【ケニア③】マサイマラ国立保護区へ、2泊3日のサファリツアーに行ってみた!

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ケニアで絶対にやりたかったこと。
それは、サファリに行くこと!!
ライオンキングの舞台のような広大なサバンナで野生動物の観察をするのは、アフリカ旅の目玉とも言えるでしょう。
というわけで、ナイロビを観光した後は早速、サファリツアーへ出発です。

サファリツアーの選び方

サファリに行くに当たって、一番悩むのは“ツアー選び”かと思います。
アフリカは言わずと知れた野生動物の楽園であり、数多くの国立公園が存在します。
まずは、なにが見たいのか?その為にはどこの国立公園に行くのが良いのか?をリサーチする必要があります。

目的地が決まったらあとはツアーに申し込むだけなのですが、現地には星の数ほどのツアー会社が存在します。

私が使ったのは、SAFARI BOOKINGSというツアー検索サイトです。

このサイトでは、マサイマラに限らずアフリカ全土のサファリツアーを検索することができ、複数のツアー会社から値段の比較をすることも可能です。

私は、
・マサイマラ国立公園で2泊3日のツアー
・マサイ族の村への訪問が含まれている
・1人参加可能

という条件の下で出て来た、いくつかの会社と直接メールでやり取りを行い、その内のLenchada tourist campというツアー会社に申し込みをしました。

2泊3日の英語ツアー、ガイドへのチップ以外の諸費用や食事は全て込で330米ドル。(メールで価格交渉の結果、少しまけてもらってこの値段に。)
マサイマラでのゲームサファリは1日目と2日目のみで、3日目はマサイ村を訪問してからナイロビに戻るというスケジュールでした。

いざ、ツアーへ出発!

ツアー当日は、朝7時半に宿までお迎えが来てくれました。
ナイロビ中心部のツアーデスクまで行き、現金で支払いを済ませてから、いざツアー車に乗り込みます。

大体のサファリツアー会社は、大人数のワゴン車(安価)か、馬力があり少人数のジープ(高額)かを選ぶことが出来ます。
私は安価なワゴン車のツアーを申し込んでいたのですが、人数が揃わなかったとのことで追加料金無しでジープツアーにアップグレードされました。

「330ドルしか払ってないってことは他のメンバーにはぜっっったいに秘密ね!」と何度も釘を刺されたので、相当ラッキーな値段で参加出来たんだと思います。

ツアーメンバーは、一人参加のイタリア人女性、三人でドイツから来たというガールズグループ、そして一人参加の私の計5名でした。

1日目

ナイロビを出発したのは朝8時過ぎ。
街を抜けると、景色はアフリカらしい自然が多くなりました。
集合が朝早かったこともあり、車内では皆爆睡。

午後14時半頃、マサイマラ近くのキャンプに到着。
昼食はビュッフェです。

こちらが、2泊するテント。

二人用ですが、一人で使わせてもらえました。
入室した瞬間にアフリカサイズの巨大ゴキブリに遭遇し、大絶叫してスタッフのマサイ族になだめられました。
テント内のシャワーはなぜか断水しており、母屋に浴びに行くスタイルでした。

一休みしたあと、16時くらいからサファリに出発。

マサイマラ国立公園のゲートに到着。
わくわく。

入場後、まず現れたのはヌーとインパラの群れ。

ヌーは、サバンナのアグリーファイブ(不格好な5種の動物)に選ばれているそうです。
何とも不名誉な称号です。

ガイドのスティーブ曰く、インパラは一番強くてイケてるオスだけがメスと群れてハーレムを形成するのだそう。
それ以外のオスは負け組の独身同士で群れを作り、草を食べながら一生を終えるのだとか。

スティーブ:「インパラの世界はバチェラーさ。」
ガールズ①:「女と群れを作ったら一人で全員を守るんでしょ?責任重すぎよ。私は気楽に草食べてる方がいいわ。」
ガールズ②:「でもそれだと、一生女とヤれないのよ?」
ガールズ①:「あー、、たしかに。それも嫌だわ。」

というやり取りから、車内では“責任が重すぎる人生と性欲を満たせない人生は、どっちが不幸か??”という謎の話題に。
皆さん、目の前の大自然にもう少し集中しませんか?

