《2024.1.19-20》
クラクフからプラハへ
ポーランドのクラクフから、隣国チェコ共和国の首都プラハへと移動していきます。
ネットで比較検討したところ、チェコを発着地とするバスや電車は、Regio Jetという会社が一番安いことが分かりました。
夜行列車の運賃は760ズウォティ。(当時)
チケットは事前に公式サイトで購入しました。
発車場所であるクラクフ中央駅は、巨大ショッピングモールに直結しています。
大変立派でおしゃれなモールです。
モール内には、荷物預かり所もあり。
泊まった宿ではチェックアウト後の荷物預かり不可だったので、ここで夜までキャリーバックを預かってもらえて大変助かりました。値段も数百円でとても手頃でした。
(駅構内にも荷物預かり所はありましたが、ショッピングモール内の方が安かったです。)
電車の出発予定時刻は深夜0時58分でしたが、52分遅れで深夜2時の発車となりました。
遅れる場合は、何分遅れるかが電光掲示板に表示されるので安心です。
駅構内はWifiも飛んでいるし椅子も沢山あるので、深夜でも特に困ることはありませんでした。
でも、駅のトイレは有料なので、ショッピングモールが閉まる午後10時前にモール内の無料トイレで洗顔や歯磨きも全て済ませておきました。
列車は6時間弱でプラハに到着。
1時間近く発車が遅れたのに、なぜか到着は定刻でした。
プラハ中央駅構内。
抱き合う男女を激写したみたいになってしまいましたが、私が撮りたかったのは電車です。
Regio Jetは、黄色い車体が目印です。
駅の中にはカフェなど色々なお店があります。
ATMもあったので、チェコの通貨コルナを調達しました。
Regio Jetのチケット売り場もあったので、次の目的地へのバスチケットをここで購入しておきました。
プラハの宿
早朝の到着ですが、まずは宿に荷物を預けてしまいたいと思います。
駅を出て歩き始めて速攻で気付きました。
この街、超美しい!!
早く街歩きしたい気持ちを抑えつつ、宿へ。
プラハで宿泊したのは、Hostel Jasmin。
一泊10ユーロでプラハの最安値だったのでこの宿に決めたのですが、スタッフさんは大変親切だし、部屋は暖かく、布団は清潔でフカフカ。
駅もバスターミナルも徒歩圏内にあり、主要な観光地へも頑張れば歩けないことは無いので、プラハでは一度も公共交通機関を使わず観光出来ました。
キッチンが無いので本格的な自炊は出来ないのが少々難点ですが、冷蔵庫と電子レンジ、使い捨てカトラリー等はあります。
私は自前のタッパを使って電子レンジでインスタントラーメンや温野菜など自炊していました。
早朝に行ったにも関わらず荷物も快く預かってもらえて助かりました。
プラハ街歩き
さて、早速街歩きに出かけたいと思います。
私、旅に出るまで正直チェコという国には大して関心が無く、失礼ながら“イタリアやフランスとかに比べたらマイナーなヨーロッパの国”ぐらいに思っていました。
しかし、びっくり。なんと美しい街だこと!
調べてみると、プラハは1000年以上もの長い歴史を持つ街なんですね。
そのあまりの美しさから「黄金のプラハ」や「宝石都市」と言われたり、歴史ある様々な様式の建築が見られることから、街全体が「建築博物館」と言われたりしているようです。
どうでしょうこの街並み。
ひとつ前に訪れたクラクフの街も大変歴史の重みは感じる街だったのですが、プラハの街は色彩豊かで華があるかんじがします。
歩いているだけでうきうきするような街です。
この黒い塔は、かつて火薬の貯蔵に使われたことから火薬塔と呼ばれているそうです。
一応この塔を境に、新市街と旧市街が分かれているようです。
旧市街を中心地に向け進んでいくと、広場に行き当たります。
この広場にはゴシック、ルネサンス、バロック、アールヌーボーなど様々な建築様式の建物が並んでいるそうで、どれが何だかさっぱり分かりませんが、とにかく四方八方から煌びやかなオーラが溢れています。
歴史ある教会や美しい建築物、どの方角を見てもあまりにも非の打ちどころが無いのでどこを向いたら良いのか分からなくなり、広場の真ん中でクルクルと2回転くらいしてしまいました。
こちらは、広場に面した旧市庁舎にある天文時計。
9時から21時の毎正時に仕掛けが動くとのことなので、タイミングを合わせて見に行ってみました。
とっても豪華な装飾の時計。
どんなからくりが見れるのでしょうか?
