【続インド⑫】インドで思ったこと

世界一周日記
スポンサーリンク

《2023.10.29-31》
約一か月に渡った旅もいよいよ終盤となりました。
今回のインド旅最後の街は、首都デリー。

…ですが、到着早々に詐欺師と思われるインド人に絡まれ、一気にモチベーションダウン。

【続インド⑪】デリーの詐欺師にご用心
《2023.10.29》インド鉄道に揺られること18時間、無事インドの首都、デリーに到着です。予約した宿は、ニューデリー駅前のメインバザールにあるドミトリー。メインバザールは安宿が集まる賑やかな通りで、旅人の間では『タイのカオサン...

その後も大都市の雑踏に飲まれ、終始テンションは中の下くらいでしたので、デリー観光については正直特筆したいようなことが特にありません。
それでも以下、写真と共にかるーく振り返りを…。

インド門
バスの車窓から見たのみです。

アグラ―・セン・キ・バオリ
市内の住宅街の中に突如として現れる階段井戸です。
無料だし、これが初めての階段井戸なら『おぉ!』となったかも知れませんが、いかんせん世界遺産のとんでもない階段井戸を見てしまったあとなので、特に感動は得られず…。

ジャマ―マスジット

あのタージ・マハルを作ったことでお馴染みの、シャージャハーンが作ったインド最大級のモスクです。
ちょっと前まで『入場料は無料でカメラ持ち込み料が300ルピー』だったようですが、現在は『入場料は300ルピーでカメラ持ち込み料が無料』に変わっていました。

礼拝の前に身を清める水場。

…いや、清まらないでしょうこれは。
私の目には、皆さんが細菌を体にぬっているようにしか見えないのですが。

ジャマ―マスジットのモスク内部。
警備員が、「君、ちょっとこっちきて。ここ、写真綺麗に撮れるよ。」と私を誘導し、そしてチップを要求してきました。
神の御前(モスク)でも私欲むき出しとは。バチが当たりますよ。

レッドフォート
こちらもシャージャハーンゆかりの建築物で、アグラのアグラ城と造りがそっくりらしいので中へは入らず。

なぜ世界遺産の目の前にガチャガチャした遊園地を作るのでしょう。
しかもどれもこれもキーキーガタガタ音を立てています。
インド人にしてみれば、「メンテナンスってなに?食えるのか?」って感じでしょう。

アクシャルダム寺院
世界最大のヒンドゥー教寺院としてギネスにのったことがあるそうで、しかも入場は無料!ということで行ってみました。
カメラどころかスマホすら持ち込み禁止で写真はありませんが、中は何だか「???」な世界でした。
あんまり言及すると色々あれなので詳しくは書きませんが、ちょっと怪しげな雰囲気が漂っています。
イッツアスモールワールドのインド版みたいな乗り物もありました。
気になる方は是非行ってみると良いかと思います。

国立ガンディー博物館
入場料は無料です。

ガンジーが銃で撃たれ暗殺されたときに着用していた、血痕のついた服が展示されています。
他にもガンジーゆかりの品や写真が多く展示されていました。

ラージガート
国立ガンディー博物館から徒歩圏内にあります。

ここでガンジーは火葬され、その遺骨はガンジス川と南アフリカに散骨されたそうです。
皆が祈りを捧げる厳粛な雰囲気の中、若者が近づいてきて「セルフィ―一緒に撮ろうよw」って…。
よく見たら、墓石と記念撮影をして写真を売る商売をしているインド人までいます。
空気を読むっていう概念、インドには無いのでしょうか?…無いか。

コンノートプレイス
イギリス植民地時代に整備された場所で、今はインドの最先端ブランドが集まるエリアとなっています。
我らがユニクロもありました。
ネパールでヒートテックインナーを紛失してしまったので買おうかと思いましたが、日本の倍の値段だったので購入には踏み切れず…。
ユニクロは海外ではわりと高級な扱いになっているようです。

ちなみに、最先端ブランドが集まるからと言ってハイソな人ばかりが集まっているかというとそうではなく、むしろ物乞いや柄の良くない人もたくさんいます。
私はここで思い切りリュックを触られました。
振り返ると中学生くらいの少年がニヤニヤしながら逃げていきました。
コンノートプレイスはスリや詐欺の被害も多いようなので注意が必要です。(ここだけじゃないけど)

