思って立て続けに購入手続きをしてしまったのです。(結果的に両方正常に購入出来ていた。)

こちらが、購入したチケット(の内の1枚)。

“購入者本人のみ有効。入場時にIDで本人確認します”みたいなことが書かれているため、誰かに譲ることも出来ず…ただただ1枚溝に捨てる形になりました。
24ユーロも払うなら、ワンランク上の席のチケットも余裕で買えたのに…。

いざ、日曜ミサへ

当日。
いざ、会場の王宮礼拝堂へと向かいます。
ミサは朝の9時15分からなので、9時には会場入りしたいところです。

王宮礼拝堂は、かつてハプスブルグ家が暮らしたホーフブルグ王宮の一角にあります。


しかしまぁ、なんと立派で広い宮殿。
さすが、天下のハプスブルグ家の宮殿です。

馬車なんかも並んでたりして雰囲気たっぷり。
もちろんこれは観光客用ですが、かつては王宮貴族の皆様もこんな馬車でお出かけをされていたのでしょう。

建物や馬に見とれている場合ではありません。
急がなくては開始時間に遅れてしまいます。

が、、この王宮の敷地の広さと言ったら尋常ではありません。
“王宮に行けば何となく礼拝堂の場所も分かるだろう”などと甘く見て、適当に出発したのが大きな間違いでした。

慌ててネットで場所を検索してみたところ、王宮礼拝堂は“スイス宮”というところにあるとのこと。
Googleマップで調べて向かってみます。

ここか!やっと着いた!

・・・と思って満を持して飛び込んだこちらは、スイス門という建物だったらしく、礼拝堂とは別物でした。
まさかのスイス違い。
この時点で時間はすでに9時。
やばい、遅れる・・・!!

幸い、王宮礼拝堂はスイス門の割と近くにありました。
上の写真の建物がそれです。

なんと地味で目立たない建物でしょう。
礼拝堂というからには教会や大聖堂っぽい目立つ外観かと思いきや、控えめに入り口に十字架のマークがついているのみ。
盛大にチケットを売り出してお金を取っているわけですから、せめて垂れ幕かなにか付けてもう少し目立たせてくれれば良いのに。。
まぁ、もう少し時間に余裕を持って到着していれば、入場待ちの人だかりもあって見つけやすかったのかもしれません。

結局、王宮礼拝堂の場所は上の地図の場所でした。
私のような人はいないとは思いますが、行かれる方は時間に余裕を持って向かうことをお勧めいたします。

さて、建物の中に入ると受付があり、ここでチケットやIDの確認がありました。

ダメ元で「チケット間違えて2枚買ったんですが、返金できませんか?」と聞いてみるも、もちろん返事はNo。

それならばと、2枚のチケットを見せて「どちらの方がより少年たちが見えますか」と聞いたところ、
「どっちも全く見えないです」とのこと。

・・・・。

しかし、これは実は事前に分かっていたことでした。

ミサのメインは宗教儀礼であるため、少年たちが歌うのは参列者の背後にある目立たない3階部分。
そのため、その近くにある3階席前列を取らない限り、ミサ中に歌う少年たちの姿を生で見るのは難しいのです。(3階の最前列は一番高額のチケット)
さらに、最安値の席は正面にある祭壇も角度的に見えないつくりになっているとのこと。
ミサ後には少年たちが祭壇に降りてきて1曲披露してくれるのですが、結局最安値の席では最後まで何も見えないということになります。

まぁ、少年たちが見えないのは事前に予想がついていたので、気を落とさず中に入ります。

席にはパンフレット的なものが置かれていましたが、何が書かれているのやら一切分からず。
割と時間ギリギリの到着となってしまったため、席につくと間もなくミサはスタートしました。

ミサ中に写真や動画を撮ることはマナー違反となってしまう為、本番中の写真は一切ありません。

といっても、私の席からはどうせ何も見えていないので、写真撮影がOKだろうがNGだろうが関係ありません。
席によっては少年たちの姿を映すスクリーンが設置されていると聞いていましたが、私の席からはそのスクリーンすら見えません。

したがって、ミサ自体はさほど印象に残るようなものではありませんでした。
視覚的に何も見えないにも関わらず、言葉まで分からないのですから当然です。
なにやら長々と話が続いたと思ったら皆一斉に立ち上がったり、かと思えばまた一斉に座ったり…。

訳が分からな過ぎて終いには睡魔に襲われそうになった、その時!!

ついに来ました!天使の歌声です✨

聴いた瞬間、思わず鳥肌が立ちました。
オペラ歌手の歌声のようなゴージャスさは無いけれど、大人の声とも女性の声とも違う、変声期前の少年たちの透き通ったその歌声は・・・まさに天使。

ミサ全体の時間は9時15分から10時半頃まででしたが、少年たちが歌うのはほんの数分。
司教のお説教なんてどうでも良いから、もっと歌声を聴きたかったなぁ。

最後に少年たちが祭壇に出てきた時、その姿が一瞬私の席からも見えました。
“あんなに美しい天使の歌声を持つ少年たちなのだから、その容姿も天使のようにさぞかし愛らしいだろう”と勝手に想像していたのですが、その姿はいたって普通でした。

ミサ終了後は写真撮影も問題ないようだったので、礼拝堂内の様子をパシャリ。
視覚的にほぼ見えなかったとは言え、なんだか欲にまみれた心が洗われたような気持ちで会場をあとにしました。

感想

少年団の歌声を聴ける時間は僅かだったとは言え、その歌声を本場ウィーンで聴けたことは思い出深い経験になりました。
興味のある方は、ぜひ聞きに行ってみることをお勧めいたします。

ちなみに、すこし早めに入場すると、本番前のリハーサルの歌声を聴ける可能性もあるようです。
これから行かれる方、時間には余裕をもって会場に到着するのが良さそうです。

あと、もし少しでもミサの様子を見たいなら、一番安いチケットは避けた方が無難です。
司教の服装や儀礼の様子などが少しでも見えれば、少年団の歌声だけでなくミサ自体にも興味を持って参加できたかもしれません。

・・・・・・・・・・

ウィーン少年合唱団は、近年入団希望者が減少傾向にあり、かつて十数倍だったその倍率は、今や2~3倍にまで下がっているそうです。
全寮制や昔ながらの厳格なやり方が、今の時代の考え方に合わないのが原因だとか。

これまで日本人の入団実績も多数あるそうなので、もし入団を希望する少年がいれば、その門戸は意外と広く開かれているかもしれません。

まだ甘えたい盛りの少年が家族と離れて厳格なルールの中過ごすことが良いのかどうかは分かりませんが、個人的には、今後も歌の大好きな熱意ある少年たちによって天使の歌声が受け継がれていくと嬉しいです。

帰国した際には、ぜひ日本公演を聴きに行こうと決意。
ウィーン少年合唱団、ありがとう。また会う日まで!

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