【ドイツ③】まるで中世の宝石箱?ローデンブルク・デア・バウアーへ

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《2024.2.2-4》

ノイシュヴァンシュタイン城のお膝元であるフュッセンを離れ、次の目的地へと向かいます。

目指すは、ローデンブルク・デア・バウアーというロマンチック街道の中でも特に大人気の町。
・・・町の名前長すぎるんで、以後ローデンブルクと略させていただきます。
※ドイツにはローデンブルクという地名がたくさんあるので、紛らわしさを回避したい時はきちんと正式名称を使いましょう。

ローデンブルクは、ドイツらしい中世の町並みがしっかりと保存されており、『中世の宝石箱』などと称されているようです。
そんな、ドイツでも屈指の人気スポットへ、早速行ってみたいと思います。

フュッセンからローデンブルクへ

フュッセンからローデンブルクへは、電車で移動しました。

チケットは、ドイツ鉄道のHPで購入。
所要時間は乗り換えも含めて4時間35分、お値段は29ユーロです。
2回乗り換えがあるのですが、チケットは一枚にまとまっていました。

大荷物を持っての乗り換えで少々不安でしたが、黄色いマーカーが引いてある部分に書かれた発着のプラットホーム番号や運行番号を見れば意外と簡単に乗り継ぐことが出来ました。

それにしてもドイツの電車は、綺麗だし暖かいしWifiも飛んでるし、至れり尽くせりです。

移動のお供はハリボー。
ドイツに入ってからやたら色んな種類をスーパーで見かけると思ったら、ドイツのお菓子なんですね。

もぐもぐしながら窓の外の景色を楽しんでいたら、あっという間にローデンブルクに到着。
ローデンブルクの駅は、見どころが集まる城壁内の旧市街からも徒歩ですぐの場所にあり、大変便利です。

ローデンブルクの宿

ローデンブルクで宿泊したのは、Jugendherberge Youth Hostel Rothenburg Ob Der Tauber

こちらのとても特徴的な屋根を持つ建物は、中世の時代に馬小屋として建てられたのだそうです。
中世の馬小屋に泊まれるなんて、贅沢なんだかその逆なんだかよく分かりません。

当たり前ですが、内部は馬小屋のままではなく綺麗にリフォームされています。
ユースホステルなので、とてもシンプルなつくり。

シーツなどのリネン類は自分でリネン室に取りに行って取り付けるスタイルです。
青少年の家的な感じなので、館内では飲酒禁止。
キッチンはありませんが、朝食込。
電子レンジは自由に使えるので、レンジ調理できるような冷凍食品やカップヌードルなどは作ることができます。

この宿、この町の宿泊施設の最安値だったのですが・・・そのお値段なんと1泊37ユーロ(約6000円)。
高・・・!

真冬の閑散期でこの値段なのですから、夏はもっと高いのでしょう。
恐ろしきロマンチック街道。
町並みはロマンチックでも、物価は全然ロマンチックじゃありません。

まぁ、旧市街にあって立地良かったし、ドミトリー部屋貸し切りで個室のように使えたので良かったということにしましょう。
ドミ部屋の窓の外にビール並べて冷やして、部屋で夜な夜な飲んでたのはここだけの秘密。。

ローデンブルク観光

さて、早速『中世の宝箱』と言われるローデンブルクの町を歩いてみたいと思います。

この町は9世紀頃につくられ、その後交易などで長い間栄えたのだそうです。
しかし17世紀頃、三十年戦争やペストの大流行などによって町は衰退。
その結果、住民が逃げ出しゴーストタウンと化してしまったため、町は今でも17世紀の趣を残したままの状態になったようです。

町を歩いてみると、確かになんだか中世の世界にタイムスリップしたみたい。
石畳の道や、ドイツらしい可愛らしい建物は、思わず何枚でも写真を撮りたくなります。

ここは、有名なプレーンラインという場所です。
とても絵になる風景として大人気で、夏には写真撮影町の行列が出来るほどなんだとか。
つまり、町一番の映えスポットといったかんじでしょうか。