それにしても、空気が悪いです。
昼間なのに、空が霞んで辺りがピンク色に見えます。
一日外を歩き回ると、喉と鼻の奥が痛くなるくらい。
ひどい日には一日でたばこを10本吸ったのと同じ分くらいの有害さなんだとか。

そんな感じであっという間に最終日夜。
晩酌のお供にと買った『レモンチキン』は、ヨーグルトのようなものにまみれ、レモンの風味は皆無でした。
付け合わせの緑いろのソースはパクチー味。ねぇ、レモンどこ。

で、全然満足できなかったので、道端の屋台でマギーを食してインド食べ納め。
文章の投げやりさから、私がいかにデリー滞在中テンション低めだったかお分かりいただけると思いますが、ともかくこれにてデリー観光およびインド旅は終了です。

インドで思ったこと

最後に、初めてのインド旅で私が感じた事を少々。

百聞は一見に如かず

インドで一番強く感じたのは、『百聞は一見に如かずだな』ということ。

女一人でインド旅行に行くという話題になると、必ずこういった声が上がります。

「え、大丈夫?危ないんじゃない?」

私も実際、インドに来る前は正直少々不安でした。

しかし、実際に初めてインドに来て、女一人でインドを旅してみて感じました。別に言うほど危なくありません。
確かに盗難や詐欺被害なんかは日本よりはるかに多いだろうけど、暴力沙汰だったり身の危険を感じるような場面はこの旅の中では一度もありませんでした。
もちろん、変な人について行かないとか、夜遅くにうろつかないとか、最低限の自己防衛は必要ですが、それはどこの国に行ったって同じことです。

“インドは危ない”と思っている人は大抵インドに行ったことが無い人だと思うし“インドは危ないから行かない”と思っている人は、ぜひその考えを変えてみてはどうかと思います。

あと、もう一つよく言われることが、“インドに行くとお腹を壊す”ということ。
私も絶対にインドで体調を崩すだろうと思っていた為、日本を出発する前に「インドでお腹壊して痩せる予定だから大丈夫w」とか言って送別会で暴飲暴食を繰り返して2キロ太りました。
しかし結果、一度もお腹を壊すことはなく、なんならカレーに飽きることもなく、最後まで食欲全開のまま…。
え。蓄えておいた私の脂肪、減るどころか増えてる。
本当に、何事も身をもって体験してみないと分からないものです。
但し、旅の途中で出会った旅人さんの中には、お腹を壊したり発熱に苦しんでいる方もいたので、これは人によるようです。

インドは思ったより発展している

私の中のインドのイメージは、無法地帯でした。

マナーも秩序も無く、道はゴミに溢れ、人も動物も入り乱れるような場所。それが私の中の勝手なインドのイメージでした。

しかし、実際に訪れてみると、インド(特に大きな都市)は想像した以上に発展している印象を受けました。
観光地は大体ゴミ箱が設置されて綺麗に整備されつつあるし、都市間には立派な高速道路があるし、大きな街には高層ビルが立ち並んでいる。
そこまで裕福ではなさそうな人も皆スマホを持っているし、QRコード決済を導入しているような場所も多い。
電車も、意外と時間通りに目的地に着くことも多かったし遅延状況は逐一スマホアプリで確認できる。

30年前の日本と今の日本が全然違うように、というかそれ以上のスピードで、インドも日々近代化していっているのでしょう。

本当に勝手ながら、ふと思うのです。“あぁ、こうやってどんどん世界が均一にならされていくんだなぁ”なんて。

インドは、2036年のオリンピックの招致を本気で目指しているんだそうです。
今までのインドのイメージからすれば、「いやいや、無理でしょ!選手に毎食カレー出して手でおしり拭かせたりするんじゃないの?スタジアムとか永遠に完成しなそうw」とか思ってたかもしれませんが、案外現実味の無い話でもないのかもしれません。
“コルカタ五輪”とか…。おー、こわ…
今後のインドがどのようになっていくのか、気になるところです。

