【ドイツ②】シンデレラ城のモデル“ノイシュバンシュタイン城”へ行ってみた。

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《2024.1.31-2.2》

ドイツ南部のバイエルン地方には、とある有名なお城があります。

その名も、ノイシュバンシュタイン城

ディズニーのシンデレラ城のモデルになった城としても知られており、森の中にたたずむその美しい外観はテレビや旅行雑誌で目にしたことがある方も多いはずです。

ディズニーランド大好き人間の私としては、これは見逃すわけにはいきませんので、早速行ってみたいと思います。

ミュンヘンからフュッセンへ

ノイシュヴァンシュタイン城は、ドイツ南部のフュッセンという小さな町の近くにあります。
フュッセンは、ドイツで大人気の観光街道である“ロマンチック街道”の最南端の町です。

ミュンヘンからフュッセンへは、毎度おなじみFlix Busで移動しました。
もちろん電車もありますが、Flix Busの方が断然お安く、そのお値段は12ドル(なぜか請求がここだけ米ドルでした)。※2024年当時の値段です。

バスは、8時半発10時50分着予定でしたが随分と飛ばしたようで30分以上も早くフュッセンの街に到着しました。

ちなみに、お目当てのノイシュヴァンシュタイン城はフュッセンの町から5キロほど離れたホーエウシュヴァンガウという場所にあります。
私は事前に把握していなかったのですが、フュッセンへ向かうバスはホーエンシュヴァンガウにも停まることになっているようで、私以外の乗客は全員ホーエンシュヴァンガウでバスを降りていきました。

なるほど、これならサクッと城を観光して余裕でミュンヘンに日帰り出来そうです。
大荷物を持って移動しなくて済むし、ミュンヘンの方が大都市で安宿も多いので、“本当にノイシュヴァンシュタイン城だけ見れれば良い”という人はミュンヘンからの日帰りの方が良いのかもしれません。
…が、私はすでにフュッセンに2泊するつもりで移動してきてしまったので、フュッセンに泊まります。

フュッセンの宿

フュッセンで泊まった宿は、Bavaria City Hostel Design Hostel

予約サイトで検索した中で最安値だったので、即決でこちらに予約しました。

最安値といっても、ドミトリー1泊20ユーロ(約3200円)。
ヨーロッパの地方都市は、大きな街に比べて宿泊料がかさむ傾向にあります。

施設はとても清潔で管理が行き届いていました。
チェックアウトが9時半までで早めなのと、キッチンの使用可能時間が制限されているのが若干難点ではありましたが、大変快適に過ごせました。

フュッセン街歩き

せっかく来たので、フュッセンの町歩きもしてみたいと思います。

フュッセンは、徒歩でも無理なく一周できる規模のこじんまりとした町です。
家々がカラフルで可愛らしく、その雰囲気はどことなくチェコのチェスキークルムロフに似ている気もします。

こちらは、町の小さな教会。
ハイリヒ・ガイスト・シュピタル教会というそうです。
外壁に書かれたフレスコ画がとても鮮やかでおしゃれです。
中では地元民らしき人達が祈りを捧げていました。

引き続き町をぶらぶら。

この特に映えない門は、ロマンチック街道の終点を示すものだそうです。
私には読めませんが、門の上には「ロマンティック街道の終わり」と書きこまれているそう。
さらに、文字の左側にあるのは3つの脚が交わるマークでフュッセンの紋章、右側にある旗のマークはヴュルツブルクの紋章であり、ここが由緒正しき場所であることを示しています。

それなら、門の前にゴミ箱なんて置かないで、もう少し目立つように何かすれば良いのにという気がするのですが。
ひと気のない路地のドン突きにあるので、他に観光客もおらずひっそりとしていました。

町の丘の上に建っているこちらは、ホーエス城
13世紀に建てられたという歴史あるお城ですが、観光客の多くは郊外のノイシュヴァンシュタイン城の方に行ってしまうので、ひっそりとしています。
中は絵画館になっており、近くにはフュッセン市博物館もあるようですが、大した興味もないのでこちらはパス。

以上でフュッセンの町歩きは終了。
とても雰囲気の良い町ですが、これと言った見どころがあるわけではないので2~3時間もあれば十分に見て回ることが出来ます。

フュッセンからノイシュバンシュタイン城へ

さて、そろそろお目当てのノイシュバンシュタイン城へと行ってみたいと思います。

フュッセンからノイシュヴァンシュタイン城の麓までは、公共バスで10分程度。
しかし、私は景色も楽しみながら歩いて向かいたいと思います。

フュッセンの町を抜けるとすぐに、橋を渡って川を越えます。

そのあとは、山の中の一本道をひたすら歩き続きます。

途中でロマンチック街道の看板がありました。
言語はドイツ語と日本語のみ。
英語までもを差し置くとは、ここはもしかして日本人以外にはそんなに人気が無い場所なのでしょうか。
その割に、今のところ日本人には一人も遭遇しておりません。