イッツアスモールワールドみたいなお人形が出てくるのかな?わくわく。
と思っていたら、現れたのは…
リアルなおじさんとおじいちゃんの像。
小窓から次々と姿を覗かせては、皆一瞬にして去っていきました。
え…怖。なんか思ってたのと違った。
よくみたら、骸骨がチリンチリンと鈴鳴らしてるし、最初から可愛い要素はゼロだったようです。
窓から姿を覗かせたからくり人形たちは、キリストの12使徒なんだって。
怖いおじさん扱いして大変失礼いたしました。
さて、旧市街広場を抜けて更に進んでいくと、街の中心を流れる川に行き当たります。
上の写真は、その川に掛かる有名なカレル橋。
1356年に建設が始まり、1402年に完成したそうです。
1400年というと日本は室町時代。
それが今でも現役の橋として使われているのだから驚きです。
橋の両サイドの欄干には、30体の聖人の像が並んでいます。
まるで美術館並みの素晴らしい像ばかりなのですが、とにかく人が多くてなかなかゆっくり立ち止まることが出来ません。
真冬の閑散期でこれなら、繁忙期はいったいどれだけ人でごった返しているのでしょう。
橋を渡った先にも、美しい旧市街が続いています。
見てください、この絵本の世界のような街並み!
プラハ、どこまで行っても美しく、本当に何にも非の打ちどころが見当たりません。
女子で例えるなら、“性格も頭も良い上に、ミスコンで優勝しちゃうくらいの美貌の持ち主”。それがプラハのイメージです。
川の対岸で一番の見どころは、丘の上に立つプラハ城。
上の地図の場所がそれです。
プラハ城に行くには、上の写真のような坂道を登らなくてはいけません。
冬だとこれが、滑る!!
特に、気温の低い朝夕は要注意です。
坂道を上の方まで登っていくと、プラハの街を一望することが出来ます。
こちらは城壁の内部です。
敷地内には、お城と聞いてイメージするような建物がドンと建っているわけではなく、教会や宮殿、庭園などをはじめたくさんの建物が密集しています。
こちらはプラハ城の模型。
その敷地はとても広く、世界最大としてギネスブックにも登録されているんだそうです。
プラハ城壁内の最大と言える見どころは、こちらの聖ヴィート大聖堂。
1344年から500年もかけて完成したという、超巨大な建築物です。
こちらは入場料有料。
この大聖堂を目の前にするまで、私は思っていました。
“ヨーロッパの大聖堂なんてどこも似たような感じでしょ。別にここでお金払って入場しなくても…”と。
しかし、この大聖堂を見た瞬間、その考えは一気に変わりました。
これは、入ってみないわけにはいかない!!
それくらいに、この大聖堂からは物凄いオーラが感じられたのです。
大聖堂の建物をよく見ると、雨どいが人の形になっていました。
雨が降ると、口の部分からどばーっと水が流れ出る仕様です。
魔除けの役割もあるんだそうですが、その苦しそうな表情はまるで二日酔いの日の自分を見ているかのようです。
思わずシャッターを押した瞬間、スマホの充電が底をつきました。
時刻もすっかり夕方です。
どうせお金を払って入場するなら時間をかけてじっくり見たいし、写真も撮りたい・・・
というわけで、聖ヴィート大聖堂の見学は翌日に持ち越し。
ブログ的にも何だか長ったらしくなってしまったので、本日はこの辺で一旦区切りたいと思います。
次回は、聖ヴィート大聖堂及び、プラハの見どころを引き続き観光していきます!!
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