【続インド②】ジャイプール1日観光 ~コンポジットチケットはお得なのか?~

世界一周日記
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《2023.10.12-13》
タージマハルのあるアグラから、インド鉄道で次なる目的地に移動していきます。
目指すのは、ピンクシティーとの別名でお馴染みの、ジャイプールです。

アグラからジャイプールへの道のりは、電車で4時間程。(遅延さえしなければ)
今回の列車は、CC(AC Chair Car)という座席クラスを予約してみました。

車内はこんな感じ。
細部を見れば壊れかけていたり汚い部分もありますが、目を細めて見れば日本の都市間電車にも引けを取らないクオリティーです。

ふと隣の座席に目をやると、足がありました。
一瞬、人間の足首が置いてあるように見えてギョッとしました。
隙間にねじ込んでまで足を伸ばして、リラックスできるのでしょうか。
抜けないように足首がっちり固定してからコチョコチョしたらどんな反応するでしょうか。ふふふ…

列車は順調に進み、無事定刻にジャイプールに到着です。

ジャイプールでチェックインした宿が、インドとしては異例の清潔さでとても快適だったので一応ご紹介しておきます。

Horn ok please hostel Jaipur

Horn Ok Please Hostel Jaipur, Jaipur – Updated 2023 Prices
Ideally located in Jaipur, Horn Ok Please Hostel Jaipur offers a buffet breakfast and free WiFi throughout the property.

一泊1000円ちょっとするのでインドのドミトリーとしては若干お高めと言えなくもないですが、朝食はついてるし、キッチンも清潔で使い放題だし、共有スペースは広々ピカピカでのんびりネットもし放題だし、部屋もトイレも掃除が行き届いてるインドとは思えない快適宿でした。

1泊してアグラからの移動疲れを癒したあとは、朝からジャイプール観光!

ジャイプールは、ピンクシティーと言われる旧市街、郊外のアンベール城、天体観測所のジャンタル・マンタルがユネスコの世界遺産に認定されており、その他にも多数見どころが散在しています。

その見所をお得に回れるコンポジットチケットというものがあるそうなので、買ってみることにしました。

コンポジットチケットとは…

ジャイプールの以下8つの観光地に入場できる共通のチケット
①アンベール城(Amer Fort)
②ナハーガー要塞(Nahargarh Fort)
③風の宮殿(Hawa Mahal)
④アルバートホール博物館(Arbelt Hall Museum)
⑤ジャンタル・マンタル(Jantar Mantar)
⑥シソディアガーデン(Sisodiya Garden)
⑦ビドゥヤダールガーデン(Vidyadhar)
⑧イサーラト(Isarlat)

・各施設のチケットオフィスにて購入可能
・外国人料金 1002ルピー(学生は502ルピー)
・2日間有効
・一度入った施設は再入場不可

学生は半額なので、学生証がある場合は持っていったほうがお得です。

購入完了!
入場済みの施設は、穴あけパンチで穴を開けられるので譲渡や再入場は出来ないようになっています。
2日間有効ではありますが、私は日程の都合上、丸一日でこのチケットを使い倒してみたいと思います。

それではさっそく行ってみましょう!
まずは、ジャイプールと言えばのこちら…

風の宮殿 Hawa Mahalです。

こちらは、かつてこの地域をおさめていた王様が1799年に建てた宮殿です。
953個の小窓を通して風が循環するため、“風の宮殿”と呼ばれているそう。

ここに住んでいた女性たちは姿を見られることを禁止されていたため、この窓から外の祭りの様子などを見ていたそうです。
その時代にしてみれば、女一人で世界一周なんてもっての他ですね。
自分の恵まれた環境に感謝。

中から見ると、建物がぺらっぺらだということがよく分かります。

かわいい色とりどりのガラス

こちら、ハワ―マハルの全体模型。
特にこれといって絶対的な見どころがあるわけではありませんが、内部は意外と広く、当時の様子に思いを馳せながら見て回るのは楽しかったです。所要時間は全部で1時間弱。

ハワ―マハルを出て向かったのは、ジャンタル・マンタル。
こちらは、天文学に精通していたかつてのマハラジャが1728年から建設をはじめた天文観測所です。
ハワーマハルからは歩いて数分のところにあります。

一見現代アートのようですが、こちら全て300年も前に作られた天体観測装置です。

中でも目を引くこちらは、巨大な日時計。
現代の時計とも遜色がないくらい正確で、2秒単位で時間を測れるんだそうです。

動画でジャンタル・マンタルの歴史や天体のあれこれを解説してくれるブースもあり。
外国人である私一人の為に、わざわざ英語バージョンの動画を上映してくれました。

思いのほか楽しく見て回れたジャンタル・マンタルですが、屋外なので暑さがあまりにも厳しく、30分程で見学終了。

ちなみに、ジャンタル・マンタルのすぐ向かいにはマハラジャの宮殿であるシティパレスがあり、こちらも大変人気の観光地のようです。
しかし、コンポジットチケットにはこちらのシティパレスの料金は含まれませんので、残念ですがスルーして次に向かいます。