こちらは、町の中心にあるマルクト広場。

広場に面して建っているのは、左が市庁舎で右が市役所酒場(現在は観光案内所)。

市役所酒場の壁には、この町の伝説を再現したと言われる仕掛け時計が付いています。

その伝説とは、以下のようなものです。

約400年前、三十年戦争が起こるとローデンブルクの町は敵の軍により占領されてしまいました。
占領軍は町を破壊し人々を斬首しようとしましたが、占領軍のティリー将軍は「3リットルのワインを一気に飲み干せる者がいるなら、斬首を辞め街から撤退する」とノリで約束。
それを聞いた当時のヌッシュ市長は見事に3リットルのワインを一気飲みしローテンブルクを救いました。

さすがドイツ、酒の話題には事欠きません。
この話が本当なら、今私が美しい中世の町並みを見られるのも酒飲みのヌッシュ市長のおかげというわけです。

仕掛け時計の内容は、ティリー将軍とヌッシュ市長が静かに酒を飲むというもの。
はっきり言ってとても地味です。
これまで他の街で見た仕掛け時計は観光客で溢れかえっていましたが、この仕掛け時計が動く様子を見守っていたのはなんと私1人だけでした。

まぁ確かに、おじさん2人が静かに酒飲む様子なんてわざわざ待ってまで見たくもないという気持ちも分からなくはありません。
一応毎正時に動くことになっているようなので、ローデンブルクに行かれる方はぜひヌッシュ市長の健闘ぶりを見てみてください。

・・・・・・・・・・

マルクト広場のすぐ近くには、クリスマス博物館があるというのでそちらにも足を運んでみました。

建物の中は2月にも関わらず、クリスマスムード一色!

ショップを進んでいくと博物館への入り口があるのですが、そちらは入場料が5ユーロかかるとのことで入らず。
しかし、手前のショップだけでもかなりの広さで、オーナメントやツリーなど様々なクリスマスグッズを眺めて楽しむことが出来ました。(あくまでも眺めただけ)

ドイツと言えば、クリスマスマーケットの本場。
クリスマスにドイツに来れなかったことを少々残念に思っていたのですが、このお店のおかげで少しその無念が晴れました。

町歩きを続けます。


いやー、本当にどこをどう切り取っても絵になります。

ローデンブルクの旧市街は、ぐるりと古い城壁に囲まれています。
城壁には所々階段が付いていて登れるようになっているので、登って散策をしてみることに。

城壁の壁には、世界各国の企業や個人の名前が刻まれています。
これは、この町の復興のために寄付を送った会社や人の名前なんだそうです。


ローデンブルクの町も他のドイツの街同様、第2次世界大戦で空爆の被害を受け、町の40%ほどが破壊されました。
終戦後、空爆を行ったアメリカは町に再建費用を寄付。
それに続く形で世界中の企業や個人からたくさんの寄付が集まり、そのおかげで町は破壊される前の状態に復興することが出来たのだそうです。

びっくりしたのは、日本の企業や人の名前がとても多いこと。
日本も同じ敗戦国なのに、随分と多くの人が支援をしたのですね。
今同じように寄付を募ったとしたら、支援できる日本人はどれだけいるでしょうか。
きっと中国人の名前の方が多く壁に刻まれることになりそうな気がします。

