【続インド④】ジョードプル ~見どころ満載のメヘランガール城塞見学~

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《2023.10.16》

ジョードプルの小高い丘の上に立つメヘランガール城塞
ジョードプル観光の一番の目玉です!
今日は、そのメヘランガール城塞に、ぜひ乗り込んでいきたいと思います。

以下、メヘランガール城塞について解説を少々。

メヘランガール城塞とは
1459年に、この地に都を遷都した当時の王により建設が開始された。
その後、時代の流れとともに城塞は拡大。敵襲などにも持ちこたえ、1947年まではマハラジャ(藩王)の居住地として使われていた。


時計台のある広場周辺から入場ゲートまでは、上り坂がちょいときついですが歩いて20分ちょっとの道のりです。

到着!
この門を入ったところにチケットオフィスがあります。

こちら、チケットオフィスです。
入場料は600ルピー。
うん、事前に下調べした通りの価格。
前情報によると、この料金に日本語オーディオガイドが含まれるんだよね?どこでもらえるの?

…と思っていたら、

職員:「オーディオガイダンスはコロナの感染拡大防止のために廃止になりました。ソーリ―^^」

えーーー…。そんなぁ。。
日本語オーディオガイドの解説が丁寧だし面白いと聞いて期待していたのに。

インドの衛生環境的に、オーディオガイドを廃止したところで感染予防に役立つかは怪しいと思います。
他の要因があれこれありすぎなのです。
これを機にまず、インドの皆さんにはソーシャルディスタンスという言葉を覚えてほしいです。皆さん、肌と肌が触れ合うくらいディスタンスゼロですので。

「またいつか来るかも知れないから、オーディオガイドぜひ復活させてください!」とお願いしておきましたので、今後もし復活したら、皆様どうぞ私に遠慮なく感謝してください。

ちなみに、カメラ持ち込み料がかかるという情報がありましたが、かかりませんでした。
600ルピーに全部込みです。

中に入場すると、早速この迫力の光景。
か…かっこいい。
敵襲を耐え抜き城を守った城塞の力強さが伝わってきます。
早速中に入っていきます。

圧巻。
当時の技術でこの規模の建物を作るには相当の労力と工夫が必要だったことでしょう。

幾重もの門。強固な城塞だったことがうかがい知れます。

おばさんのTシャツに目がいきますが、見てほしいのは門の壁の手形です。
昔はマハラジャが亡くなると妻も一緒に殉職するしきたりがあったそうで、これはその妻たちの手形なんだそうです。

実物大にしてはかなり小さめ。
インド人の皆さんが熱心にコインを貼り付けていました。どのような意味があるのか、気になるところです。

門を抜け少し上ると、ミュージアムへの入り口があります。
入る時にチケットを確認されるので、無くさないように要注意です。

中はかなり広く、かつてマハラジャやその妻たちが暮らした邸宅を見ることが出来ます。

なんとも繊細。

機械の無い時代に、どうやってこんな均一な細工を施したのでしょう。

マハラジャ所縁の品々も展示されています。

マハラジャが乗った移動具。
運ぶ方はもちろん大変だったと思いますが、乗る方もそんなに快適ではなさそうな気が。

こっちは象の背中に乗せるタイプ。

剣も。

こちら、なんとONE PEACEのアラバスタ編で登場する、あの!犬銃ラッスーの!モデル!!
といわれる銃らしいですが、ONE PEACEを読んでいない身からすると似ているのかどうかよく分からず。

ただ、なぜわざわざ銃を犬の形にしたのかという謎。

マハラジャが使っていたという部屋も多数残されています。

こちらは寝室だったそうですが、こんなにもよく眠れなそうな寝室も珍しいのでは。
なぜ壁から天井まで鏡張りにしたのでしょう。
唯一無二の自分の存在を常に確かめていたかったから?とかそれっぽいこと考えてみたりして。

こちらはタハットマハルと呼ばれる城の一室。
この部屋を好んで使ったマハラジャには、30人の妻と数十人の愛人がいたそうです。
マハラジャに問いたい。
そこに愛はありましたか?あなたにとって愛とはなんですか?“と。
現代の世に降臨していただいて、婚活に悩む女性陣に講演会とかしたら面白いことになりそうです。

城内には他にも煌びやかな王座の間や貴重な調度品の数々が残されています。

全てをご紹介することは控えますが、大変充実した内容の素晴らしいミュージアムでした。
メヘランガール城塞の見どころの多くはこのミュージアムの敷地の中にあると言っても差し支えないかと思います。

ミュージアムの敷地を出たところにある道。
この道をかつてマハラジャとその家臣たちが歩いたのですね。

ちなみに、この城塞の中の一部の敷地は、未だにマハラジャの所有物とされているそうです。
どの部分だかよく分かりませんでしたが、それより、現在の世の中にもまだマハラジャっていたんだ…ってことが驚き。

城下に睨みを効かす大砲。
城壁にはいまだに、かつての戦禍の砲弾の跡などが残っているそうです。

城壁の端っこまで歩くと、小さなヒンドゥー寺院がありました。

皆さん、熱心にお祈りをされています。

ちなみに、インドの他の観光地同様、ここでも外国人はもれなくインド人のセルフィ―地獄に襲われます。毎回思うけど、見知らぬ外国人と写真撮ってどうするのでしょうか。

そして、平凡な観光客の私から見れば、私なんかよりあなたたち自身の方がよほど物珍しい出で立ちをしていると感じるのですが…その頭につけてるのは一体何…?

なんかたぶん、私が行ったこの日がなにか特別な日だったらしく、多くのインド人は皆一様に頭にこの布を巻いていました。
気になったけど結局何なのか解明できず。
ご存じの方がいらっしゃいましたら是非コメント欄にてご連絡ください。

そんな感じで、メヘランガール城塞、見学終了。
見所盛り沢山で、3時間以上も滞在してしまいました。

ラジャスターン州の都市には城塞があることが多く、私もこれまでアーグラ城やアンベール城などを見て参りました。

しかし、このメヘランガール城塞は一味違います。

繊細さ、煌びやかさ、力強さなど、ここまで多くの要素を併せ持った城は、ここしかないのでは?とすら思います。

「またお城かぁ。入場料もかかるし、もう見なくても良いかな…。」とか思ってる人がいるかいないか知りませんが、声を大にして言いたい。

メヘランガール城塞は絶対に見ておけと。

きっと後悔はしないはずです。

そんなこんなで、充実のジョードプル観光はこれにて終了。
次回は、深夜バスに乗って一路、アーメダバードを目指します。

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