中国ラオス鉄道に乗ってビエンチャンからルアンパパーンまで行ってみた(2023年)

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2023年8月、世界一周旅行の最中にラオスのビエンチャンからルアンパパーンまでラオス中国鉄道に乗って移動してみましたので関連情報をご紹介します!

中国ラオス鉄道とは

中国ラオス鉄道(ラオス中国鉄道ともいう)は、ラオスの首都ビエンチャンから中国の昆明までを繋ぐ鉄道で、2021年に完成したばかりの新しい鉄道です。

今後はタイまでも沿線を延ばす計画があるようです。
これまで山道を10時間以上も走らなくてはならなかったのがたった2時間弱でスムーズに目的地に到着できるとあって、現地では大変注目されている今話題の鉄道です。

チケット購入について

今回私は、ラオスの首都ビエンチャンから北部の街ルアンパパーンまでの区間乗車しました。
ビエンチャン発の列車の乗車券購入方法は、2023年8月時点で以下の通りです。

①ビエンチャン郊外の鉄道駅に行き窓口で購入
②市内の販売窓口(ビエンチャンセンター)で購入
③専用アプリで購入
④市内の旅行代理店で購入
⑤ネットのチケット販売サイトで購入

このうち、①と②に関しては乗車の2日前より購入が可能なようです。
難点としては、①の場合、駅が市内から大分離れており買いに行くのにかなりの時間とお金が掛かる。②の場合、どうも現地の人が使うQRコード決済でしか支払いが出来ないらしい。
というわけで①と②は諦めました。


③も現時点では支払い方法が限られており、日本から持っていったVISAやMasterのクレジットカードでは支払いが出来ないとのことで却下。(今後できるようになる可能性ありなので、その場合はこの手段が一番お得で便利です!)

というわけで④の方法を試みたのですが、私がチケットを購入しようとした日はたまたま週末と重なっており、なかなか開いている代理店が見つからず…

結果、止むを得ず⑤の方法で予約しました。
私が使ったのは12go(ワンツーゴー)というチケット予約サイトです。
こちらは、シンガポールとタイにオフィスのある会社で、アジア諸国のバスや鉄道などの交通機関のチケット予約を行うことができます。
日本語にも対応していて、いくつかのステップで簡単にチケット予約が出来るので大変便利です。

気になる料金は、宿から駅までの送迎付きで4425円でした。

後から分かったことですが、私の乗った列車のチケット代は275,000キープ(2070円くらい)です。
市街地から駅までは距離があるので送迎サービス代を多めに見積もって500円だとしても、2000円弱手数料を取られている計算になります。
日本では都市間電車の料金が4000円ちょっとなら全然高くないという感覚だったので躊躇なくポチってしまいましたが、いざ計算してみると『うぐぐぐぐぐぐ…』となりますね。。

仕組みとしては、12goが現地の旅行会社に確認を取り、現地の旅行会社が実際のチケット購入や送迎などを行っているようで、12goと現地旅行会社双方に手数料が掛かるために値段が高めとなってしまうようです。

なので、値段の面で比較するなら
アプリなり窓口なりで自力購入< 現地の旅行代理店窓口で購入< チケット予約サイトで購入
となると思います。


ただ、手間の掛からなさで考えると順位はその真逆になるので、短期の旅行等でより効率よく動きたい場合はネットで簡単にぽちっと予約してしまうのも一つの手だと思います。

乗車までの流れ

ネットで予約する際に宿泊先のホテル名を入力しておくと、お迎えが来てくれます。
私は朝6時のお迎えの予定でしたが、お迎えが来たのは6時40分。
タイ人は大概時間にルーズな印象ですが、ラオス人も同じなのでしょうか。発車に間に合うのかにわかに不安です。

お迎えに来たのはゴルフ場のカートのような車でした。これでそこそこスピードを出すので、髪の毛はこの上なくぐしゃぐしゃになります。
他の人をピックアップしてて遅くなったのかと思ったら、私が一人目でした。この後、他のお客さんをピックアップしていざ駅へ。
駅までは30分くらいかかります。
私の列車7時30分出発なんですけど、本当に間に合いますか。