城壁から見える夕刻のローデンブルクの町は、まるで絵のような美しさでした。

黄昏時の空の色もとても神秘的!
中世の宝石箱と言われる町でこんな綺麗な空まで見られるなんて、なんだか得した気分です。

ローデンブルクは城壁の外に出れば大型スーパーもあり。
夜は適当にサラダなどを買って夕食を済ませました。

・・・・・・・・・・

ローデンブルク2日目。

朝食バイキング。
そんなに品数は無いのですが、町のレストランはどこも観光地価格で外食は出来そうもないので朝からたらふく食いだめします。

宿のすぐ目の前にある中世の野外劇場らしき場所から2日目の町歩きスタート。
ここで何百年も色んな催し物が行われてきたのかな?
ロマンが掻き立てられます。

こちらは、ジュピタール門
ここも宿のすぐ近くでした。

門の砦は自由に出入りできるようになっています。
中には大砲などが無造作に置かれています。

城壁内に戻りふらふらと歩いていたところ、顔のついた門を発見。
昔は、町に侵入しようとする者に対して、この口からドバっと熱々のセメントや油を浴びせていたのだとか。
怖・・・中世の時代の人の発想は中々に残酷です。
でも確かに、矢とかで撃退するよりも確実にダメージを与えられる気はするかも。

前日に歩いた通りを再び歩いてみます。
マルクト広場に続く道では、たくさんのおしゃれな吊り看板が見られます。
昔、識字率の低かった時代に、お店を見つける目印としてこのような吊り看板が流行ったんだそうです。

通りにはお土産屋さんやレストランなど色々なお店が並んでいるのですが、中でもしょっちゅう目にするのはこの謎のボール状のお菓子の店。
調べてみたところ、シュネーバルというこの地域の伝統菓子なんだそうです。

あまりにもそこら中にお店があるので、気になって一つ買ってみました。
普通サイズだとソフトボールくらいあるのですが、そんな大きなのは食べられそうもないのでミニサイズ。
それでもテニスボールくらいの大きさはあります。
お値段1個1.7ユーロ。

見た目から何となくサーターアンダギー的な食感を期待していたのですが、食べてみるとこれがかったい。

思いっきりかじってしまったので、危うく前歯がやられるところでした。(←前歯差し歯の為)
味はというと、別にまずくも美味しくも無い。
ただの“揚げた小麦粉”って感じで特に意外性も無し。
うーん…一回食べれば十分かな。

引き続き町をぶらぶら。
こちらは、ゲルラッハ鍛冶屋と呼ばれる建物だそうです。
屋根がとっても特徴的で、なんだか絵本に出て来そうな家です。
戦争で破壊された建物を修復し、昔は鍛冶屋だったけど現在はレストランになっています。

それにしても天気が悪いです。
青空だったらさぞかし映える写真が撮れるのでしょうが、ドン曇りのせいで可愛らしい建物や街並みもどんよりとして見えます。

城壁の外には、美しい農村地帯や田舎の風景が広がっていて散歩道も整備されているという情報を見つけたので、城壁の外も少し散歩してみました。
上の写真は、ドッペル橋という神聖ローマ帝国時代に作られた2重橋だそうです。

うーん、おとぎ話の世界のように美しい情景だと紹介されていたのですが、天気が悪すぎます。
どんよりしすぎて、歴史ある橋も廃墟にしか見えません。

雨が降って来たので、宿に戻ります。

そんな感じで、ローデンブルク観光は終了です。
夜は、窓の外で冷やしたビールをドミ部屋で一人静かに飲みました。
ヨーロッパの冬は寒いので、宿に共用冷蔵庫が無くてもとりあえず外に出しておけば何でも冷やすことができます。

ローデンブルク、噂に違わず絵本の世界のように可愛らしい素敵な町でした!

でも、そんなに大きな町ではないし、これと言った目玉スポットがあるというよりはぶらぶらと散策して町の雰囲気を楽しむのがメインになるので、丸1日あれば結構十分な気がしました。
私は行きませんでしたが、町には犯罪博物館や歴史ある教会など有料の入場スポットもあるので、興味があれば入ってみても良いのかもしれません。

あと、綺麗な町を写真に収めたいなら、晴れた日を狙うことをおすすめいたします!
どの観光地でもそうだとは思いますが、ローデンブルクは特に晴れの日と曇りの日では町の印象がかなり変わります。

次回は、ロマンチック街道に別れを告げて、ニュルンベルクという街へ移動していきます。
本日もお読みいただき、ありがとうございました!

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