【マルタ②】マルタ島からコミノ島&ゴゾ島へ一日観光

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《2024.2.19》

マルタ島2日目。
本日は、透明度抜群の青い海で有名なコミノ島と、マルタ共和国第2の島であるゴゾ島に行ってみたいと思います。

マルタ島⇒コミノ島⇒ゴゾ島のフェリー

マルタ島からコミノ島に渡るフェリーは、MarfaもしくはCirkewwaという場所から出ています。
私は、Cirkewwaから乗ることにしました。
フェリー乗り場付近までは公共バスでアクセス可能です。

利用したのは、Comino Ferriesというボート運行会社。
HPから、運行スケジュールなどの確認が可能です。

マルタ島からコミノ島への移動と、コミノ島からゴゾ島への移動がセットで、お値段は15ユーロ。
事前にネット購入も可能なようですが、冬の閑散期だったので私は現地で直接購入することにしました。

10時半頃Cirkewwaのフェリーチケット売り場に到着したところ、10時40分のフェリーが間もなく出発するとのことで急いでチケット購入。

船はこんな感じで思ったより小さめ。
これはフェリーというよりボートですね。

こちらがチケット。
コミノ島からゴゾ島への乗船時にも必要なので、半券を無くさないように要注意。

もらったパンフレットによると、マルタ島からコミノ島への船はほぼ30分おきに出ているのにも関わらずコミノ島からゴゾ島への船は12時、13時、14時、16時の4本しかない模様。

船は15分程であっという間にコミノ島に到着。
水が掛かるようなことも無く快適な移動でした。

コミノ島

コミノ島の見どころは、抜群の透明度を誇るというブルーラグーン。

それが、こちら!!!

おぉ、、、、これは素晴らしい!!
まるで、“だれかバスクリンか何か入れましたか?”というくらいの信じられない青さ。
これが自然の色だとは驚きです。

このブルーラグーンでは、天気が良く波の穏やかな日にはボートが浅瀬に影を落とし、まるでボートが宙に浮かんでいるような光景を見ることが出来るのだそうです。
夏場のベストシーズンにはその絶景と海水浴目的の観光客が押し寄せる為、ビーチはイモ洗い状態になるのだとか。

私が行ったのは2月なのでまだ肌寒く、人はまばらでした。
少し風があったので宙に浮かぶボートは見られませんでしたが、人混みに邪魔されず自然を満喫できて良かったです。
ちなみに、気温は十数度しかありませんので当然泳げるような暖かさではありません。
上の写真に写っているのは、クレイジーなパリピです。
写真を見て『へぇ!2月でも泳げるんだ!』と誤解をされませぬよう。

せっかくなので少し島を歩いてみます。
コミノ島はビーチ以外は何もないこじんまりとした島です。
噂では島民が数名いるというのですが、人が住めそうな建物なども一切見当たりません。
数年後にはここにリゾートホテルを建てる計画もあるようなので、今後開発が進む可能性もあり。

海沿いの高台からの景色もとってもフォトジェニック。
若干の曇り空の下、無加工でこの青さは世界の海でもかなり上位に入るのでは?
しばらく海風に吹かれながら絶景を堪能して、なんだか気分も上がりました。

コミノ島は、海水浴をしない場合は海を見たり少し散歩するくらいしかやることはありません。
まだ到着して1時間程ですが、12時の船を逃すと次は1時間後になってしまうのでゴゾ島に向かいます。

ゴゾ島

ゴゾ島到着。

ゴゾ島はコミノ島と違ってきちんとフェリーターミナルもあり、港の駐車場にはツアーバスも沢山待機していました。

ツアーバスはその場でも申し込み可能なようでしたが、私はとりあえず徒歩で島内を散策していきます。

高台から見た港の風景。

港から少し歩くと、辺りは一面畑になりました。
大変長閑ですが、花粉症の症状がMAXで出てくしゃみと鼻水が止まりません。
花粉症持ちの方、海外では忘れた頃に突然症状が出ることがあるので、薬の持ち歩きはマストです。

市街地到着。
誰か人を消す魔法使いましたか?と思うくらい、ほとんど人を見かけません。
街並みはマルタ島と同じく、石灰岩で作った白っぽい建物が並んでいます。

教会発見。
他に高い建物が無いので、とても目立ちます。
この教会は、聖ヨハネバプテスト教会(Rotunda St.John Baptist Church)というそうです。

