《2024.1.15》
ハンガリーは、知られざる温泉大国。
首都のブダペストにも、数多くの温泉施設があり、古くから人々に愛されているようです。
その中でも特に有名なのが、『セーチェーニ温泉』。
ヨーロピアンのおじ様たちが、温泉に浸かりながらチェスをする様子は、テレビや旅行雑誌で見たことがある方も多いのではないでしょうか。
今日は、そんな超有名なセーチェーニ温泉に足を運んでみたいと思います!
持ち物
温泉に行くには、以下のものを持参しました。
・タオル
・ビーチサンダル(床あまり綺麗ではないので必須!)
・防水バック(スマホ入れて持ち歩く為。スマホ防水ケースあればその方が良い)
・飲料水
・シャンプー、石鹸
・・・・お気づきでしょうか。
水着が無いということに。
セーチェーニ温泉は混浴の為、もちろん水着着用必須。
しかし、実は私、水着持っていないのです。
“でも、この為だけに水着買うのも勿体ないし、荷物になる…。”と悩み、ふと思いました。
私の持ってるユニクロのエアリズムの下着(上下)、水着に見えるのでは・・・?
うん、見えるに違いない!
というわけで、わたくしユニクロの下着で、世界的に有名な温泉に挑みたいと思います。
誰が何と言おうと、これが私の水着w
徒歩でセーチェーニ温泉へ
セーチェーニ温泉は、地下鉄のSzéchenyi fürdő駅から歩いてすぐのところにあります。
しかし、私は徒歩で向かいます。
ブダペストの綺麗な街並みを見ながらのんびり歩いていくのも悪くないと思ったのです。
泊っている宿からは、片道45分程の道のり。
丁度良い朝のウォーキングです。
相変わらず美しいブダペストの街並み。
建設された年号が刻まれた建物が多いのですが、それによると19世紀~20世紀のはじめに建てられた建物が多いようです。
セーチェーニ温泉の近くにある英雄広場。
ハンガリーの建国1000年を記念して作られた広場だそうです。
英雄広場周辺には、広大な公園の中に、動物園、博物館、城など色々な施設が点在しています。
セーチェーニ温泉もその一つ。
ちなみに、上の写真はヴァイダフニャディ城という城。
入場無料なら寄っていこうかと思ったら、しっかり有料でした。そりゃそうですよね。
城の横の湖だか広場だかが、特設スケートリンクになっていました。
冬のブダペストは屋外スケートリングが作れてしまう程の寒さなのです。
これは、早く温泉で暖まらねば!!
いざ入場
セーチェーニ温泉、到着!
前述したように、広大な公園の中にあるため、少々入り口を見つけるのに手間取りました。
この美術館か博物館にしか見えない建物が、温泉入り口。
中に入ると、券売機が並んでいるのでチケットを購入。
観光のハイシーズンだと、長蛇の列が出来たり入場制限がかかったりするようですが、私が行ったのは真冬の平日だったので全く並ぶことはありませんでした。
入場料は、平日料金で10500フォリント。(約4000円)
貧乏旅人には中々つらいお値段ですが、致し方ありません。
ちなみに、10年程前の旅人さんのブログを見ると入場料は約半額でした。
今後も値上がりが予想されるので、行く前にはぜひ公式HPで確認を!
チケットブースの隣には、水着やタオル、ビーチサンダルなどの販売コーナーあり。
料金はもちろん観光地価格です。
昔はレンタル水着があったようなのですが、2024年現在、レンタルは一切ありません。
でも、心配ご無用。私には世界のユニクロ(の下着)がついている!
内部の様子
いよいよ温泉へLet’s Go!
・・・の前に、まずはロッカーに荷物を置いて着替えます。
館内は、いざ歩いてみるとなかなか分かりずらい作りになっています。
若干彷徨いつつ、何とか女子ロッカーへ。
ロッカー兼着替えエリアは男女で分かれているのですが、両者の間に仕切りなどは無く、壁に控えめに“あっち男性。こっち女性。”的な表記があるのみ。
なので、うっかりすると異性の脱衣エリアに迷い込んでしまう可能性があります。
現に、私がロッカーを使用した際にも、表記を見落としたおじさんがふらふらと女子ロッカーエリアに入り込み、着替え中の女性陣から大顰蹙を買っていました。まぁ、確信犯だった可能性もありますが。
ちなみに、課金をすれば、上の写真のようなプライベート更衣室も借りることが出来るようです。
さてさて、いざ準備を済ませた後は、ユニクロの下着でいざ温泉へ!
うひょー、これですこれです。旅行雑誌か何かで見たやつ!