しかしやっぱりインドはインド

“想像した以上に発展している”などと書いた直後であれですが、近代化の真っ只中にあろうと、今現在のインドはやっぱり噂に違わぬカオスな面も持ち合わせていました。

道はゴミだらけ、動物だらけ、糞だらけだし、どこに行ってもクラクションが超絶うるさいし、交通ルールなんてあったもんじゃない。

そしてとにかく、インド人みんな滅多やたらに話しかけてくる。
場所によってはそれこそ10mおきに誰かしらに話しかけられ中々前に進めないことも…。

このインド旅で、何回まったく知らない人と写真を撮ったことでしょう。

私の見立てでは、話しかけてくる人の5割はただ外国人に興味あるだけ、4割は客引きと詐欺、1割は神的に親切な人です。(あくまでも個人の意見です)

親切な人はありえないほど親身に助けてくれる半面、うざい人は心からうざく、時には発狂しそうになることもあるインド。
一方、他人に嫌な思いをさせられることが少ないかわりに、感動するほど救われる機会も滅多にない日本。
どちらが良いなどとは一概には言えませんが、その違いは私にとっては衝撃だったし面白さを感じるところでもありました。

あと、カースト制はやっぱりインド人のマインドの中に今でも大きく根付いているということを目の当たりにする機会が多くあり、割と衝撃的でした。
どの町にいっても必ずいる物乞いや路上生活の人たち。彼らのほとんどは低カーストかカースト外の低い地位に属しているのだと聞きました。

ある日、デリーの街中でバスに乗っていた時、信号が赤になったタイミングで女の子が車道に出てきて側転や後ろ回りを披露しはじめました。信号待ちをしている車からおひねりをもらおうとしているのです。
固いアスファルトの上で何度もくるくると回る彼女の眼は、まるでこの世に絶望しているかのように生気を失っていました。
インドを離れた今でも時々その時の彼女の様子がふと頭に浮かびます。

また別のある日、ボロボロの衣服を着てガリガリに痩せたうつろな目の男性が、天を仰ぎながらふらふらと車道に出ていきました。
“危ない!”と思った次の瞬間、彼は私の目の前でバイクに跳ね飛ばされました。
幸い命に別状はなさそうでしたが、あわや目の前で命が亡くなるところでした。
彼は、“車に轢かれたくない”とか“死にたくない”とか、そういった感情がすでにどうかしてしまっていたのだろうと思います。

命の扱いに対する軽さもまた、カースト制の影響によるものなのでしょうか。
世界一人口の多い国であるインドですが、その一人ひとりの命が等しく尊ばれるような社会とは現状ほど遠いでようです。

まとめ

旅の途中で知り合ったインド人女性は言っていました。

「世界中にあるほとんどものは、インドにもある」と。

だから彼女は、旅が大好きなのにも関わらずインド国外に行ってみたいとは思ったことは一度も無いんだとか。

まぁ、それは正直ちょっとどうかと思うけど、言われてみれば確かにそうだと思ったりもします。
富も貧困も、
極寒も常夏も、
海も山も砂漠も大河も、
歴史ある遺跡も近代的な高層ビルも、
各地の固有の文化や言葉や食べ物も、
インドには全部ある。

なんだか、底知れないパワーを感じるインド。
色々強烈過ぎて滞在中は一刻も早く離れたくなるのに、離れるとなぜかまた行きたくなるインド。
本当に、面白き国だなと思います。

本当はもっと書きたいことが沢山あります。
ブログに書きそびれた色々なエピソードなど…
でもそれをしていると、永遠にインドから抜け出せなくなるので、一旦これにてインド編は終了。

嫌な思いもたくさんしたのになんか悔しいけど、インドは絶対必ずまた来ます。

長きに渡ったインド編をお読みくださった方、ありがとうございました。

さて、次回は、シルクロードのあの国にひとっとびします!

当ブログは、日本ブログ村のランキングに参加しています。
↓のバナーをクリックして、皆様の一票をぜひよろしくお願いいたします。

にほんブログ村 旅行ブログ 世界一周へ

コメント

タイトルとURLをコピーしました