旅へ出ることへの不安

世界一周準備
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私はたぶん割と記憶力がよく、昔のことを結構よく覚えています。

小さい頃、私はよく祖父母の家に遊びに行きました。
祖父は、私が遊びに行く度に、台所の茶箪笥の前で私に“きをつけ”をさせて背の丈に鉛筆で印をつけました。

祖父母宅の周りは田んぼで、家の周りにはたくさんカエルがいました。

私はよく、外でカエルを捕まえて遊びました。
当時はまだ家の中にハエがいるのが当たり前の時代で、祖父はハエ叩きでハエを捕るのがとても上手でした。
ある日、外で捕まえてきたカエルに祖父が捕まえたハエを与えると、カエルはそれを食べました。
私が興味深くその様子を見ていたので、祖父は足が悪くてあまり動けないのに、一生懸命にハエを捕まえようと家中を動き回りました。

夜には、よく祖母と近所を散歩しました。
真っ暗な田舎道の街灯には大きな蛾がたくさん群がっていました。
目線を下に落とすと、街頭に照らされた道には大きな虫がたくさんいて、祖母はそれを“おけら”だと言いました。
“おけら”は、拝むように前足を合わせていました。

小学5年生の時、 NHKの童謡コンクールで友だちと2人で童謡を歌いました。
他にも同級生はたくさんいるのに、出てみないかと先生に声を掛けてもらえたことが嬉しくて、何度も練習をしました。
出場したことは親にも言いませんでした。
結果は残せなかったけれど、何度も放課後の音楽室で練習をしたことや、歌った歌の歌詞までよく覚えています。

小学生の頃、共働きだった両親は留守番をする私のために犬を飼ってくれました。
日中誰も家にいないので、犬は外で鎖に繋がれて飼われていました。
私が学校から帰ると、犬は私の足音を聞いていつも家の前でちぎれそうなくらい尻尾を振って待っていました。
寒い日も暑い日も毎日。

・・・・・・・・・

あれから随分と時間が経ちました。


祖父は随分前に癌で亡くなりました。
祖母も年老いてホームに入り、祖父母の家は知らない誰かに売られてしまいました。
いつも遊びに行くたびに背の高さを測って、物差しと鉛筆で印を付けたあの茶箪笥はどこにいったのでしょう。
たくさん遊んだ家。おじいちゃんとおばあちゃんがたくさん可愛がってくれた家。

夜の道路で見たあの虫は、本当に“おけら”という名前だったのでしょうか。
そして、大人になってから一度も“おけら”を見たことが無いのですが、今でも存在しているのでしょうか。

6年間通った小学校は、老朽化で取り壊されました。
思い出がたくさん詰まった教室や音楽室もどこにも無くなってしまいました。

大好きな元気いっぱいの犬も年老いて亡くなってしまいました。

全部覚えているのに、はっきり思い出せるのに、懐かしくて今でも時々夢に出てくるのに、絶対に戻れない日々。

本当は旅に出ることが大変に不安です。

不安なのは、お金とか仕事のことではありません。
婚期を逃すことでもありません。
(もう既に逃してるのでそんなことは今更です。)
旅先で事故やトラブルに巻き込まれることでもありません。
(まぁそれも多少心配ではありますが)


一番不安なのは、海外をフラフラしているうちに自分の居場所がどこにも無くなるのではないかということです。


30代の今、

友だちはどんどん結婚して子育てに追われている。
バリバリキャリアを積んで仕事で大成している友達もいる。
両親は子育てを終えて自分達2人だけの老後の生活を始めようとしてる。
祖母は年老いて弱ってしまい、一度別れたら次生きて会えるかも分からない。
それでも今は、仕事でそれなりの責任を与えられ、毎日同僚に囲まれ、休みの日には数少ない独身友達と飲みに出かけ、狭いけど居心地の良い部屋もある。

だけど、今居るこの場所を離れてしまうと、小さい頃の思い出の中にしかないあの場所みたいに、もう二度とここには戻って来られなくなる。
それが何より不安なのです。


私、実は寂しがり屋だしメンタルも激弱です。

それでも旅に出ると決めたからには、その決断に納得できるように、思い切り旅を、そして人生を楽しむ所存です。

因みに、なんで今宵はこんなにセンチメンタルになっているかというと、仕事で上手くいかないことがあり、すっかり気持ちが滅入ってしまったのがきっかけだと思われます。あと、ちょっとヤケ酒を煽りすぎて情緒不安定にn

旅に出ることを若干躊躇っているようにも感じたかもしれませんが、もう職場にも退職の意向は伝えてありますので、世界一周の旅に出ることには迷いはございません。


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コメント

  1. チョコ より:

    初めまして。あまりにも気持ちがわかるので、ついついコメントさせていただきました。私も十数年前に同じような境遇でしたので。旅に出るか出ないか、そんなことはもう決めたことなのに、迷う夜がある。そんな迷いや不安も含めての素晴らしい体験なんだと思います。そんな不安があるからこそ、光輝く日があるはずです。人生は戻りたくても戻ることはできません。心のままに楽しんでください。それでは、良い旅を。

    • SACHIESACHIE より:

      To チョコさん
      コメントいただき、ありがとうございます!
      当ブログ初コメントだったので、感無量です。
      チョコさんも同じ経験をされたのですね。温かいお言葉、ありがとうございます。
      悔いのない旅になるよう、準備を進めていきたいと思います。

  2. こいち より:

    こんにちは
    出会いは別れの始まりと言います!
    職場の女性は話しの中でよく、いざとなれば誰かに転がり込むと前向きですよ!
    坊主も説法で、仏はみんなが幸せになるのを願っていると言っていました!
    今この時この時を楽しんだら良いと思います、
    未来の方が良いかもしれません。
    こいち
    余裕があれば一周といわず三周ぐらいして下さい、疲れたなら途中帰国も有りだと思います!

    • SACHIESACHIE より:

      To こいちさん
      コメントありがとうございます。
      何が正解かなど誰にも分からないので、今を楽しんでいこうと思います☺

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