ビエンチャン駅に到着です!
大きくてピカピカです。そしてとても中国っぽいです。

運転してきたドライバーは、私たちを降ろすとスマホ画面をプリントしたようなチケットをポイっと渡しすぐさまいなくなってしまいました。

駅の入り口にはセキュリティーチェックがあり、そこでパスポートと乗車券の確認があります。
それなりに長い列に並び、自分の順番が来たのでパスポートと先ほどの紙を見せたところ、係りの人が一言。

「この紙はチケットじゃないよ。」

えーーーーーーーーー。。。。。

なんでも、この紙は予約確認書で、それをチケット窓口でチケットに引き換えてもらう必要があるんだとか。
チケット窓口は今並んでる駅の出入り口とは反対側の端っこで、100メートルくらい先。
私の列車出発予定時刻は7時30分。
ただいまの時刻、7時20分。

もはや、何も考えている暇は一寸たりともありません。
とにかく全力で走り、チケット窓口に群がっている他のお客さん(たぶん主に中国人)を「ソーリー」連呼しながら全力で押しのけ、窓口の小窓からチケットとパスポートをねじ込み、「I have no time!」とまくし立ててなんとかチケットをゲットしました。

全力でセキュリティーに戻り駅の中へ。

こちら駅の構内です。広くて大変綺麗です。
この時点で発車5分前。なぜ私は写真なぞ撮ってる余裕があったのか大変疑問です。

駅は大変シンプルな作りで、今のところは発着している列車の本数も多くないので、駅の中にさえ入れてしまえばホームまでは迷わずスムーズにいくことが出来ます。(念のために電光掲示板で自分がのる列車とホームを確認しましょう。)

こちらが私がのる列車です。
発車3分前に無事乗車。
そして、列車は7時30分になるや否や時報かの如くピッタリに駅を発車しました。

ちなみにこれが、死に物狂いで手に入れた乗車チケットです。
あのドライバー…時間には遅れるわチケット引き換えのこと何も言わずいなくなるわ…まぁでも無事に乗れたのでよしとします。

車内の様子

こちら車内の様子。

ラオスにしては珍しく割と冷房が効いています。

大きな荷物を入れる荷物棚。写真のように、自転車用のワイヤーロックで荷物を繋いでおきました。

トイレ。
電車のトイレは大抵汚いものと思っていましたが、ものすごく綺麗です。

洗面台。めちゃくちゃ綺麗です。ハンドソープや手拭きペーパーまでしっかり備えているという完璧っぷりです。

途中、車内販売もありました。
値段ははっきりとは分かりませんが、隣のおじさんが購入しているのを見た限りではたぶん街中のお店より多少割高?という感じだと思います。
ちなみに、駅にも売店はあるようでしたがとても割高との声もあるようなので、もし車内で軽食を取りたい場合は事前に市内で買っておいても良いかもしれません。

私は行きませんでしたが、車内には軽食を売る売店もあるようです。

到着後の流れ

列車は、定刻ぴったりにルアンパパーン駅に到着しました。
乗車時間は1時間55分です。

駅を出る時にもう一度乗車券の確認があるので、乗車券を捨てたり車内に置いてきたりしないように注意が必要です。(たぶん本来降りるべき駅できちんと降りてるかチェックしてるものと思われます)

こちらルアンパパーン駅です。ビエンチャン駅と見た目が大変似ています。

駅を出ると、市街地に行く乗合バンがたくさんとまっており、ドライバーが「タクシー?」と声を掛けてきます。


値段は一律で決められているようでどのバンに乗っても35000キープ(263円くらい)です。交渉している人もおらず交渉の余地もなさそうですし、バン以外には市内に出る手段も無いようなのでおとなしく払いましょう。

バンは乗客一人ひとりを指定の宿まで送り届けてくれます。
駅から市街地までは、大体20分くらいです。

まとめ

ビエンチャンからルアンパパーンへの移動手段は他にもバス(ミニバン)や飛行機がありますが、バスは悪路を片道10時間以上走らなくてはならず値段も200000キープ前後で列車と大差ありません。
飛行機は言うまでもなく高額ですし、空港での待ち時間等を考えるとむしろ列車より時間を要するのでは?という気さえします。

結果:ビエンチャンールアンパパーン間の移動は、中国ラオス鉄道しか勝たん。

予約や乗車の流れなど最新情報がありましたら、ぜひコメント欄にて教えていただけましたら幸いです!
以上、お読みいただきありがとうございました☺

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