【モロッコ②】マラケシュから1泊2日でエッサウィラへ

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《2024.3.5-6》
マラケシュからバスで3時間程行ったところに人気の港町があるとの情報をゲットし、行ってみることにしました。

町の名前は、エッサウィラ

なんでも、魚介が美味しく長閑で居心地が良いので、沈没するバックパッカーも多いのだとか。
旧市街は世界遺産にも登録されているとのこと。
それでは早速、行ってみましょう!

マラケシュからエッサウィラへ

マラケシュからエッサウィラへの行き方は、バス、ツアー、タクシーなどがあります。
バスとツアーは値段に大差は無いようなのですが、私は現地で1泊して自由に過ごしたかったのでバスで向かうことにしました。

エッサウィラに向かうバスは、CTMという民営の格安バスとSupratoursというツーリスト用バスがあります。

最初は民営バスで向かう予定でしたが、よく調べてみると大して値段に大差がない上に、民営はぼろくて汚く時間も守らないという散々な口コミが散見されたので、ツーリスト用バスを利用することに。

チケットは公式HPからでも購入可能なはずなのですが、何度試みてもクレジットカードがはねられてしまい決済が出来なかったので、マラケシュ滞在中にバスターミナルまで買いに行きました。

バスターミナルは↑の地図の場所。

バスターミナルは新市街にあり、旧市街からは歩いていくには遠すぎるので市内バスで向かいます。
街のシンボルのクトゥビアの塔の前にはバス停が集まっており、どの方面に行くにも大体ここからバスに乗ることが出来ます。
ルートやバスの番号はGoogleマップ検索で楽々。
マラケシュの公共交通は割と難易度低めです。

市内バスのお値段4ディルハム。(65円くらい)
しっかりチケットももらえたので、ぼられる心配もなく安心。

こちらが、バスターミナルです。

時刻表

汚くてよく分からない時刻表ですが、エッサウィラ行きは1日5~6便が運航している模様。

私は10時45分発、13時45分着のチケットを購入しました。
お値段片道100ディルハム。(1600円くらい)
指定席なので座席を取られてしまう心配もありません。

さて、当日。
バスは大変綺麗で特に何の問題もなし。
時間も遅れることなくしっかり厳守されていました。
私はあらかじめチケットを買っておいたのでギリギリに向かいましたが、乗り込んだ時にはすでに満席!
当日だと売り切れていた可能性もあったので、事前に買っておいて良かったです。

マラケシュからエッサウィラへの道中の景色は、ほぼ乾いた畑や荒野が続いていました。
この道の途中には、木登りをするヤギがいるらしいです。
アルガンの木になる実を食べるためにたくさんのヤギが木に登るようになったんだとか。

せっかくならその光景を目にしたく窓の外をガン見していたのですが、あっという間に睡魔に襲われ夢の中へ…。
気が付いた時にはバスはすでにエッサウィラに到着していました。

エッサウィラの宿

エッサウィラで宿泊したのは、Atlantic Hostel
女子ドミ一泊5.5ユーロ(1000円くらい)とお手頃で立地もよく、快適なお宿でした。

入口こそなんだかボロくて薄暗い雰囲気ですが、部屋の清潔度は許容範囲。(写真撮り忘れたので無し)

この宿のおすすめポイントは、屋上からの眺め。
屋上はレストランになっていますが、別に何も注文しなくても景色は楽しめます。
部屋のベッドで寝転がっている時に、突然部屋に戻って来た同室の欧米女子が「屋上から見る空がとても綺麗よ!今行かないと暗くなっちゃうわ!ほら、早く来て!!」とまくしたててきた時には「ちっ…別に空とかどーでもいいわ…」などと思いましたが、見ておいて良かったです。

エッサウィラ観光

城塞に囲まれたエッサウィラの旧市街(メディナ)は世界遺産にも登録されています。
現在の街は18世紀にフランス人建築家の設計を元に作られたんだそうです。

早速城壁の中へと入っていきます。

これは、なんとも美しい街並み!
マラケシュのような埃っぽさは無く爽やかな雰囲気で、白と青の建物が並ぶ街並みはまるでギリシャのサントリーニ島のようです。(サントリーニ島行ったこと無いけど)

