世界一周中の海外旅行保険、どうする?

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2023年8月より旅に出る予定のSACHIEです。

長期で海外に渡航する人の多くにとって、“海外旅行保険、どうする?”という問題は悩みの種ではないでしょうか。

私もあれこれ調べて随分悩んだので、今回は海外旅行保険についてまとめたいと思います。

海外旅行保険って、必要?

決して見習うべきことではありませんが、私は今まで韓国に2年、タイに3年、カナダに2年半在住した際、一度も海外旅行保険に加入しませんでした。

タイではよく海にあそびに行ったり、カナダでは何度もスキーや山登りにも出かけました。

今思えば、随分と自分を過信し無茶したなぁと思います。若気の至りというやつです。

海外旅行保険に入らなくても、かつての私のように特に何事も無く過ごせるケースもあると思います。

でも、

万が一事故にあったら?
体調を崩したら?
盗難にあい一文無しになったら…?

そんな時に助けてくれるのはやっぱり保険です。

特に、何ヵ国も出入国を繰り返し色々な場所に足を運ぶ冒険旅行は、留学や仕事で海外に行くよりも事故や病気のリスクが高いのは明らかです。

万が一の時に自分だけが困るのは自己責任で済まされますが、保険に入っていなかった場合は家族にまで迷惑が掛かる可能性も大いに考えられます。

家族に心配を掛けるばかりでなくお金のことまで処理してもらうようになってしまったら、死んでも後悔が残りそうです。

それに、保険に入っていないと常に万が一のことが頭をよぎり、旅の内容がどんどん保守的になっていきそうな気もします。

というわけで、当たり前のことではありますが、やはり安心を買うために保険は入るに越したことはないのは間違いないでしょう。

海外旅行保険の補償内容とは

海外旅行保険を取り扱っている日本の保険会社3社に問い合わせをしたところ、標準的な補償内容は以下の通り。

補償項目補償内容
傷害死亡ケガが原因となり死亡した場合の補償
傷害後遺障害ケガで後遺障害が残った時の補償
治療・救援費用病気や体調不良で医療機関を受診したときの治療費の補償
疾病死亡病気が原因となり死亡した場合の補償
賠償責任他人にケガを負わせたり、物損によって損害賠償責任を負った時の補償
携行品損害所持品が盗まれたり壊れたりした時の補償
飛行機手荷物遅延ロストバゲージなどにより荷物が受け取れずに必要な生活用品を購入した際の補償
飛行機遅延費用飛行機のトラブルで宿泊費用等が必要となった際の補償

その他に、歯科治療やテロ対策などオプショナルの補償内容が付いているものもあるようです。

海外旅行保険を利用する3つの方法

海外旅行保険を利用するには、大まかに分けて以下の3つの方法があります。

それぞれのメリットとデメリットを考察していきたいと思います。

日本の保険会社による海外旅行保険に加入

巷で一番推奨されるのは日本の保険会社に加入することでしょう。

ネットで“海外旅行保険”と検索しても、一番に出てくるのは日本の大手保険会社のHPです。

メリットとデメリットを見ていきましょう。

日本の保険会社による海外旅行保険に加入するメリット

・日本語による手厚いサービスを受けられるので安心

・補償内容が手厚い(プランにもよるけど)

日本の保険会社による海外旅行保険に加入するデメリット

・料金が高い!!!!!!

・日本を出国する前にしか加入できない。

・一度帰国すると適応が解除される。(利用しなかった期間の返金は可能だが、再度旅立つ場合は再契約が必要)

日本の海外旅行保険に加入する上での一番の悩みポイントは、とにかく料金が高いということ。これに尽きます。

一昔前、コロナ禍以前の世界一周された方のブログでは、1年間で15万円くらいの保険に入ったという方が多いようでした。

なので、私も“まぁ、15万円くらいで安心が買えるなら入っておくか!”くらいのつもりでいました。

しかし、実際に見積もりを出してもらってびっくり仰天!
紹介してもらった中で一番リーズナブルな保険が、なんと・・・・

279250円…!!!

に…にじゅうななまんですと…?

ちなみに、この27万いくらのプランはリーズナブルなものなので補償額もさほど手厚くはありません。

そして、私の旅ははっきりとは期間が決まっていない為、もし1年以上旅を続けるようであればより高額になります。

どのくらい高額になるかというと、

1年半で41万9250円、2年間で55万8470円という具合です。

しつこいようですが、これはリーズナブルなプランですので、より手厚い補償のものにするとなればもちろん1年間で30万円は超えてきます。2年間だと70万とかです。

保険料は年々値上がりしており、10年前とは比べるべくもないくらい値上がりしてしまったようです。

世界一周準備中の方で、先人ブロガーさんの記事を参考にされている方は要注意です!!!

