【ポルトガル①】ポルト市内観光

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《2024.2.23-25》

ついに、ヨーロッパ最西端の国ポルトガルへと降り立ちました!
ポルトガルと言えば、美味しいエッグタルトやワイン!
日本に鉄砲や西洋文化をもたらした国として歴史の教科書に登場する国でもあります。
今回の旅ではヨーロッパ大陸最後の国となるポルトガル、どんなものが見られるのでしょう。ワクワク。

ポルト空港(フランシスコ・サ・カルネイロ空港) から市内へ

ポルトガルでまずはじめに降り立ったのは、ポルトガル第2の都市ポルト。

ポルト郊外にあるフランシスコ・サ・カルネイロ空港は、大変立派で大きな空港です。
ベンチすら無かったマルタの空港とは大違い。

空港からポルト市内へ行くにはメトロやシャトルバスなど色々な方法があるようですが、私は公共バスで行くことにしました。
601番のバスで、市内中心部にある宿の近くまで乗り換えなしで行けるようです。
Googleマップで検索すると、目的地までの交通手段を簡単に調べることが可能です。

ポルトの交通機関で使えるandanteカード。
空港内の券売機で購入出来ました。

空港から市内中心部は、2.25ユーロ+カード代0.6ユーロで計2.85ユーロでした。
ネットで調べたのより微妙に高いのですが…値上がりでしょうか。
空港から市内中心部までは1時間弱の道のりでした。

ちなみにこのandanteカードは、チャージして再利用が可能。
24時間券などもあるようですが、ポルトの主要な観光地は頑張れば徒歩でも回れそうな距離感だったため、1回券を購入することにしました。

ポルトの宿

ポルトで宿泊したのはThe Central House Porto Ribeiraという宿。

ポルト旧市街のリベイラ地区にあり、観光地はほぼ徒歩圏内。
空港からのバスも乗り換えなしで1本で、立地抜群。
ドミトリーのベッドは大変清潔で寝心地良好だし、スタッフさんも皆にこやかで親切。
初日はウエルカムドリンクでビールが一杯付いてきて、宿泊料は1泊12ユーロ(約2000円)と、なかなかコスパの良いホステルでした。

キッチンが無いことだけが唯一の難点ではありましたが、徒歩圏内にスーパーはあるので、食事はパンやサラダを買ったりして凌ぎました。

ポルト市内観光

早速ポルトの街歩きをしていきたいと思います。

ポルトはローマ時代から栄えたという港町で、現在もポルトガル第2の都市として発展を続けているのだそう。
しかし、観光スポットの密集している旧市街はさほど大きくはなく、徒歩でも回れる規模感です。

潮の香りが漂う昔ながらの町並みは、何となく哀愁漂うものがあります。
路地は坂道が多め。
雨で濡れた石畳の道で滑ってずっこけそうになりました。

とりあえず、街を一望できそうな高台に上ってみます。
高台から見下ろしたポルトの街は、なんともフォトジェニック。
ポルトは『魔女の宅急便に出て来そう』と言われているとかいないとかいう噂ですが、オレンジの屋根が並ぶ景色は確かに映画を彷彿させます。

高台には、ポルトで最古の宗教建築だというポルト大聖堂がありました。
12世紀に建設がはじまったという大変歴史の深い大聖堂だそうですが、入場料が3ユーロ(約500円)かかるので中には入らず。
3か月余りに渡ってヨーロッパを旅してきたため、大聖堂などの宗教建築にはよほど興味が無い限りは課金する気が無くなっています。

高台を下って旧市街中心部へ。
右側に写っている大きな建物は、観光スポットとしても有名なサン・ベント駅です。

1916年に開業したというこの駅の見どころは、構内の壁にびっしりと貼られたポルトガルの装飾タイル“アズレージョ”
青と白のタイルには、ポルトガルの人々の暮らしや歴史的な場面などが描かれているのだそう。

壁一面のアズレージョや趣のある駅構内は中々の美しさだったにも関わらず、その全体像を一枚も写真に収めなかった私はなんとポンコツなのでしょう。
皆様はぜひ写真撮影をお忘れなきよう!

小腹が空いたので、マックで腹ごしらえ。
このポルト旧市街のマクドナルドは、1930年代に建てられたカフェの建物を利用しており、『世界一美しいマクドナルド』と言われているのだそうです。
全く同じキャッチフレーズのマクドナルドがハンガリーのブダペストにもありましたが・・・。
一番じゃなきゃダメですか?ナンバーワンにならなくてもいい、元々特別なオンリーワンということで良いのでは?という気がするのは私だけでしょうか。

内装はというと、豪華ではありますが、客席が狭く落ち着かない雰囲気。
シャンデリアぶら下げとけは「まぁ、美しい!!」となるってものではありません。
正直これはブダペストのマクドナルドの方に軍配が上がる気がします。

しかし、驚いたのはその美しさではなくメニューの安さ。
なんと、ハンバーガーとポテトのセットを2ユーロ(約340円)で食べることが出来ました。
これは、明らかにこれまで巡った西ヨーロッパ諸国のマクドナルドの最安値だと思われます。

小腹を満たしたあとは再び街歩き。
上の写真の正面に写っているのは、1750年に建てられたというクレリゴス教会です。

教会内部だけなら無料で入れるようだったのでサクッと見学。(付属の美術館等は有料)
祭壇が大変大きく豪華でした。

教会の裏手にはクレリゴスの塔と呼ばれる高い塔が建っています。
この塔は、ハリーポッターに出てくる塔のモデルになったと言われているとかなんとか。
入場料が掛かる為、中には入りませんでした。