どことなく洋風な建物とモスクが並ぶ街並みは、まさにヨーロッパとイスラムの融合。

こちらは旧市街のメイン通りです。
レストランや露店が並び、大変活気があります。

中道に入ると、こんな風情溢れる通りも。
どこを切り取っても大変絵になる町です。

エッサウィラは漁業の盛んな港町なので、城壁の外にある港にも足を運んでみました。

どこまでもずらっと並ぶ舟。
手前に停めてしまうと外側の船がどけるまで漁に出られなさそうですが、大丈夫なんでしょうか。

港にはおこぼれを狙うおびただしい数のカモメが。
糞が降ってくるのではないかと気が気ではありません。

エッサウィラの港では新鮮な魚介類を格安で食べられるとの情報をネットで見たのですが、午後に行ったためかすでに魚市はほぼ店じまい状態でした。
格安の刺身やウニを期待していたのに、残念。

魚介を食べなくては気が収まらないので、旧市街に戻りローカル食堂で魚介のフライを食しました。
パンがついて30ディルハム。(約460円)
フライの入ったガラスケースが子汚く、たらいに入った皿洗い用の水はドブ川のような色でしたが…インドあたりではそんなこと日常茶飯事だったのでまぁ大丈夫でしょう。
揚げたてのフライは大変美味でした。

満腹にならなかったので、おやつを食します。
ドーナツ2ディルハム(約30円)は大変魅力的。

揚げたてアツアツで大変美味しくいただきました。
満足です。

お腹がいっぱいになったあとは、引き続き街を散策。
城塞は一部登れる場所があり、海に向かってずらりと大砲が並んでいました。
ヨーロッパに程近い港町の防衛には、こんなにもたくさんの大砲が必要だったのですね。

街歩きの最後には、夕日を鑑賞。
本日も大変良き一日でした。

・・・さて、夜になり宿でくつろいでいたところ、体調に異変が起きました。
物凄い腹痛に加え、吐き気・・・。
これは、、明らかに中毒。。

犯人は、日中に子汚い食堂で食べた魚介のフライだと思われます。
インドあたりでは不衛生な食堂での食事など当たり前だったのですが、その後衛生的なヨーロッパを挟んだことで私のお腹はすっかり先進国仕様にリセットされていたようです。

この夜は幾度となくトイレとベッドを往復し、眠れない一夜となりました。

翌朝。
寝不足と腹痛でげっそりしていますがとりあえず宿をチェックアウト。
午後のバスの時間まで再び街歩きに出発です。

と言っても、エッサウィラの旧市街はマラケシュほど広くなく半日もあれば歩けてしまう規模感なので、すでにさほど見たいと思うような場所は残っておりません。

故に、昨日も歩いた通りを再びぶらぶらとしながらネコを愛でたりして過ごします。
モロッコはどこに行ってもネコが多いのですが、ここエッサィラは特にその数が多い気がします。

おこぼれを待つネコ。

座って休憩していたらいつの間にか傍に来てスリスリしてくるネコちゃん。
イスラム圏ではネコを大切にする人が多いので、イスラム圏のネコは大変人懐っこい子が多い気がします。

本当は午前中の内に昨日の港に行って魚市場で海鮮を食べるつもりでしたが、お腹のコンディションが最悪なので泣く泣く断念。
これにてエッサウィラ観光は終了です。

エッサウィラからマラケシュへ

帰りのバスは、エッサウィラに到着した際にエッサウィラのSupratoursオフィスで購入しておきました。

上の写真に写っている青い扉の建物が、エッサウィラのSupratoursオフィスです。
14時15分発で、お値段は往路と同じく片道100ディルハム。
帰路のバスも満席だったため、やっぱり事前にチケットは買っておいて良かったです。
バスは往路同様大変快適で、3時間程でスムーズにマラケシュに帰ることが出来ました。

エッサウィラ、最後は食中毒の苦い思い出が残ってしまいましたが、雰囲気が良く大変素敵な街でした。
マラケシュほどごちゃごちゃしていなくて人も少ないのも嬉しいポイントです。
物価もマラケシュなどの大きな街に比べれば若干安めだし、バックパッカーが沈没してしまうというのも納得。
でも、私は1泊で十分だったかな。
お腹を壊さず美味しい魚介を堪能できていればまた感想は変わっていたかもしれません。
エッサウィラに行かれる方、食べ物にはぜひお気を付けください!

さて、次回はモロッコで一番楽しみにしていた2泊3日のサハラ砂漠ツアーに参加します!
本日もお読みいただき、ありがとうございました。

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