更に、私が30歳を超えているのも保険料が高額になってしまう原因です。。

年齢が上がればケガや病気のリスクも上がる為、通常、海外旅行保険は30歳を超えるとぐっと値段があがってしまうのです。
呪うべきは保険会社ではなく自分の年齢です。
オーバーサーティーの方は要注意ですよ!!

安心を買うのに金の糸目はつけられないと思っていましたが、1年間で30万、2年間で60万前後を支出するとなると、、うーん…悩ましい。。

海外の保険会社による海外旅行保険に加入

日本の保険会社が海外旅行保険を用意しているのと同様に、世界各国の保険会社でも海外旅行保険を提供しており、中には日本人でも加入できるものもあります。

海外の保険会社による海外旅行保険に加入するメリット

・旅の途中でも加入できる

・日本の保険会社の保険より料金が安価

海外の保険会社による海外旅行保険に加入するデメリット

・万が一の時の対応が英語なので、最低限の英語力が無いと厳しい

海外の保険会社の海外旅行保険は日本のそれよりも安価なのが大きなメリットです。

日本人でも入れる海外の保険会社の保険は、

・グローブパートナー

・Allianz

などがあるようです。

どちらも日本語のHPがあり、問い合わせにも日本語で返信をいただけました。

ただ、保険利用時の電話応対は英語対応になるようなのでそれなりの英語力は必要になると言えます。
保険を使う時=ケガか病気かトラブルなどで平常心を失っている可能性が高いので、英語で状況説明などを出来る自信は全く無いのですが、その点のみクリアできれば心強い味方となりそうです。

クレジットカード付帯の海外旅行保険を利用

クレジットカードには、海外旅行保険が付帯しているものが多くあります。

クレジットカード付帯の海外旅行保険を利用するメリット

・別途保険料を払う必要が無い

クレジットカード付帯の海外旅行保険を利用するデメリット

・カードによっては補償内容が十分とは言えない

・ほとんどのカードが適応開始日から90日間しか補償されない

・キャッシュレス決済が使えない場合が多い

・利用付帯の場合、カードで交通機関等の決済をしないと適応されない

・疾病死亡については補償されない

最大の問題点は90日間しか適応されないという点です。

しかし、これについては90日後に現地利用付帯の別のカードを利用することで補償期間を延ばすことが可能です。
詳しくは、別記事をご覧ください。

世界一周に持っていくクレジットカード、どうする?
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日本の国民健康保険や生命保険は海外でのハプニングに適応される?

話は若干逸れますが、携行品損害や飛行機のトラブルは海外旅行保険でしか賄えないとして、ケガや疾病に対して日本国内の保険は適応されないのか調べてみました。

〇国民健康保険について

国民健康保険に加入していれば、必要な手続きを行うことによって海外での医療費についても保険の適応を受けることが可能なようです。

但し、日本の医療費が基準となる為、自由診療で超高額の医療費は補償されません。
例えば、アメリカで盲腸の手術をすると600万円くらいかかるようですが、日本では30万~40万円くらい。
国民健康保険で補償される額は日本の医療費が基準となる為、仮に盲腸で600万円を払ったとしても日本に帰ってきて受け取れるのは30万円程度となります。

とはいえ、貰えるものは貰った方が良いので、1年未満の旅行で日本の住民票を維持し、国民健康保険を維持した状態で海外に行く方は、要チェックです。

長期の海外渡航の為に海外転出届を出して日本の住民票を抜いてしまった場合にはそもそも国民健康保険に加入できないので注意が必要です。

〇国内で加入している生命保険について

私は某大手保険会社の生命保険に加入しておりますが、海外で万が一のことがあった場合には保険が適応となるのか問い合わせてみました。

回答は以下の通り。

・日本と同程度の医療施設に入院され、弊社所定の英語の証明書を取得いただければ、約款に従って保障をさせていただきます。
・英語の証明書の場合、日本語への翻訳の必要はございません。
・保険金給付金の振込口座は、受取人名義の日本国内の口座へ日本円でお支払いいたします。
・保険金給付金に関する書類のお送り先も、原則、日本国内のご登録住所宛にお送りするため、日本国内でお手続きいただく場合と比べ、お手続きが煩雑であったり、審査にお時間をいただく場合がございます。
※給付金支払対象の適否につきましては、ご提出いただいた診断書等の内容で判断いたしますことを、あらかじめご了承ください。

つまり、しっかり書類を揃えれば海外での有事でも補償が受けられるということです。

しかしこれは保険会社によって対応が異なる可能性があるので確認が必要です。

んで、結局どうする?