無料で入れたので中に入ってみました。
中は天井が高く広々。

座っていると、教会の人と思しきおばあさんが、「3ユーロ寄付すればエレベーターでドームの展望台に上れるよ」と声を掛けてきました。
必須で徴収される上に金額まで決められているなら、寄付ではなく入場料というべきではないでしょうか。
少し迷いましたが、結局展望台には行きませんでした。

小腹がすいたので、その辺のローカルパン屋でパイを購入。
具もたっぷり入った熱々のパイは、大変美味でした。
お値段はなんと1ユーロ!
他の西欧諸国と比べると、驚きの安さです。

さて、次の目的地は島のほぼ中心の丘の上に建てられた大要塞チタデル(Citadella de Victoria)です。

この強固な要塞の建設には悲しい歴史が関係しています。
1551年、当時破竹の勢いで領土を広げていたオスマン帝国がこのゴゾ島に襲来しました。
オスマン帝国軍は、なんと島民の総人口の3分の2にもなる6000人あまりを奴隷として連行。
島に残されたのは、労働力にならない老人や病人ばかりであり、島は滅亡の危機に瀕します。

そこで、当時マルタ島を統治していた聖マルタ騎士団は、更なる襲撃に備えるべくこの大規模な要塞を作りました。
そして島民は、夜になると襲撃に備えてこの要塞の中に入って過ごしたのだそうです。
なんとも恐ろしい歴史・・・。

要塞自体は入場料無料。

壁の内側に入ると、来るものを出迎えるように大きな大聖堂が建っています。
入場料は5ユーロ。
要塞にはこの大聖堂の他にもいくつかの小さな博物館などがありますが、それらは全て有料。
なので、私は入場はせず要塞の雰囲気だけ楽しむことに。

大聖堂脇の路地には、お土産屋さん。
白い壁にカラフルな冬期の飾りが大変映えます。

路地を進んでいくと、大変見晴らしの良い場所に出ました。

こうしてみると、ゴゾ島はなかなか大きな島だということが分かります。
人口は37000人ほどだそうです。

別の方角を見てみると、一面に緑が広がっていました。
緑の畑に影を落とす雲が、風に流されていきます。
とっても絵になる景色です。

景色を堪能して、要塞をあとにしました。
要塞の周りの町並みは、マルタ島に大変似ています。
マルタ島とゴゾ島はそれぞれの個性があり、地元民はお互いをマルタ人・ゴゾ人と言い分けるほどなのだそうですが、私にはその違いは正直よく分かりません。

たくさん歩いて疲れたので、アイスクリームで休憩。
お値段は2ユーロ。
イギリスから来ると何を見ても安く感じて、つい財布のひもが緩みます。

アイスを食べた後は、公共バスに乗ってフェリー乗り場へ。
ゴゾ島内も、マルタ島と同じTalinja cardが利用可能でした。

ゴゾ島からマルタ島のフェリー

着いた時と同じ港からフェリーに乗り、マルタ島へと帰ります。

ゴゾ島のフェリーターミナルは大変綺麗で整っています。
乗るのは、Gozo Channelという会社のフェリー。
運行スケジュールはHPでも確認可能。大体30分に1本出ているようです。
チケットは予約なしでもその場で購入可能でした。

こちらが購入したチケット。
ゴゾ島からマルタ島まで、片道4.65ユーロ。
マルタ島⇒コミノ島⇒ゴゾ島のルートが15ユーロだったことを思うと、割安に感じます。

チケットのQRコードをかざし、改札を通ります。

船は、来た時とは比べ物にならないくらい大きなフェリーでした。

出航から約30分でマルタ島のCirkewwaに到着です。

Cirkewwaからバスに乗り宿のあるセントジュリアンに戻ったころには、すっかりと日が暮れていました。

これにて、コミノ島&ゴゾ島の一日観光は終了。
特に物凄い目玉観光地があるわけでは無いけれど、自然に触れながらのんびりと楽しむことが出来ました。

ちなみに最初は、“2つの島に一日で行くなんて時間が足りないのではないか?”と思っていましたが、そこまで見どころが無いため時間は十分に足りました。
フェリーは早朝から運行しているようなので、もしコミノ島で海水浴などもしたい場合はもっと朝早く出発すれば1日でいけるのではないかと思います。

次回は、マルタ島の古都イムディーナや、スリーシティーズに行ってみたいと思います。
本日もお読みいただき、ありがとうございました。

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