50分程で、ノイシュヴァンシュタイン城の麓のホーエンシュヴァンガウという村(?)に到着。
山の上に城が見えています。

フュッセンの町からバスに乗ってきた場合もこの村が終点になります。

さて、ここから城までの移動手段は、徒歩か馬車。(冬以外はバスもあるらしい)

城までは、そこそこの上り坂を30分程歩かなくてはいけないため、馬車に乗っているのは小さな子連れやお年寄りの方が多いようでした。
もちろんお金さえ出せば誰でも乗ることは可能ですが、私はお金が無いので歩いて登ります。

30分程ゆっくり坂を登っていくと、大きなお城が目の前に!

かのディズニーがモデルにするだけあって、なんとも美しい佇まいです。

ノイシュヴァンシュタイン城チケット購入方法

ノイシュヴァンシュタイン城のチケット購入方法は以下の2通り。

①事前に公式オンラインショップでネット購入
②城の麓の村(ホーエンシュヴァンガウ)のチケットオフィスで購入

①だと発行手数料が2.5ユーロ上乗せされるため、②の方が値段はお安く購入可能です。
しかし、②のチケットオフィスで購入できるのは当日券のみであり、事前にオンラインでチケットが売り切れた場合には購入できないことも珍しくないとのこと。

万が一買えないと大事になるので、私は2.5ユーロを惜しまず事前にネット購入をしておきました。

こちらがそのチケット。
お値段は、手数料を合わせて20.5ユーロでした。
※2024年当時の値段です。2025年は23.5ユーロに値上がりしている模様。

ノイシュヴァンシュタイン城の入場は、ガイドツアーへの参加が必須となります。
そのため、チケット購入時には、入場時間ツアーの言語の選択が必要なので、間違えないように要注意。
私は、14時20分入場の日本語を含むオーディオガイドツアーを選択しました。

ホーエンシュヴァンガウのチケットオフィス

ちなみにほんの数年前までは、ネットでチケットを購入した人もホーエンシュヴァンガウのチケットオフィスで引き換えが必要だったようですが、現在はオンラインで決済を完了すればPDFチケットが送られてくるためその必要はありません。

指定した入場時間までに城の入場ゲートに行って、スマホ画面のチケットを提示すればOK。
ホーエンシュヴァンガウのチケットオフィスに行く必要があるのは、当日券を現地購入したい人のみです。

ノイシュヴァンシュタイン城の歴史

さて、多くの方はノイシュバンシュタイン城のことを『シンデレラ城のモデルとなった素敵なお城』と認識しているに違いありませんが、実はこの城、なかなか波乱万丈のエピソードを持っています。
ただの“可愛い城♡”ではないことをお分かりいただくために、その歴史にも少し触れておきたいと思います。

この城は、1869年に、当時この地を支配していたバイエルン王ルートヴィヒ2世の命により着工されました。

父の急死により若くして国王の座についたルートヴィヒ2世は、政治の手腕も無く周囲から孤立。
その上、同時期バイエルンは、戦争に負けて多額の賠償金を請求されてしまいます。

そんな中、元々内気だった彼は次第に自分の世界に籠るようになりました。
そして、森の中に“自分だけのファンタジーを詰め込んだ理想的な城”を建てようと決意。
大好きな騎士伝説や神話などを具現化すべく、中世風のノイシュヴァンシュタイン城の建設を命じたのです。

つまり、ノイシュヴァンシュタイン城は“中世オタクのコミュ障な王様が、自分の世界に没頭するために作らせた城”と言っても過言ではないでしょう。

その後ルートヴィヒ2世は、度々の婚約破棄・築城への壊滅的な出費・政治の放棄・引きこもりなど様々な出来事により、国王としての権威を失墜させていきます。
そして、終いには数々の奇行が原因で精神病を言い渡され、王の座を追われて逮捕される事態に。

逮捕の翌日、彼は主治医と共に湖で水死体となって発見されました。
その死の詳細は未だ謎のままだそうです。
王様の死をきっかけに城の工事は中断し、その結果城は現在に至るまで未完成のままです。

