【ラオス③】中国ラオス鉄道でルアンパパーンへ&ルアンパパーン国立博物館

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《2023.8.21》
本日はビエンチャンからルアンパパーンへ移動していきます。

移動方法は鉄道・バス(ミニバン)・飛行機があるのですが、料金的な問題から飛行機は除外。
残るはバスか鉄道ですが、今回は鉄道で行くことにしました。
バスだとデコボコでくねくねの山道を10時間以上走らなくてはならないのですが、鉄道だとたったの2時間な上、値段はそこまで大差無いようなのです。

一瞬、バスの方が旅らしくて良いかもなどとも思ったのですが、私大変乗り物酔いしやすいので小さなバンで10時間以上もデコボコ道を走行したら確実に吐きます。
狭いバンの中で嘔吐騒ぎを起こした日にはそのままラオスの山奥に消えてしまいたい気分になりそうだったので、ここは大人しく鉄道を選ぶことにしました。

中国ラオス鉄道はまだ歴史が浅く情報が少ないのですが、“中国まで続く鉄道の為中国人の乗車率が高くチケットが手に入りにくい”とか“駅まで行って長蛇の列に並んでもチケットが買えないこともある”などハードルが高そうだったので、今回はネットのチケット予約サイトを通して事前予約をしました。

料金は、ホテルから駅の送迎もついて4425円でした。

別記事に書きますが、この値段はチケット予約サイトへの手数料がかなり取られているため、本来であればもっと安く行けるはずです。

貯金を切り崩しての旅なので本来少しでも節約しなくてはならないですし、手間や苦労しながら自力で手段を確保していくのが旅の醍醐味だと思うのですが、今のところの私は完全に【楽】と【安心】にお金を掛け過ぎています。

安全の為には多少の出費は惜しまずしていこうと思うのですが、何だか今の私は【安心】と【安全】を履き違えてお金の掛けどころを間違えているような気もしていて…その辺少し今後見直さなくてはいけないなと思っています。
旅人の諸先輩方のブログを拝見すると皆さん結構入念な下調べの上で、素晴らしい行動力を発揮しながら物怖じせず色々挑戦されているようで…私なんか…私なんか…ブツブツ…
と多少ネガティブになっている今日この頃です。

ともあれ、中国ラオス鉄道については現時点で情報が少ないので詳細を別記事に残しておきたいと思います。

さて、ホテルへのお迎えが1時間遅れてあわや列車に乗れない騒動などありましたが、なんとか無事ルアンパパーンに到着いたしました。

ルアンパパーンは古くからの伝統的な建物とフランス保護領だった時代の洋風建築が交じり、その独特な雰囲気から世界遺産にも登録されている街とのことで大変楽しみにしておりました!

宿に荷物を置かせてもらい、早速観光していきたいと思います。

初日にまず訪れたかったのが、ルアンパパーン国立博物館です。
博物館に行くとその土地の文化や歴史が分かり、そういった背景を知ってからの方が観光もより一層楽しくなる気がするので、新しい土地に行く時にはまず博物館に行きたい派です。

入場料30000キープ(225円くらい)なり。
さっそく入っていきます。

この博物館、開館時間が8:00~11:30と13:30~16:00に分かれておりお昼は2時間も閉館するようです。職員さんのランチ∔お昼寝タイムでしょうか。ラオスならあり得る気が…


建物は1909年に完成したラオスとフランスの様式が混ざった建築で、元々は王宮として使われていたものを1975年の王政崩壊後に博物館として利用するようになったそうです。

中はカメラ持ち込み禁止でロッカーに預けなくてはいけないので、館内の写真はありません。
館内には、王室が使っていた生活用品や王座、儀式の際の正装、各国から送られた調度品などが展示されていました。
展示物以上に目を引いたのは、王座の間の壁のモザイク画です。ラオスの伝統衣装を着た人々や暮らしの様子などが細かいモザイク画で丁寧に表現されていてとても美しかったです。

展示物はさほど多くはないので、ゆっくり見ても1時間あれば見終わりました。

博物館がある敷地の中には、他にもお堂や伝統舞踊が見られる劇場などがあります。
大きな銅像のこの方は、1959年までラオスの王位に即位していたシーサワーンウォン王です。

この王様は、1945年の第2次世界大戦の末期にこの地にいたフランス軍を日本軍が駆逐した際に「そんなことありえない」と信じようとせず、しかしそれが本当だと知るやいなやラオス独立を宣言したそうです。

そのあと日本が敗戦したことを知り独立を撤回し、その後紆余曲折を経ながら1949年には初めての立憲君主として初代国王になったお方であられます。
その土地の歴史やその時代の街の様子、人々の心情などを想像してみるのが好きなのですが、その中に日本が絡んでいたとなると“日本人はどうしてラオスに行ったのか”とか“両者の力関係はどうだったのか”とか、気になることが次々に出てきます。
そんなことを一つひとつ深めながら旅をしたら、きっと旅がもっと面白くなるんだろうなぁ、、と思います。

さて、博物館を出て市内をお散歩です。

ルアンパパーンのメインストリートです。

ルアンパパーンはビエンチャンよりさらにこじんまりとした町で、旧市街は全く問題なく徒歩で回ることが出来ます。
それにしても、なんて長閑な街でしょう。
コンビニなし。
信号なし。
高い建物なし。
食堂の人も商店の人もトゥクトゥクの運転手も、みんなゴロゴロくつろいでいて全く商売っ気がありません。
常に何かに追われてる日本人とは大違いです。

メコン川を見ながらぼんやりする人々。

なんかそそられる路地。

あちこちでまどろんでいる野良犬。

うん、この町なんか好き。。


今日は移動もあって疲れたのでこの辺で。
明日は、ルアンパパーンに来た誰もが訪れるという郊外の滝を見に行きたいと思います。

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