次に向かったのは、郊外のアンベール城
こちらは、16世紀に都がジャイプールに遷都する以前に当時のマハラジャによって建てられた城とのことです。

ジャイプール市内からはバスで30分くらいの距離。
ハワ―マハル近くの大きな交差点に行くと、「アンベルアンベルアンベルアンベール!!!」と叫び散らしてるインド人がいるので、乗り場はすぐに分かります。
乗車賃は20か30ルピーくらいだったはず。

バスは、アンベール城の真ん前で止まってくれました。
城の入場口までは、しばらく坂道を登ります。

「エクスキューズミー!!!」と叫びながら追いかけて来たおじさんがいたので振り返ったら、「君のカメラで息子たちの写真を撮ってあげてくれないか???」とのこと。
全然良いけど、データを渡せるわけでもないのに他人のカメラで撮ってもらって嬉しいものなのでしょうか…?

1ミリも乗り気ではない息子たち。

いや、君たちのその反応が正常だと思うよ。
見知らぬ外国人に撮られても、どうして良いか分からないよね。

この城一番の見どころは“世界一美しい門”と言われるガネーシャ門。
かつては王族のプライベートスペースに通じる門だったそうです。

確かに美しいけど、フランスの凱旋門とか名立たる世界の名建築の中でなぜここが一番なのかという謎。
誰基準なのでしょう。でもまぁ美しかったです。
門の中には、煌びやかな宮殿や庭が広がっていました。

城からの眺めも中々良き。所要時間1時間半ほどでした。

帰りは、来る時に降ろされた辺りで通りかかったバスに手を挙げたら乗せてもらえました。
また30分程バスに揺られ、ジャイプール市内に戻ります。

ジャイプールに着くころには段々と日も傾きかけてきました。
少し急ぎ足で次に向かいます。

次なる目的地は、アルバートホール博物館。

建物を撮ってるんだか街灯を撮ってるんだか分からない写真ですね。
たぶんちょっと疲れてきてます。

こちらの建物は、1876年に当時のイギリスの王子の来印に合わせて作られた建物だそうで、西洋建築の少ないジャイプールで若干洋風の香りを醸し出しています。

中はかなり広く、世界各国から集められた陶磁器やら楽器やら人形やら絨毯やら、果てはエジプトのミイラまで様々なものが展示されています。
“マハラジャが金に物を言わせて各国から集めたものを、大公開してみました!”みたいな感じです。

中には日本の人形も。
誰がいつインドに持ち込んだものなのでしょう。
保存状態が中々に悪く、若干朽ちかけています。

“さまざまなヨガポーズ”の展示。
よく見ると、相当奇抜なポーズが含まれています。
一番下の左から2番目とか…絶対心身整わないと思うのですが。

そんなこんなで1時間程博物館を見学し、外に出た時にはすっかり空が夕焼けになっていました。
これにて本日の観光終了です。

結局、本日コンポジットチケットを使って入場したのは以下の施設。


①アンベール城(Amer Fort)
②ナハーガー要塞(Nahargarh Fort)
③風の宮殿(Hawa Mahal)
④アルバートホール博物館(Arbelt Hall Museum)
⑤ジャンタル・マンタル(Jantar Mantar)
⑥シソディアガーデン(Sisodiya Garden)
⑦ビドゥヤダールガーデン(Vidyadhar)
⑧イサーラト(Isarlat)


②のナハーガー要塞は是非行ってみたかったのですが、少し離れた場所にあるので足を延ばせず。
⑥⑦⑧に関しては、もはやどこにあるのか、何なのかさえよく分かりませんでした。

コンポジットチケットを使わず入場した場合は、
アンベール城 502ルピー
風の宮殿(Hawa Mahal) 202ルピー
ジャンタル・マンタル 202ルピー
アルバートホール博物館 300ルピー
合計 1206ルピー

なのでコンポジットチケットを買った方がお得にはなりました。
ただ、ジャンタル・マンタルとか正直、コンポジットチケットに含まれてなかったら見に行かなかったかも。
2日間フルに使ってあちこち回りたい方には絶対お得なチケットではあると思います。

このコンポジットチケットも、2015年くらいまでは400ルピーだったとか。
各施設単体の入場料も、私の手元にある2018年の地球の歩き方より値上がりしていました。
インドの経済成長は喜ばしいことではありますが、ニートにはツライ現実です。

帰り道に、人気店“LASSI WALA”にてラッシーを一杯。
クセが無くて大変美味しゅうございました。

スタンプラリーのようになってしまいましたが、これにてジャイプール観光は終了。
次は、ブルーシティー・ジョードプルに移動していきます!

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