ね・・・?なかなかパンチのあるエピソードでしょう?
この城の城主は、シンデレラのサクセスストーリーとは真逆の転落人生を送った孤独な王様だったのです。
このような経緯を知っているのと知らないのとでは、城の見え方が違ってくるかもしれません。

それでは、予備知識を詰め込んだところで早速城の見学に行ってみたいと思います。

ノイシュバンシュタイン城内部見学

いよいよ城の敷地に入っていきます。

まずは、この一番外側のピンクの門のところでチケットの確認と簡単な手荷物検査があります。

そのあとは、この中庭のような場所で自分が選択したガイドツアーの時間が来るのを待ちます。

ツアーの時間の少し前になると、上の写真のスクリーンにて呼び出しがかかります。
自分が参加するツアーの番になったら、ゲートにQRコードをかざしていざ入場です。

ツアーは1グループ20~30人程度。
専門ガイドと共に城内を回っていく形になり、自由見学はできません。
上の写真の通路にあるデスクで希望の言語を聞かれるので、日本語オーディオガイドを受け取り中へ入ります。

さて、この通路より先の写真撮影は一切禁止なので、写真は残っておりません。

中の様子はというと、まさに王様のこだわりをぎっしり詰め込んだ“夢の城”という印象でした。

壁や天井には王様お気に入りの神話や戯曲、聖書などから着想を得た壁画がびっしりと描かれ、照明や家具などはどれも王様の憧れを反映した中世ヨーロッパ的なものばかり。
極めつけには室内に石膏で作った人工の洞窟まであり、王様のこだわりの半端無さが随所に垣間見えました。

ツアー自体は40分ほど。
中々テンポよく次の部屋に進んでしまうのでもう少しゆっくり見たかった気もしますが、日本語で説明が聞けるので、部屋の用途や一つ一つの壁画、装飾の意味などが分かり、大変興味深かったです。

城内部の見学のあとは、城の近くにあるマリエン橋へ。

この橋からは、よく旅行雑誌やポストカードなどで見るような城の全体像を綺麗に望むことが出来ます。

ただ、このマリエン橋ものすごく高い所にあり、風が吹いたり人が大勢歩くと揺れますので、高所恐怖症の方は要注意。
私は高い所が大の苦手なので、何とか絶景を数枚写真に収めてすぐに撤収しました。
冬場の積雪で足元の悪い日には橋が閉鎖されてしまうことも結構あるようなので、この景色を見たければ雪の降らない季節に行くのがベターです。

感想

ノイシュヴァンシュタイン城、歴史の重みが無いので“がっかりスポットだった”という声もしばしば聞かれます。

確かに、中世っぽい見た目に反して中身は鉄筋が入った近代建築だし、城なのに攻防力もゼロ。
おまけに、建物は未完のままで王座の間には王座も据え付けられていません。

しかし、それはそれで歴史の中の一ページだし、ここに来る人の知的探求心を刺激する真実ではないでしょうか?
何も、偉業を成し遂げた偉大な王様が作った歴史ある城だけが『価値のある城』というわけではないと思うのです。
私は、他所ではなかなか見られないようなクセ強めな城を見られて大変面白かったし、来れて良かったと思いました。

ルートヴィヒ2世は、ノイシュヴァンシュタイン城を自分だけのものにしたいと願い、「私が死んだらこの城を破壊せよ」と遺言を残していたそうです。
もし彼が空の上から見ているとしたら、観光客で賑わう現在の城の様子をどのように感じているでしょうか。
きっと、内気なので堂々とは言えないものの『おのれ!皆ここから立ち去れぇ!!!』とか思ってるでしょう。

この城は、現在世界遺産登録の審議中だそうです。
個人的には、これが世界遺産ってのはちょっとどうかな…と思いますが。
結果がどうなるか、要注目ですね。

余談ですが、私はフュッセンに2泊したものの、初日でフュッセンの町とノイシュヴァンシュタイン城を見終わってしまいました。
フュッセン滞在2日目は、雨だったこともあり、ひたすら宿でだらだら。
やったことと言えば、白ソーセージを茹でてビールを飲んだくらい。

白ソーセージ、今度はちゃんと縦に切って皮をむいて食べたのですが、丸かじりした方が食感が良くて美味しい気がしました。

フュッセンは正直1泊で十分だったかも。
でも、ゆっくり過ごして体力回復できたので良しとしましょう。

次回は、電車に乗ってロマンチックで一番人気のあの町に移動していきたいと思います。
本日もお読みいただき、ありがとうございました。

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