【続インド③】ブルーシティー・ジョードプル観光日記

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《2023.10.14-17》

ジャイプールからジョードプルへ


ジャイプールからジョードプルへインド鉄道で移動していきます。
乗車したのは、SL(スリーパー)クラス。
300㎞程の距離を移動してお値段215ルピー(400円くらい)と格安です。

お向かいに乗車した親子3人が1名分の席しか予約していなかったようで、私たちのコンパートメントはぎゅうぎゅう詰めでした。
まぁでも5時間ちょっとの距離だし全然問題なし…と思っていたら、列車は駅でも何でもない僻地で謎に1時間以上停車し、トータル2時間程遅延しました。

でも、小さな子どもたちのたわいもやり取りを見るのは大変面白かったです。
兄弟げんかをしたり、かと思えば仲良く笑い合ったり。
ママも、子どもたちが飽きてきて愚図れば歌を歌ってあやしたり、おやつを与えたり、お昼寝させたり。
そして最終兵器はスマホのYou tube動画。日本もインドも同じですね。

ジョードプルの宿

列車はすっかり日が暮れてからジョードプルに到着。
ジョードプルの駅から宿が集まる旧市街までは徒歩30分程の道のりです。
旧市街までの通りは夜も明るく賑やかなので、よほど遅い時間でない限り歩いても問題なさそうでした。

ジョードプルで宿泊したのは、Dylan Cafe And Guesthouse

オーナーさんがボブディランのファンのようです。

屋上のレストランの眺めが良き感じです。

部屋は、謎にマハラジャ風。
手作業で一生懸命リノベしたのが目に浮かぶような出来栄えですが、居心地は意外と良好でした。
お手頃な値段で、有名な時計台がある広場から徒歩3分と立地も抜群なのでおすすめです。

★ ディラン カフェ&ゲストハウス, ジョードプル, インド
ジョードプルにあるDylan Cafe And Guest Houseは無料WiFi、テラス、レストラン、バーを提供しています。 設備の整った専用バスルーム(シャワー、無料バスアメニティ付)が備わります。 Dylan Cafe And Guest Houseではコンチネンタルの朝食を楽しめます。...

ジョードプル市内観光

さぁ、ジョードプル観光スタート!

ジョードプルの一番の見どころは、何といっても丘の上に堂々と佇むメヘランガール城塞

このメヘランガール城塞は、あまりにも素晴らしくてとても一言ではまとめられないので、追って別記事にまとめます。。

さて、ジョードプルといえば、別名ブルーシティー。

確かに青いです。。

これは、害虫駆除のための科学塗料が青く変色したためなんだとか。
確かに、蚊などの虫は他の町に比べて少ない気もします。

“青くてかわいい映える町”を想像してこの地を訪れた人ががっかりしないように、真実をお伝えしておきます。

ジョードプルもインドですから、いくら町が映えても足元はゴミだらけです。
建物に害虫駆除の塗料塗る前に、ゴミをその辺に捨てるのやめたらかなり虫も減ると思うのですが。

ちなみに、ブルーシティーといっても町全てが青いわけではありません。
特に青いのは、↑の地図の水色の丸の辺りです。参考までに!


ところ変わって、こちらは街のシンボル的な時計台
ガンタ・ガルというのが正式名称のようです。

噂では、この時計台は漫画ONE PEACEの時計台のモデルでは?ということは、ジョードプルはあの“アラバスタ王国”のモデルでは!?と話題になっているようです。

…が、私、ONE PEACE途中までしか読んでいないので、似ていると言われても正直よく分かりません。
作者さんがこの街を訪れたことがあるのは確かなようなので、インスピレーションを得て漫画に取り込んでいても不思議なことではなさそうです。

この時計台、ネットでは“タダで上れる!”とか“10ルピーのチップで上れる!”とか色々情報がありましたが、2023年現在は、外国人料金100ルピーを支払わなければ立ち入ることが出来ません。

こんなピカピカのバナーまで作っちゃって…どこに行っても値上がり値上がりです。

私は結局登りませんでしたが、噂では、中には先祖代々時計守をしているおじいさんがいるんだとか。
そして、この時計のメンテナンス方法は、おじいさんとその息子しか把握していないという話も…。
人間、いつ何があるか分かりませんから、どうか説明書作って後世に残してくださることを願います。

こちらは、時計台から歩いて数分のところにある階段井戸
特に観光地としてピックアップされることもなく町中に埋もれていますが、なかなかに見応えがあります。
1740年代頃作られたとのことでそれなりに歴史ある建造物だと思うのですが、特別扱いされることもなく、地域の人の憩いの場として使われているのが何とも素敵です。

次にやってきたこちらは、ジャスワントタダ
メヘランガール城から程近く、徒歩で行くことが出来ます。
入場料は50ルピーです。
こちらは19世紀に、当時の藩王の霊廟として建てられた建物だそうです。
写真だと伝わりづらいですが、建物は総大理石なのでなかなか見応えがあります。
建物の中は歴代のマハラジャの肖像画がずらーっと飾られていますが、みんな同じ顔すぎて間違い探しかと思うレベルでした。

ジャスワントタダの入場口の前には、かつてこの町をおさめたラオジョーダ像。

この像の辺りからはジョードプルの町が一望できます。

ジョードプルにはこの他にも、昔のマハラジャのお墓が並ぶマンドア・ガーデンや、現在もマハラジャが住むウメイド・バワン宮殿博物館などの見どころがあるようですが、リクシャーに乗らないと行けないので私は行きませんでした。