『なぜイギリスで生まれたハリーポッターのモデルが突然ここポルトで登場するの?』という話ですが、ハリーポッターの原作者であるJKローリング氏は若かりし頃ポルトに住んでおり、この街でハリーポッターの構想を膨らませていたのだそうです。

街には、ハリーポッターに出てくる書店のモデルになったと言われている本屋も存在しています。
現在も本屋として営業中にも関わらず、入場料は強気の6ユーロ(約1015円)。
本を購入した人には入場料が返金されるのだそうですが、どう考えても本は買わないのでこちらも入場はしませんでした。

さて、先ほどもチラッと出てきましたが、ポルトの建物や装飾で目を引くのは彩色タイルのアズレージョです。
ポルトの旧市街には、外壁前面にアズレージョが施されたおしゃれな教会がいくつかあります。

上の写真は、カルモ教会
さっきのクレリゴス教会のすぐ近くにあります。

アズレージョは、装飾の役割の他に、キリスト教の教えを広めるのにも一役買っていたのだそうです。
昔々、まだ識字率が高くなかった時代、文字が読めない人にも聖書の内容が伝わるように教会の壁一面に絵を描いたのだとか。

入場料は5ユーロだったので中には入らず。

続いてこちらはアルマス聖堂。
先ほどのカルモ教会より青が濃くて映える感じです。
ここは無料で中に入れるらしいのですが、私が行った時にはドアが閉まっていました。

次にこちらは、サント・イルデフォンソ教会。
教会のアズレージョも3軒目となると若干感動が薄れてきた感があります。

こちらは入場料1ユーロだったので入らず。
『1ユーロならさすがに入ろうよ…』という話なのですが、この時は若干疲れも溜まっていて“有料か?無料か?”でしか判断が出来なくなっていたのです。

夜は、スーパーのフードコードでトリパス・ア・モーダ・ド・ポルトなるモツ料理をいただきました。
昔、ポルトでは肉は軍隊に提供しなければならなかったため、町の人たちは残ったモツと豆を煮込んで食べるようになったのだそうです。
味は見た目通りな感じで、まぁつまり超美味しいとまでは言えないかんじでしたが、ポルトゆかりのご飯が食べられて良かったです。

ちなみに、上の一皿でお値段は6ユーロ(約1000円)。
ヨーロッパでは物価が比較的安いと言われているポルトガルですが、外食に関しては日本よりも割高な印象です。

・・・・・・・・・・

翌朝。
ポルト2日目です。

この日はあいにくの悪天候。
雨が降ったり止んだりしている上に強風も吹き荒れていますが、美しい景色で評判のドウロ川周辺を散策していきます。

こちらは、ポルトの真ん中を流れるドウロ川に掛かるドン・ルイス一世橋。
1886年に開通し、ポルト歴史地区の一部として世界遺産にも登録されているそうです。

この橋は、徒歩でも横断可能。
橋の上は強風が吹き荒れ、景色を楽しむ余裕は皆無でした。

橋を渡った対岸からの景色。
うーん・・・本来であれば、ガイドブックにもよく使われるようなポルトを代表する絶景スポットのはずなのですが、悪天候により全くその美しさが感じられません。

対岸の川沿いには、お土産屋やレストランなどが並んでいました。
雨と寒さにやられ、とりあえずその場にあったお土産用の缶詰屋さんに入店。

店内は、まるでアミューズメントパークのようなファンタジーな空間が広がっていました。
壁にびっしりと並べられているのは全て魚の缶詰です。
ポルトガルは海に面した国なので、水産物の缶詰の生産が盛んでお土産としても人気なのだとか。

店員さんが「当店は日本語のパンフレットもあるんですよ!」と誇らしげにパンフレットをくれましたが、目を通したことで余計に訳が分からなくなりました。
そして、世界のファンタジーに触発されたイワシの缶詰は1個10ユーロ(約1650円)ととんでもない高値を叩き出していたため、もちろん購入は控えさせていただきました。

川沿いにはベイラ・リオ市場という市場もあり。

しかし、内部は思っていた市場とは違い、大変ツーリスティックな雰囲気でした。
ここは2017年にローカル市場が改装され、観光客向けのフードコートになったのだそうです。
腹ごしらえでもしようかと思いましたが、どの店も2000円くらい出さないと満足に食べられそうになかったのであきらめました。

市場近くにはワインのテイスティングが出来るお店もありました。
ポルトは、言わずと知れたワインの名産地です。
ポルトに来たらぜひワインを飲もうと思っていたのですが、空席が無く入れそうも無かったので断念。
ポルトにはワイナリーやワインの試飲ができるお店が多数あるようなのですが、下調べ不足で結局行くことが出来ず、残念です。


2日目の夕食は、スーパーで買い食い。
パン売り場には異様に黄色いパンが並んでいましたが、これがしっとりしていて大変美味でした。

何でも、ポルトガルでは昔、アイロンの糊付け等で卵白を使用しており、余った卵黄を有効活用するために黄身を使ったお菓子やパンが多く作られるようになったのだそう。
ポルトガルでエッグタルトが有名なのも、そういった理由があるのだそうです。
現代の世の中ではもうさすがにアイロンがけに卵白は使っていないでしょうから、逆に卵白が余らないのか若干気になります。

そんな感じで、何となく中途半端ではありますが、ポルト観光は以上で終了。
風情があり、なかなか素敵な港町でした!
天気が良ければもっと楽しめただろうなぁ。。

次回は、ポルトから日帰りで近郊の町アベイロ&コスタノヴァに行ってみたいと思います。

本日も、お読みいただきありがとうございました。

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