私の最大の悩みポイントは“日本の保険会社の海外旅行保険に入るか?”という点です。

そこで、見積もりで出してもらった内容とクレジットカードの補償の内容を比較してみることにしました。

保険会社の海外旅行保険(一例)

【保険料:一年間で279250円

傷害死亡:500万円

傷害後遺障害:500万円

治療費用:1,000万円

疾病死亡:500万円

賠償責任:5,000万

携行品損害:10万円

飛行機手荷物遅延:3万円

飛行機遅延費用:あり

クレジットカード付帯の海外旅行保険

【保険料:無料※120日間適応

傷害死亡:5000万円

傷害後遺障害:5000万円

治療費用:300万円

疾病死亡:なし

賠償責任:3,000万

携行品損害:30万円

飛行機手荷物遅延:10万円

飛行機遅延費用:あり

※セゾンゴールドアメリカンエクスプレスの例です

上記の通り、有料のクレジットカードであれば保険会社の保険にも引けを取らない補償を受けることが可能です。
また、例に挙げたように、一部の有料カードでは120日間まで保険が適応されるものもあります。

その他のカードも併用すれば、1年程度保険を適応させることも可能となります。

もう、クレジットカードの保険でいっか!!

唯一不安要素なのが、クレジットカードでは疾病死亡が補償されないということ。

“死んでしまえばお金なんてもらっても仕方ないじゃん”と思う方もいるかもしれませんが、死んでしまった時こそ自分では尻拭いが出来ないので補償が必要です。
自分に万が一のことがあった時、悲しみに暮れる両親に移送や葬儀などで莫大な出費までさせるなどとはこの上ない親不孝です。

死ぬことなんてないと思うかもしれませんが、世界には日本では罹らないような色々な感染症がありますし、リスクは無限大です。

万が一の時どのようにお金を残すか…

考えた末の私の結論は、、

現金。。

厳密には、旅の資金とは別に作った口座にまとまった現金を残し、万が一の時にのみ役立ててもらえるよう通帳と印鑑を両親に託したいと思います。

というわけで私の結論は以下の通りです。

・保険会社の海外旅行保険には入らず、複数のクレジットカードの利用付帯で保険適応期間を延ばしながら旅をする。

・より手厚い補償が受けられるよう、海外旅行保険に強い有料のクレジットカードを利用する。

・現在加入している国内の生命保険も、万が一の時には補償が受けられる為、引き続き加入を継続する。

・万が一の時の為、旅専用の口座とは別の口座にまとまった現金を残しておく。

・途中で不安を感じた場合には、海外の保険会社による海外旅行保険に迷わず加入する。

尚、私のやり方が見習えるようなものかどうかは分かりません。

当記事に書かれた内容については個人の意見であり、責任は負いかねますことをご了承ください!

以上、海外旅行保険についてでした!
お読みいただき、ありがとうございました!

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コメント

  1. こいち より:

    こんにちは、
    出発が間近に迫って来ましたね!
    楽しい旅になりますよう、又折々の状況など楽しみにしています。
    僕も延ばし延ばしになっていましたが、
    先週12日から5日間ですが、韓国の慶州と公州市をリュックを背負って旅をしてきました、
    地下鉄が広くて乗り換えが何回もあり、(今日の寝床は地下鉄かなぁ)と何回も考えましたが、無事に終えることが出来ました、今思い返しても優しい方ばかりで良い思い出になりました、
    バスも何回も乗り換えましたが、お金もとらずに乗せてくれた人もいました、
    帰国して日本一の某車会社へ整備と清掃で車を30分預けました、助手席の上に買った宝くじを、その上に本を置いていましたが、
    なくなっていました、
    整備をした若い人に聞くと、イスの下は清掃で触ったが本の所は触っていないと言われました、
    イスの下を触ったのなら上も触っています、
    証拠がないから黙っていましたが、彼はウソをついています、車内に傷もついていましたが僕に黙っています、
    悲しく暗くなりました。
    現金でないがらと
    甘い考えで起こった事だからと自分が悪いと本件は諦めました、
    出会いもタイミングだと思います良い人に出会えばハッピーに!
    しかし悪い人にも必ず出会います、
    悪い事は忘れて良い方に考えるようにしています、
    勉強になりました。
    しかしトの整備士20才前半だと思いますが、車を担当で清掃整備をしたのはこいつ一人なのに、
    犯人て分かるのに犯罪をする、ふてぶてしくウソが言える、
    末恐ろしくなります、
    悪はこれが普通なのでしょう。

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