《2023.11.1-2》
ついに、インドを離れて次の国に向かいます。
向かうのは、中央アジアに位置するウズベキスタン。
インドとは陸続きではない為、飛行機でひとっとびいたします。
デリーのインディラ・ガンディー空港から出発。
空港のラウンジにて夜御飯。
手荷物検査場のインド人にものすごく嫌な思いをさせられ殺気立っておりますが、この際飲んで忘れようと思います。
ビールは私の心のアルコール消毒なのです。
おかわり。(ビールも)
カレーもしっかり食べ納めておかないとね。
ちなみに、プライオリティパスを使用していますのでこれらの飲食は無料です。
プライオリティパスについては、↓の記事の中でも紹介しているので、もしご興味あればぜひ見てみてください。
さて、しっかりおなかを満たしたあとは、ウズベキスタンに向けていざ、Take off!
約2時間半のフライトは、特に問題も無く快適でした。
飛行機がウズベキスタンのタシケント空港に降り立ったのは深夜1時。
飛行機を降りると、そこは屋外。
バスにでも乗って空港の建物へ向かうのかと思いきや、まさかの徒歩。
あれ…ここ、首都の国際空港ですよね?乗客が皆でぞろぞろ駐機場を歩く姿はなんだか異様でした。
空港の入り口を入ると、目の前に即イミグレ。
日本人はビザや入国審査カードの類は必要なく、パスポートを提出すればOKです。
入国審査官は、私のパスポートを見るなり「オー!ジャパーン!コニチワー!」と謎のハイテンション。
「君の名前は…タ…ケ…シ…?おーっと間違えた!サチエだな!だはははははは!!!」と、こちらが真顔なのにも関わらず自分のボケで一人大爆笑。
“あれ…この国の人ってこんなちょっとめんどくさい感じなの…?”と不安になりましたが、ウズベキスタン人でこんなに可笑しなテンションだったのは後にも先にもこの人だけでした。
深夜の勤務で疲れておかしくなっていたのかもしれません。
時に、このタシケント国際空港の到着ロビーは、首都の空港のそれとは思えないほどにシンプルでこじんまりとしていました。
大まかな見取り図は以下の通り。
駐機場から空港内に入ると目の前にイミグレがあり、イミグレを抜けると目の前に手荷物受取レーンがあり、その先の出口を出るともう外です。
一国の首都の国際空港とは思えない簡素さです。
正直あんまりワクワクするような空港ではありませんが、両替やATM、Simカードを売る携帯会社などは一応一通りそろっています。
コルカタの空港の時のように地獄を見る必要はなさそうなので、ほっと一安心です。
イミグレを通り、手荷物を受け取った時点で時刻はまだ深夜2時過ぎ。
真夜中の移動も不安ですし、朝までこのまま空港でどうにか時間を潰したい所存です。
とりあえずSIMカードを買ってしまおうと思い、手荷物レーンの横にあるSIMカード売り場に行くと、そこには恐ろしい程たくさんのインド人が群がっていました。
列になって並ぶなどという発想は彼らには一ミリも無いため、押し合いへし合いの大騒ぎです。
「あぁ…池に餌を撒いた時の鯉みたいだなぁー…」と思いながらしばらくその様子を眺めていたところ、カウンターの中の職員が見兼ねて声を掛けてくれました。
職員「君、随分前からそこにいるよね?もしSIMカード買いたいなら次どうぞ。」
あら、優しい。まだ降り立ったばかりだけど、この国には秩序がありそうです。
「おい、次は俺だ!!」と周りで騒ぎ立てるインド人たちを脇目に、無事SIMカードを購入することが出来ました。
市内で買うともっと安いのかどうかは知りませんが、空港で買っても別にそんなに高くなかったです。
さて、いよいよやることが無くなったので、手荷物受取レーンの横にあるベンチに座って時間潰し。
横になれるようなベンチは無い(というか横になって良い雰囲気ではない)ので寝るのは厳しいですが、安全に朝まで待てる環境があるのはありがたいことです。Wifiもばっちり使えます。
せっかくなので、この時間潰しを利用して、ウズベキスタンで使えそうな2つのアプリをダウンロードしました。
Yandex(ヤンデックス)とは“ロシアのGoogle”との異名を誇るロシア最大の検索エンジンだそうですが、ウクライナをはじめとする旧ソ連圏の国々では、このYandexが提供するツールが主流となっているんだそう。
前者のYandex mapは地図や公共交通機関の情報などを検索できるアプリです。Googleマップでは出てこないような公共交通機関の経路なども出てくる上に、何番のバスが今どこを走っているか等もオンタイムで見ることが出来る優れものです。
後者のYandex goは、Uberのような配車アプリです。
ウズベキスタンの一般のタクシーはメーターが付いておらず、高額を吹っ掛けられることも多いらしいのですが、このYandex goを使えば事前に金額が分かる上、アプリを通してドライバーに目的地を伝えられるので言葉の壁の問題も心配ありません。
ちなみに、ウズベキスタンの交通費はめちゃくちゃ安いです。
Yandex goだと、30分くらいかかるような距離でもほんの200~300円で車移動することが出来るし、タシケント市内のバスや地下鉄に関しては、どこまで乗っても1回の乗車賃は2000スム(21円)でした。
そんなこんなで、アプリをダウンロードしたりウズベキスタンの情報集めをしながら何とか4時間程時間を潰し、空が明るくなってきた早朝6時ごろ市内へ。
空港の外に出て、感動しました。
ゴミが落ちてない!!
クラクションが鳴ってない!!!
誰もまとわりつくような視線でこっちをガン見してこない!!!!
そうです、しばらく忘れてたけど、これが文明社会です。
予約した宿までは、市内バスを利用しました。
バスの番号や乗り場も、Yandex goを使えば楽々です。
タシケント市内のバスや地下鉄は、タップ機能が付いたクレジットカードがあれば、マシンにかざすだけで料金を支払うことができとても便利です。
車内もとっても綺麗。インドの壊れかけのバスとは大違い。
たどり着いた宿では、早朝にも関わらず快くノーチャージでアーリーチェックインをさせてくれました。
宿泊した宿は、Hostel Point。
清潔なベッドに広い共有スペース、使い勝手の良いキッチンなど全てが整っており、市内中心部へのバスが出るバス停も宿の目の前にあるという非常に快適な宿でした。
洗剤の良い香りがするパリッとしたシーツや布団カバーなんて、いつぶりでしょう。
“見た目に見える汚れが無い=清潔”という概念のインドでは、明らかに洗濯していない小汚いブランケットが常だったので、これは感動ものです。
シャワーを浴びて即布団にもぐりこみ、そのあまりの気持ち良さに思わず夕方まで爆睡。
こうして記念すべきウズベキスタン1日目は、ほとんど太陽の光すら見ることなく終了しました。
次回は、タシケントの市内観光日記をまとめたいと思います。
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