《2024.3.1-2》
ポルトガルを離れ、空路でアフリカ大陸のモロッコへと向かっていきます。
大好きなヨーロッパを離れるのは大変名残惜しいですが、リスボン空港から新たな地に向けて、いざ出発です!
【色々要注意!】リスボン空港第2ターミナル
リスボン空港の正式名称は、リスボン・ウンベルト・デルガード国際空港。
搭乗するのはヨーロッパの大手LCCのライアンエアー。
リスボン発、モロッコのマラケシュ行きです。
ライアンエアーは色々と手厳しいことで有名なので、余裕を持って搭乗時刻の3時間前に着くように空港に向かいました。

リスボン空港では、ライアンエアーを含むLCCは第2ターミナル発着となっています。
事前にネットでチケットを発券できなかったため、まずはライアンエアーのカウンターへ。
おそらくシェンゲン協定内の移動なら事前にオンラインでチェックインが出来るのですが、それ以外の便はビザの確認等を受けてからチケットを発券する流れになっているようです。
(ちなみに日本人は90日以内の滞在ならモロッコのビザは必要無し)

こちらがその、カウンター。
謎にシャッターが半分閉じているのですが、やる気が無いのでしょうか。
窓口は1つしか開いていなかったのですが、私の前に並んでいた人が20分も掛かったせいで大幅なタイムロスとなりました。
“一人20分も掛かるなんて、何をそんなに入念に確認されるんだろう”とビクついていましたが、スマホの予約画面とパスポートを出したところ、あっという間に発券完了。

こちらがそのチケット。

続いては荷物の預け入れカウンターへ。
先程までは空いていたのに、私がチケットの発券に行っている間に団体様が到着したようで、長蛇の列です。
しかも、荷物のサイズや重量オーバーで皆続々と超過料金を言い渡されています。
ライアンエアーは値段が安い分、LCCの中でも特にルールに厳しいことで有名。
そんなこんなで、全然列が進まず30分以上のタイムロス。
やっぱり早く到着しておいて良かったです。
因みに私は事前に預入荷物のオプションをつけていたので何の問題も無く荷物の預け入れも完了。
何かと高額な追加料金を課してくることで悪評高いライアンエアーですが、ルールを守って利用する分には過度に警戒することはなさそうです。
さて、チケットもゲットしたし荷物も預けたので、セキュリティチェックを受けて制限エリア内へ。

まず目に入ったのは、免税店。
え。狭….
試供品の化粧水とか使う気満々でしたが、そんなものどこにもありません。

そして、待機エリアに溢れかえる人々。
ベンチはそれなりに席数があるのですが、それを遥かに凌ぐ人混みの為一席も空いていません。
まぁでも、ラウンジに行けば問題なし!
私にはプライオリティパスがついている♪
・・・と思いきや、、
リスボン空港の第2ターミナルにはラウンジなどというものは存在していませんでした。
空港から免税店とラウンジを取ったらもはや何の楽しみも残らないではないですか。
いや、事前に調べれば分かることではあったのですが、私の中では『首都の国際空港にラウンジが無いはずがない!』と思い込んでいたのです。

ラウンジをあてにして空腹のまま空港に来ていたので、唯一あった売店で巷の倍以上のお値段のエッグタルトとパイ的なものを買いました。
ベンチも空いていないので、その辺で立ち食いします。(ちなみに、マックはあったけど混みすぎてて入れなかった)
さて、食べ終わった後はさっさと搭乗ゲートに向かうのみ。
しかし、自分の乗る便のゲート番号がなかなか電光掲示板に表示されません。

やっとゲート番号が表示されたのは搭乗時刻の15分程前。
が、、、ゲートに向かおうとすると、そこには終わりの見えない長蛇の列!!!なんじゃこりゃ!!!
この時まで私はよく分かっていなかったのですが、リスボン空港第2ターミナルではシェンゲン協定圏外の便に乗る人のみ、セキュリティエリア内に入ってから出国審査を受ける仕組みになっているようです。
つまり、本来は電光掲示板にゲートが表示される前からこの出国審査の列に並んでおかなければならなかった模様。
・・・たしかに、「アフリカ大陸に移動するのにパスポートに出国スタンプ押してもらってないな」とは薄々感じてはいたのです(←ならなぜ呑気にエッグタルトを食べていたのか、自分でも謎。。)
人混みの中あわあわしてたら、あっという間に搭乗ゲートが閉まる時間に。
相手は情け容赦のないライアンエアー。これは緊急事態です。
意を決した私は心からの「ソーリー!」を連発しながら列の最前部までぐいぐい進み、そこにいた優しそうなおじさまに狙いを定め、ありったけの緊急事態感を漂わせながら列に入れてくれるように懇願しました。
長い時間並んでいるだろうに、おじさんは快く私を列に入れてくれました。本当に感謝。皆さま、大変申し訳ございませんでした。

