《2024.3.28》
ギザでピラミッドを見た翌日は、ウーバーでバイクを呼んでサクッとカイロの街に戻ってまいりました。
ギザの宿からドアツードアで移動しても120ポンド(480円くらい)で快適でした。
さて、カイロではこの日まで取っておいたお楽しみの場所へ出かけたいと思います。
それは、エジプト考古学博物館!
前回カイロに滞在した時にも来ようと思えば来れたのですが、そうしなかったのは“より古代エジプトの歴史を知ってから来たかったから”です。
実際に各地の古代遺跡に足を運んでからの方が、貴重な所蔵品の品々にもより関心が深まるのではと思った次第でございます。

というわけで、やってまいりました。
エジプト考古学博物館!
チケット購入

チケットはweb購入も出来るようでしたが、普通に現地の窓口で買いました。
私が行った時の入場料は480エジプトポンド。(約1460円)
※価格は常に変動していますので、現在の価格については公式ホームページをご覧ください。
並ぶことも無くスムーズにゲット出来ました。
それでは早速入場してみたいと思います!
1階

中は、なんとも言えないレトロな雰囲気。
それもそのはず、この博物館が現在の建物で開館したのは、1902年の事だそうです。
120年以上も前の施設が現役で使われているのは驚き。
設備が古いが故にエアコンなしで、館内はモワッとした空気に包まれています。
湿度や温度管理はこれで大丈夫なのか心配になります。
さて、パンフレットも貰えないし館内マップも見当たらないのですが、思うがままに歩き回っていきましょう。

入口近くで軽く人だかりが出来ていたのは、上の写真のレリーフ。
『ナルメル王のパレット』なるものだそうです。
ナルメル王とは約5000年前に国を統一し古代エジプトの最初の王となった人物だそう。
日本ではほぼ知名度ゼロな気がしますが、そんな偉業を成し遂げた方ならもっと有名になるべきなような。。

こちらは、見るからにピラミッドのてっぺん部分。
ダハシュールというところにある黒のピラミッドの頂上部分なのだそう。

こちらは、1階のホールで一際目立つ巨大な像。
アメンホテプ3世と王妃との記載がありました。
博物館の入口より大きそうな像だけど、どうやって運び込んだんだろうという不思議。

こちらは、幼少期のラムセス2世だそうです。
あの自己顕示欲の塊のような彼にも、こんな指をしゃぶっちゃう可愛らしい時期があったのですね。
この彫刻をかたどったラムちゃんキーホルダーとかあったらぜひ買いたいレベルの可愛さです。

続いてこちらは、なんとあのエジプト最大のピラミッドの主であるクフ王。
ピラミッドは巨大ですが、今までに発見された彼の像はたった数センチのこの一体のみだそうです。
ピラミッドに気合い入れすぎて、自分の像作らせる余裕が無くなってしまったのでしょうか。

こちらは、2番目に大きなピラミッドの主、カフラー王。
良いかんじの胸筋をお持ちのイケメンですね。

3番目に大きなピラミッドの主であるメンカウラー王の像もございます。
言っては申し訳ないですが、ピラミッド同様に像も若干インパクトが薄い印象。

続きましてこちらは、ハトシェプスト女王だそうです。
ハトシェプスト女王というと、ルクソールに巨大な葬祭殿を作り、男性優位の古代エジプトで20年間もファラオの座に君臨したカリスマ的女性です。
当時は男性ファラオに肩を並べるために顎髭を付け男装をしていたようですが、後の世で女性ファラオの存在が良く思われなかったために顎髭や頭は削り取られてしまったのだそう。
彼女の彫刻や壁画はほとんど残っておらず、この彫刻は大変貴重だというようなことをたまたま隣にいたツアーガイドが解説していました。

続いてこちらは、アメンホテプ4世。
ツタンカーメンのお父さんだそうです。
まるで女性のようなくびれに天海祐希さん似のお顔ですが、もちろん男性です。

そして、そのすぐそばにいるのがこちらのネフェルティティ。
上のアメンホテプ4世の奥さんで、古代エジプト三大美女の一人と言われている王妃です。
彼女はその美貌故か、ファラオ並みの地位と名声を手に入れていたと言われているようで、やはり美人は古代も現代も勝ち組だったんだなぁと思う次第です。
2階
さて、二階へと移動してまいります。