ジョードプルの食事

都会過ぎず、独特な雰囲気もあって居心地の良いジョードプルの町ですが、唯一不便だったのは食事。

宿や観光地の集まる旧市街には、観光客をターゲットにしたツーリスティックな屋上レストランばかりで庶民的な食堂が圧倒的に少ないです。
屋上レストランもすごく高いというわけではないのですが、多少割高なうえにそんなに美味しいというわけでもなく…。

宿の屋上レストランにて。ベジターリー 180ルピー

現地の人が入るような食堂は駅の方面に密集しているようです。
旧市街からは歩いて30分近く掛かるので、ごはんを食べるためだけに足を運ぶには若干めんどくさい距離です。

そんなジョードプル旧市街で毎日食べたのが、宿のすぐ近所にあるOMLETTE SHOPのサンドイッチ。

クリーミーオムレツ 60ルピー

ネットでは、“卵が信じられないほどふわふわで絶品!”的な意見がたくさんありましたが、別に普通のサンドイッチです。何なら私でも作れそう。

でも、その“普通”がなんか病みつきになるんですよね。
ちなみに、一度“プレーンオムレツ”を頼んだらものすごくしょっぱくて、たまごもパサパサしていまいちでした。プレーンじゃないやつのほうが絶対美味しいです。

次にこちらは、旧市街の門の前にあるサモサ専門店SHAHI SAMOSA
いつもたくさんのお客さんでにぎわっていました。

どでかい唐辛子にカレー味の芋を詰めて揚げたパコラ(天ぷら)。
他の町ではあまり見なかったのですが、この辺りの名産なのでしょうか。
思った以上に激辛でしたが、激辛大好きの私としてはとても好きな味だったのでこちらも何回か買いました。(普通のサモサも打っています。)

ジョードプルのラッシー

ジョードプルのあるラジャスターン州には『マカニアラッシー』というここでしか飲めないラッシーがあり、中でもジョードプルはその激戦区のようです。

普通のラッシーがヨーグルト味なのに対して、マカニアラッシーはカルダモンやサフランなどのスパイス、フレッシュクリーム等が加えられ、クリーミーかつスパイシーな味わいが特徴なんだとか。

せっかくなので、あちこち飲み比べしてみましたのでご紹介します。

まずは、ジョードプルで一番のマカニアラッシー人気店SHRI MISHRILAL HOTELです。

場所は、旧市街の門のすぐ隣にあります。
ホテルと書かれてますが、ホテルの中にあるとかではなく、普通の軽食屋のような店舗です。

カウンターで注文すると、何やら丸いコインのようなものが渡され奥の席に通されます。
座って待っていると出てきたのが、こちら。

サフランなどが入っているのでちょっと黄色いです。
味は、普通のラッシーより酸味が少なくクリーミーで、ちょっとレモンのような風味がする感じです。
ネットで“スパイシー”というご意見も見られましたが、どう味わってもスパイスのような味は感じませんでした。私が味音痴なだけかもしれません。
人気店なだけあって、お値段強気の50ルピー。
でも美味しかったので2回飲みました。

続いては、時計台のある広場に面したフルーツジュー屋さんのラッシー。

お値段30ルピーとリーズナブル。
キンキンに冷えすぎて、中が若干凍ってシャリシャリしていました。
暑い日にはたまらない一杯!味も美味しいです。
しかし、このラッシーのせいか定かではありませんが、飲んだ後少しお腹痛くなりました。

続きまして、SHAHI SAMOSAの目の前のカートで売っているラッシー。

時計台の絵がついたカップが良い感じです。量多め。
たまたまこの時究極で喉が渇いていたからかもしれませんが、私的にはこれが一番美味しかった気がします。
お値段40ルピー。

最後に、↑の時計台カップのラッシーの隣で売られているラッシー。

どの店のラッシーよりも黄色く、もはやマンゴーシェイクでは?という見た目ですが、ちゃんとラッシーでした。
色が濃いからと言って、特別サフランやスパイスの味が濃いということも無く、まろやかで飲みやすいお味でした。というか、飲み過ぎてなんかもう全部同じ味な気がしてきた…

そんな感じで、連日ラッシーを飲み歩き、常に若干お腹緩めな状態だったジョードプル滞在でした。

町の様子

ジョードプルはそこまで都会でもなく、他の町ほど排気ガスやクラクションもひどくないので、散策がとても楽しい町です。

以下、散策して出会った町の一ページ。

この街の犬はなぜか何かの上に乗っかってる率が高いのですが、なぜなのでしょう。
『なにか?』みたいな顔してますが、キミ、そこ楽なの…?

インドですから、やっぱり牛はいます。
牛がいる=うんこも落ちてます。

全力で撮ってほしそうな視線を送ってきた少年。
撮ってあげたらはにかんで照れてました。かわいい。

めんこい子ども。

ジョードプルの人たちはそんなに押しも強くなく、親切で親しみやすい印象でした。
トゥクトゥクの客引きとかも、一度断ればすぐに引き下がってくれます。ぜひバラナシの皆さんに見習ってほしいです。

結婚式??
女性と男性で分かれて座り、何やら儀式のようなことを行っておりました。

そんな感じで、ラッシーを飲んだり街歩きをしたり3泊のんびり過ごしたジョードプル。
とても居心地が良く、落ち着ける町でした。
湿度が低くカラッとして、気候も良かったです。
私が行ったのは10月でしたが、宿のおじさん曰く、10月がベスト!とのこと。
それより早いと雨が多く、それより遅いと寒くなるんだそうです。
毎日気持ちの良いお天気の中、たくさん散策出来て幸せなジョードプル滞在でした。

次回は、ジョードプルのシンボル・メヘランガール城塞についてまとめたいと思います!

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