【ポルトガル③】ポルトからナザレ、そしてリスボンへ

スポンサーリンク

《2024.2.26》
ポルトガル北部の街ポルトから、首都のリスボンへと移動していきます。
しかし、ただ一気に移動してしまうのは何だかもったいない!ということで、ちょうどポルトとリスボンの中間あたりにあるナザレという町に立ち寄ってみることにしました。

というわけで、本日のスケジュールはポルト⇒ナザレ(半日観光)⇒リスボンという流れで行ってみたいと思います。

ポルトからナザレへ

ポルトからナザレへの移動は、rede expressosというバス会社を利用しました。
初めて聞くバス会社ですが、ポルトガルでは最大手の一つなんだそうです。

朝8時にポルトのCampanhaのバスターミナル発、10時45分にナザレ着で、お値段は7.99ユーロ。
チケットは事前にネットで購入しておきました。

バスは定刻通りにナザレの町に到着。
バスターミナルとは名ばかりのこじんまりした建物の前の道端でバスを降ろされました。
ナザレは徒歩で回れるようなこじんまりとした町なので、のんびり歩いて観光をしていきたいと思います。

荷物預かりサービス“Bounce”

さて早速観光!と行きたいところですが、、大きなメインバックを引きずっての観光は不可能。
そこで、今回はBounceという荷物預かりサービスを利用してみました。

これは、事前にネットで予約して、提携しているホテルや飲食店等に荷物を預かってもらうサービス。
世界中で利用可能なようです。

ネットで予約が完了すると予約コードが送られてくるので、あとは指定の日時と場所に荷物を持っていくだけ。
私の場合は、小さなホテルのレセプションが預かり先でした。

お値段は6時間預かってもらって6.32ユーロ(約1000円)。
ただ荷物を置かせてもらうだけにしては結構なお値段ですが、ナザレにはコインロッカーや公共のクロークなども見当たらず他に預けられそうな場所が無かったので、利用して良かったと思います。

ナザレ半日観光

ナザレは、小高い崖の上と下で町が2つに分かれているという独特の地形です。
まずは、バスが発着する崖の下のエリアからぶらついてみたいと思います。

白い建物が連なる路地が何だかフォトジェニック。
海はまだ見えていないのに、なぜか自然とここが海沿いの町であることを感じさせるような景色です。特にこれと言った観光スポットがあるわけではありませんが、写真を撮ったりしながらしばし散策を楽しみました。

さて、次は崖の上のエリアに行ってみたいと思います。
崖の上はシティオ地区と呼ばれているそうで、崖の下のプライア地区からはケーブルカーで上ることも可能です。
しかし、距離的に大したこと無さそうだったので私は徒歩で上りました。
途中のウォールアートがおしゃれです。

なかなかの上り坂。
多少息が切れますが、景色が良いので苦にはなりません。

坂の途中の展望台から見た崖の下のプライア地区。
絵葉書みたいに綺麗な景色!

ナザレは、“サーフィンのメッカ”として有名なのだそうです。
写真ではその迫力は伝わりませんが、海面はまるで生き物のように荒々しくうねっていました。
これは人類が挑んではいけない自然の脅威な気がするのですが、2024年にはここナザレで28m越えのビックウェーブに乗ったサーファーもいるのだとか。
5階建てのビルの高さに相当する波に突っ込むとは命を顧みない無謀な挑戦に思えますが、サーファーにとってはそれが最高のロマンなのでしょう。

坂を登り切った先の崖の上のシティオ地区には、小さな広場がありました。

広場に面したノッサ・セニョーラ・ダ・ナザレ教会。
入場は無料です。

内部はシンプルながら歴史を感じるこじんまりとしたつくり。

壁の一部にはポルトガルでおなじみの装飾タイル“アズレージョ”が見られました。
小窓のカラフルな色合いがとてもおしゃれ。
自宅の窓がこんな感じだったら、なんだか明るい気持ちで毎日を過ごせそうです。

教会内を見学していたのはものの15分程でしたが、その間に外の天気は驚く程に急変していました。
外に出ようとするとバケツをひっくり返したような大雨。
ついさっきまで晴れていたのに。
ナザレは風が強くて雲の流れも速く、この後も何度も天気が急変して晴天と土砂降りを繰り返す不安定な空模様が続きました。
仕方がないので教会の中に引き返して雨宿り。

10分程で雨は上がったので、観光再開。
教会のすぐ近くには、メモリア礼拝堂という小さな建物がありました。
何百年も前に建てられた歴史あるものだそうです。
可愛らしいと言われれば可愛らしく見えるし、不気味と言われれば不気味に見えます。

中は大人が2~3人も入ればいっぱいになりそうな狭さですが、壁には大変鮮やかなアズレージョがを見ることができました。

さて、特に見たいものがあるわけではありませんが崖の上の岬の先端を目指して歩いてみます。

よく分からないゴリマッチョな鹿の像を横目に歩きます。

岬付近は超強風が吹き荒れていました。
四足歩行の犬すらも横風で転びそうになってふらついています。

岬の先端には小さな要塞がありました。
中には、この地で大波に挑んだ世界のサーファーやこの地の気候などに関する展示があるようです。
入場料2ユーロ。
私は入りませんでしたが、この場所からは世界一と言われる大波を見ることも出来るのだとか。

岬からの景色を楽しんだ後は、再び崖の下のエリアに戻り、ナザレビーチをぶらぶら。
それにしても波の高いこと。
夏は海水浴客で混雑するそうですが、2月のこの時期は泳いでいる人は一人も見当たりませんでした。

あちこち歩いて小腹が減ったので、最後は食事で締めくくります。
ナザレはさほどツーリスティックな町ではありませんが、それでもビーチ周辺には多少観光客向けのレストランが並んでいます。
私は出来るだけ庶民的な店に行ってみたかったので、ビーチ沿いではなく細い路地にある小さなレストランへ。
Restaurante Forno D’Orcaというお店で、人気店らしく店内は地元民と思われる人たちで大変賑わっていました。

ナザレは古くから漁師町として栄えた町で、特にイワシの炭焼きが有名なのだそうです。
本来は付け合わせはパンか芋なのですが、白米に変更できるか聞いてみたところあっさりとOKしてくれました。
中央に添えられたオリーブが梅干しみたいで、なんだか日本風。
イワシは脂がのっていて、大変美味でした。
ビールとの相性も抜群!
お値段は食事8.5ユーロ、ビール一杯2.5ユーロ。
田舎だからかポルトよりは価格も良心的でした。

これにてナザレ観光は終了です。

ナザレからポルトへ

ナザレからポルトは、毎度おなじみのFlixBusにお世話になりました。

16時55分ナザレ発、19時リスボン着でお値段は3,99ユーロ(約690円)と格安!

バスは定刻通りリスボンのバスターミナルに到着しました。
さすが首都、大変大きくて立派なバスターミナルです。

個人的な感想ですが、ナザレは半日くらい立ち寄って雰囲気や景色を楽しむくらいが丁度良いと思いました。
これといった目立つ観光地はありませんが、田舎町の雰囲気や展望台からの景色を楽しんだり、美味しい海の幸を味わいに立ち寄るにはおすすめです!

次回は、ポルトガルの首都リスボンの観光をしていきます!
本日もお読みいただき、ありがとうございました。

当ブログは、にほんブログ村のランキングに参加しています。
↓のバナーをクリックして、皆様の一票をぜひよろしくお願いいたします。

にほんブログ村 旅行ブログ 世界一周へ

コメント

タイトルとURLをコピーしました