屋外には大きなお風呂両サイドに2つと、真ん中にスイミングプールがありました。
温度は日本から比べれば遥かにぬるめですが、真冬の冷たい外気の中なのでそれなりに温かく感じます。
セーチェーニ温泉名物“温泉入りながらチェスするイケおじのみなさん”。
3時間後もまだ同じ場所でチェスしてました。
きっと、温泉成分でお肌はツルツルでしょう。
天気も良く、最高の温泉日和。
ぬるめなのでのぼせることもなく、いくらでも入っていられます。
ただ一つ気になるのは、カップルがあっちでもこっちでもいちゃついていること。
入浴しながら、抱き合ったりキスしたり・・・
もはや、“水面下で何事か始まっちゃてるんじゃないか?”と思うくらいの大胆さ。
たまたま隣に来たカップルがいちゃつきながら英語で会話を始めたので耳を澄ませてたら、
「ところで君、出身はどこなの?」
「オーストリアのウィーンよ。あなたは?」
って。
え・・・?あんたら付き合ってるわけじゃないんかーい。
話を聞いていると、どうやら前日にバーかどこかでたまたま知り合って一緒に温泉に来た模様。
なんかやっぱり、欧米の男女間の距離の縮め方は日本とは違うようです。
露天風呂のあとは屋内の風呂へ。
大きさや温度が微妙に違う浴槽が、かなりたくさんあります。
屋内には温泉だけではなく、サウナもあり。
温泉同様、サウナもかなり数があるようでした。
噂では、セーニーチェ温泉には男女共用にも関わらず全裸で入るタイプのサウナがあるとのこと。
これはもしかして、ヨーロピアンの殿方の一物を拝むことになってしまうのか…!?と密かに期待してドキドキしていましたが、結局そのようなサウナは見つけられませんでした。
これから行かれる方、もし混浴サウナを体験されましたらせひ感想をお聞かせください。
そんなこんなで、入浴とサウナをローテーションしつつ、思う存分温泉を楽しませていただきました。
お湯は透明で若干塩素の香りがするので、“これは本当に温泉なのか?”と多少疑っていましたが、入浴後は体もぽかぽかになったし乾燥していた肌もつるつるになり、温泉効果を体感することが出来ました。
ロッカールームには一応シャワーやドライヤーが備わっているので、髪も洗ってさっぱりしてから温泉を後にしました。
ちなみに、ユニクロ下着での入浴は特に問題はありませんでした。
実際どう見られたかは分かりませんが、周囲の反応を見る限り悪目立ちはしていなかったはず。
※おすすめしているわけではありません。
温泉のあとは
温泉を出たのは夕方4時頃。
午前中には到着していたので、丸4時間以上温泉を楽しんだことになります。
小腹が減ったなぁと思いながら歩いていると、なんだか良いにおいが。
ハンガリーの伝統焼き菓子“クルトシュ”のお店です。
思わず買い食い。
お値段、800フォリント(約330円)。
焼き立てで温かく、モチモチしてとても美味でした。
クルトシュは“煙突パン”とも言われる筒状のパンで、作り方が独特。
作っている様子を撮らせてほしくて「写真撮っても良いですか?」と聞いたら、お兄さん「OK!」ってばっちりポーズ決めてくれました。
お兄さん…。私が撮りたかったのは、後ろの作ってるおじさんの方なの。
でも、お兄さん、、、イケメン♡
もはや、作り方なんてどうでも良し♡
※クルトシュのお店はブダペスト市内にたくさんありますが、中心地の観光エリアのお店は値段が倍以上します。
有名店にこだわらないのであれば、少し観光エリアから離れたところで試してみるのがおススメ。
クルトシュだけではお腹いっぱいにならないので、宿までの帰り道にあった大衆的なレストランにも寄りました。
風呂上りにはビールが飲みたくなるところですが、今日はワインをオーダー。
なぜなら、ハンガリーは世界三大貴腐ワインの一つの『トカイワイン』というのが有名らしいので、ぜひ飲んでみたかったのです。
貴腐ワインがなんなのかはよく分かりませんが、早速いただいてみましょう。
こ…これは!!!
めちゃくちゃ美味。
本当にワインなのか?と疑うほどの濃厚な甘さと、トロリとしたまろやかな舌触り。
まるで、メープルシロップでも入っているかのよう。
※個人の感想です。製造元によって味は違うと思われます。
お値段、一杯950フォリント(約360円)とお手頃。大変満足です。
因みに、付け合わせに頼んだグヤーシュというスープは、インスタントっぽい味がしてイマイチでした。
夜のライトアップも美しいブダペストの街並み。
見どころ多く、とても楽しい街でした!
次回は、ブダペストからポーランドのクラクフへと一気に移動していきます。
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