パスポートチェック自体はとても簡単なもので、すぐに出国スタンプをもらうことが出来ました。
しかし、決死の覚悟で辿り着いた搭乗ゲートは予定時刻になっても中々開かず、結局30分の遅れ。

ようやくゲートが開いたあとは、大した誘導があるわけでもなく、みんな自由な感じで飛行機へ。
さすが格安航空会社しか乗り入れていない第2ターミナル、全てにおいてなんだか対応が雑です。
そんなこんなで何とか無事に搭乗し、飛行機は目的地のモロッコへと旅立ちました。
マラケシュ・メナラ空港到着
日付が変わるころ、飛行機は無事マラケシュ・メナラ空港に到着。

とりあえず飛行機を降ろされたものの、またしても誘導などが無いのでみんな飛行機の周りをうろついています。

係らしき人がめんどくさそうに「あっちですよ。はい、行って行って。」と一声掛け、ようやくみんな動き出しました。
日本ならネットニュースくらいにはなりそうなレベルの対応の雑さです。

空港に入るとセキュリティエリア内に猫ちゃんがいました。
モロッコはネコ天国だと聞いてはいたけど、こんなところにまでいるとは。

入国審査では、宿泊予定のホテルを聞かれた以外は特に何もなく、あっさりとスタンプをもらえました。
どこぞのインドとかいう国とは違い、到着ロビーにはATMが複数台ありました。(忘れもしない、コルカタ空港の悪夢…)
モロッコは楽天モバイルの海外ローミングが使えるので私は必要ありませんが、SIMカードを売る店もいくつかあり。
空港の建物は大変綺麗でベンチも複数あり、朝まで仮眠を取っても特にお咎めを受けるようなことはありませんでした。
空港から市内へ

夜が明けたので、いざ市街地へと移動していきます。
マラケシュは意外にもGoogleマップのルート検索でバス停の位地やバスの番号まで調べることが可能。
それによると、空港からはL11かL12かL19というローカル路線バスで市内に行けるようです。

地図を見ながら到着したのがこちらのバス停。
空港の出口からは、徒歩10分程でした。
バス停だと分かるようなものは一切なく、人が集まっていなければここにバスが停まるなんて一生気付けなかったでしょう。
昨日までいた安心安全のヨーロッパから、一気に別世界に来たことをたちまち実感させられます。
しばらく待って来たバスはそれなりに混んでいましたがぼられることもなくスムーズに乗ることが出来ました。
料金は片道4ディルハム(60円くらい)でした。

バスは、10分程で街の中心のフナ広場横のバス停に停まりました。
広場にはびっしりと馬車が。
写真で見る分にはちょっと素敵な感じに見えますが、馬糞の匂いが半端ないです。
マラケシュのおすすめ宿
まだ早朝ですが、荷物を置きたいのでとりあえず予約している宿に向かいます。

埃っぽい路地に走り回る原付バイク。
飛行機でほんの2時間半程移動しただけなのですが、ヨーロッパとは全く違った雰囲気です。
この雑多な感じ、なんだかワクワクします。
やはり旅の醍醐味の一つは、こういう新たな地を初めて歩く瞬間にあるのだと思います。
マラケシュで宿泊したのは、Happy Marrakchy Hostel。

早朝に押しかけたにも関わらずにこやかに迎えてくれたスタッフのお兄さん(イケメン)が、屋上のテラスでウェルカムティーを淹れてくれました。
モロッコ名物のミントティーは、高い位置から注いで空気をまぜるのが美味しさの秘訣なんだそうです。
モロッコ初の記念すべきミントティー、大変美味でした。

ウェルカムティーの後は、朝食まで出してくれました。
モロッコは元フランスの保護領だったことからパン文化が根付いているのだとか。
一見品数があるように見えて実はパンしかありませんが、これはモロッコの定番の朝食スタイルのようです。
朝食を食べ終わると、「疲れてるでしょ?好きなだけ休んでね!」とすぐにベッドを用意してくれる神対応。
早朝に押しかけたのに追加料金なしでここまでもてなしてくれたのは、久しぶり…というかこの旅初かもしれません。
中心のフナ広場からは少しだけ距離があるけど、マラケシュに行かれる方にはぜひぜひおすすめしたい宿です。(スタッフのお兄さんたちみんなイケメンだし)
ひと眠りさせてもらったあとは、早速マラケシュ街歩きへ!と行きたいところですが、長くなるのでそれはまた次回の記事に!
本日も、お読みいただきありがとうございました。
当ブログは、にほんブログ村のランキングに参加しています。
↓のバナーをクリックして、皆様の一票をぜひよろしくお願いいたします。

コメント