廊下に陳列された棺。
まるでミイラのドミトリー。
エジプトではミイラなど星の数ほど発掘されているでしょうから、有名人でもないその他大勢の方々は割と雑に取り扱われています。

こちらは、ツタンカーメンのひいおじいさんのミイラだそうです。
あまりの保存状態の良さから、古代エジプト防腐技術の最高傑作とされているのだとか。
確かに、そのお顔はまるで眠っているよう。
髪の毛や眉毛もしっかり残っており、3400年以上も前に亡くなった方だとは到底信じられません。
なんなら、お湯に浸けてふやかせば元に戻るのでは?と思うくらいです。
さて、それではいよいよ2階展示の大本命であるツタンカーメン所縁の品々を拝見していきましょう!

まずこちらは、ツタンカーメンのお墓に納められていたという椅子。
まるで最近作られたかのような細工の細かさや色の鮮やかさ。
これが3400年も前のものだとは到底信じられません。
日本では土器に縄目模様をつけて『どうだい、イケてるだろう』とやっている時に、これだけのものを作っていたというのですから敵いません。

別角度から。
どうですかこの細かさと美しさ。
ちなみに、左側のダッシュするフンコロガシみたいなヒエログリフはツタンカーメンを表しているそうです。

お墓の玄室入り口にあったとされる番人像。
3000年以上ものお勤め、大変ご苦労様です。

ツタンカーメンの内臓を入れたとされるカノプス壺。

メインの黄金のマスクと棺は、特別展示室に納められていました。
特別展示室内は写真撮影厳禁だったので写真はありませんが、その美しさと来たらもう、筆舌に尽くし難いものがありました。
19歳で亡くなった少年王とは言え、さすがファラオ。
特にマスクは、その造形や輝きがそんじょそこらのマスクとは段違いでした。


ちなみに、2014年、ツタンカーメンの黄金のマスクはケースの清掃をしていた作業員によって顎ヒゲを折られてしまったそうです。
しかも、その作業員はバレるのを恐れて市販の瞬間接着剤で顎ヒゲをくっつけ、隠蔽を図ったのだとか。
現在は適切な修復作業を経て元に戻ったとされていますが、なんかもう、『さすがエジプト』というかんじです。

ツタンカーメンは9歳で即位して若干19歳にして亡くなってしまったという少年王として知られています。
そんな彼がここまで有名になったのは、墓が未盗掘のまま発見されたから。
もし他のもっと絶大な権力を握っていたファラオの墓が未盗掘のまま発見されていたとしたら、どれだけの財宝が眠っていたのでしょうか。
ラムセス2世の墓とか、とんでもないレベルだっただろうと思うと、盗掘されてしまったことが悔やまれるばかりです。
※2026年現在、ツタンカーメンの黄金のマスク等の展示物は大エジプト博物館に移されてしまったようです。

他にも色々な展示品をサクッと見て、以上で考古学博物館の見学は終了!
所要時間は約3時間程でした。
感想
考古学博物館、古代エジプトの貴重なあれこれを見ることが出来て大変面白かったです。
エジプト各地の遺跡を巡った後だからこそピンとくるものも多かったので、あちこち観光した後で最後に来たのはやはり正解でした!
私が行った時はまだギザの大エジプト博物館が未完成の状態だったのですが、現在は大エジプト博物館が完成したためそちらに移されてしまった展示物も多いようです。
とはいえ、考古学博物館にもまだまだ貴重な所蔵品は残されていますので、エジプトに行く方はぜひ足を運んでみることをお勧めいたします。
(入場料も大エジプト博物館より大分安いのでお得!)
次回は、バックパッカーの間で楽園として知られている紅海のリゾート地『ダバブ』へ行ってみたいと思います!
今回もお読みいただき、ありがとうございました。
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