車内がよく分からない話題で盛り上がってる頃、目の前にはバッファローが。
バッファローは、サバンナのビックファイブ(ぜひ見たい5種の動物)の内のひとつです。

チーターにも遭遇!
こちらもビックファイブのメンバーです。
スティーブ曰く、結構レアなんだそうで、ラッキー。

夕焼けに照らされながら草を食べるシマウマ。
大変絵になります。

1日目の最後は、夕日で締めくくり。
燃えるような空に、なんだか胸が熱くなりました。

国立公園を出て、マサイが放牧している牛の群れをかき分けながらキャンプへと戻ります。

晩御飯もビュッフェスタイル。
毎食米を食べられるのが、日本人には嬉しいポイントです。

2日目

2日目は、丸一日マサイマラ国立公園でのゲームサファリです。
朝6時半出発のはずが、私も含めた全員がシレっと15分くらい遅れた為、7時近くの出発となりました。

国立公園のゲートの手前で土産物を押し売りするマサイの女性たち、
車体を叩き、窓の僅かな隙間から強引に手を突っ込んでくる様は、ウォーキングデッドを彷彿とさせます。

この日もゲート付近ではたくさんのインパラやヌー、シマウマたちを見ることが出来ました。
↑の写真は、インパラの亜種らしき何か。

カンムリヅル。
ウガンダの国旗の真ん中に描かれている鳥です。

イボイノシシ。
こちらはアグリーファイブのメンバー。
言っては悪いけど、確かにブサイク。

ライオン!!!
横顔がめちゃくちゃ美人。
ビックファイブのメンバーです。

「何日か前は、ライオンが狩りをしているところを見れたんだぜ!」とガイドのスティープ。
ライオンは数日に一回しか狩りをしないので、その姿を見れるのはかなりレアなんだそうです。

ガールズが「トイレ我慢できない」と騒ぎ出したので、トイレ休憩。
自分で適当な草むらを見つけて用を足す野ションスタイルです。

ここで事件発生。
私が選んだ草むらにはたまたまアリの巣があったらしく、用を足している間に両足からでかいアリが這い上って来て、ズボンの中がアリまみれに…。

チクチクと足を噛むアリに悶絶する私を見て、「ズボン脱いで払い落としてきな!」と言うガールズたち。
でもこの日の私は、エジプトで買ったとてつもなくダサい下着を着ていたので、なんとしてもズボンを脱ぐわけにはいきません。

ギャーギャー騒ぐ私と、寄ってたかってズボンを叩いてアリを潰すガールズ。
そしてその様子を苦笑しながら見守るスティーブ。
たった5人しかいないのに、随分騒々しいツアーメンバーです。

因みに、マサイマラの中にもちゃんとしたトイレは存在します。
しかも、この立派なトイレは、さっきのアリ騒動があった場所から20分くらいの距離でした。
スティーブよ、それならそうと、もっと早く言ってくれれば良いものを…。

ガールズがトイレから全然戻ってこないので、ガイドのスティーブと記念撮影。
動物の事となると熱いマシンガントークを繰り広げるのに、ガールズたちが恋バナなどを始めるとたちまち黙り込む、うぶなナイスガイです。

ランチは木陰で弁当をいただきました。
近くで薄毛の鳥が弁当を狙っています。
彼らハゲタカは、死肉を食べる“自然界の掃除屋”なんだそう。
こちらも、アグリーファイブのメンバーです。

ランチのあとは、アフリカゾウの群れに遭遇。
こちらはビックファイブのメンバー。
ビックファイブ、5種コンプリートにリーチをかけました。

こちらはハイエナ。
アグリーファイブのメンバーです。
アグリーファイブもコンプリートまであと一種。

キリンの親子にも遭遇。

子キリンがこちらに興味を持って見つめてくるのが、なんともかわいらしいです。

写真ではよく分かりませんが、川にはワニの群れ。

ダチョウもその辺にうようよ。
地面にいる虫でも食べているのか、ぺこぺこと何度も頭を下げていました。
それを見たガールズが、「お辞儀しまくってるわ!まるでジャパニーズね。」って・・・
いや、あなたたち・・・。今やんわりジャパニーズをディスりましたね?

最後におさるを見てこの日のゲームサファリは終了。
国立公園の動物には絶対に餌をあげてはいけないことになっているのですが、ガールズがこっそりサルにバナナをあげてました。
「お菓子とかはダメだけど、バナナは自然界にもあるものだからOKよね」って・・・。
いや、どう考えてもダメでしょう。

ちなみに、ビッグファイブとアグリーファイブは、両方あと1種を残してコンプリートは達成できませんでした。
ビッグファイブの残りの一種のサイは、別のエリアに生息している為、2泊3日のツアーではまず見ることが難しいのだそうです。

キャンプに戻った後は晩御飯のビュッフェ。
毎日メニューは変わるので、飽きずに食べられます。

夕食後は、キャンプファイヤーを囲んで語らいのひと時。
“結婚と幸せについて”という、サファリとは一ミリも関係の無いトピックについて、ガールズたちと盛り上がったのでした。

3日目

3日目は朝からマサイ族の村への訪問です。

到着すると、早速マサイの男性陣が歓迎の歌とダンスで迎えてくれました。

かの有名な“マサイジャンプ”も披露してくれたのですが、驚く程高く飛ぶ人もいれば、別にそうでもない人もいました。
マサイに生まれたからと言って誰もが超人的な脚力をお持ちのわけではないようです。

マサイ村では、一番高くジャンプできる男子が村で一番人気の女性と結婚出来るという習わしが、現在も続いているのだそう。
因みに、マサイは一夫多妻制で、過去には第2夫人になった日本人もいるようです。

女性陣も何やら歓迎のお歌を歌ってくれました。

歌い終わるや否やポジションに付き、お土産を売り始めるマサイの女性陣。
売っているのは、手作りのキーホルダーやアクセサリー。
現在のマサイ族の生計は、お土産売りと放牧で成り立っているそうで、土産物販売は彼らの大切な収入源なのだそう。

頼んでもいないのに半ば強制的にライオンの鬣の帽子をかぶせられました。

この帽子は、ライオン狩りに成功したマサイの戦士だけが被ることを許されるのだそう。
かつてはマサイの男性は、一人前の男になるためにライオン狩りの儀式を行っていたのですが、今は自然保護の観点から政府に禁止されています。
現在は、大人が子供たちに口頭でライオンの刈り方をレクチャーして、どうにか伝統を絶やさないようにしてるんだとのことでした。

突然、火起こしの実演が始まりました。
慣れててチャチャっと火が起きるのかと思いきや、かなり苦戦しているご様子・・・。
マサイ村では一度火を起こしたら9年間は絶やさないように火を守るのだそうで、一から火を起こす機会はほとんど無いのだそうです。
なら、実演してくれなくても良いのですが。

「ほら、あそこでゾウが草を食べてるよ!」と、山の中腹を指さすマサイ。

いやいや、見えません。

マサイ族の視力がずば抜けているというのは本当のようです。

家の中にも入らせてもらいました。
マサイの家は、泥と牛の糞で女性たちが3か月くらいかけて作るのだそうです。
家の耐久性は9年くらいが限界なので、そのくらいの周期で村を移動しながら暮らしているのだそう。

この2DK的な家には8人家族が暮らしているのだそうですが、正直とても狭いです。
電気は通っているものの水道はなく、シャワーは川で水をあび、トイレはその辺の草むらで済ませるそうです。
因みに、上の写真のマサイ男性の腕には、ギラギラのいかつい金の腕時計がはめられていました。

こちらは、マサイ族御用達の万能な葉っぱ。
体にこすりつければ虫よけになるし、トイレの後は紙代わりになるし、熱が出た時は冷えピタ的なかんじで使えるし、黄色く変色した葉を煮出せばお腹の薬にもなるとのこと。

村周辺にはたくさんの牛が放牧されています。
食肉と牛乳のほか、牛の生き血もマサイにとっては大切な栄養源なんだそうです。

近年は、都会の生活に憧れ、伝統衣装を脱ぎ捨てて街に出ていくマサイの若者が増えているのだそう。
そこで、伝統衣装を着ていなくてもマサイ族だと見分けられるようにするために、マサイの男子は11歳くらいになったら強制的に下の前歯を引っこ抜かれるのだそうです。(しかも麻酔無しで。)

大変興味深い民族の暮らしを見ることが出来て、満足です。
これにてマサイ村の見学及び、2泊3日のツアーの全工程が終了です。

昼食を食べた後は、ナイロビに戻ります。
他のメンバーとスティーブは、長期ツアーの為これから更にサバンナの奥地まで行くとのことで、ここでお別れをしました。
ツアーの満足度はメンバーにも大きくされると思いますが、今回は本当に良いメンバーとガイドに恵まれ、別れが名残惜しかったです。

私一人の為に来てくれた迎えの車でナイロビへ。

途中、ドライバーさんとナイロビの治安の話になった際のやり取り。
私:「ナイロビは治安があまり良くないから、外国人はあまり一人で街を歩かない方がいいですよね?」
ドライバー:「いやいや、日中は問題ないよ。安全さ。」
私:「でも歩きながらスマホとか見たら、獲られちゃうこともあるんですよね?」
ドライバー:「そうだな。可能性は五分五分だな。まぁ、でも命まで獲られるってことは滅多にないから大丈夫w」

うーん。この国では、安全の判断基準は命を獲られないことなのか。なるほど・・・。

送迎車は、夕方ナイロビ市内に到着。
市内バスの派手さが、そこはかとなく治安の悪さを醸し出しています。

ナイロビ中心地のホテルにチェックイン。
Kahama Hotel Nairobiという3つ星ホテルですが、宿泊は1泊2000円弱と手頃で、サファリの疲れをいやすことが出来ました。

感想

憧れだったアフリカでの本格サファリツアー、本当に最高でした!!!

たくさんの野生動物との出会いはもちろんのこと、サバンナに沈む燃えるような夕焼けも、ガイドやツアーメンバーとの車内のお喋りも、マサイ族の村も、全部大変印象深く心に残っています。
私が行った後、国立公園の入場料の値上げや物価の高騰により、ツアー代は更に高額になっているという話を耳にしました。
それでも、せっかくケニアに行ったなら、サファリツアーへの参加をぜひおすすめいたします。

決して損はしないはず!!

さて、ケニア旅はこれにて終了。
次回はケニアの首都ナイロビからバスで国境を越え、隣国タンザニアの首都ダルエスサラームまで移動していきたいと思います。

本日もお読みいただき、ありがとうございました。

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