【語学編】WWOOFを使ってカナダでファームステイ体験。語学力は伸びるのか?

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こんにちは!2023年夏より世界一周の旅に出る予定のSACHIEです!


出発予定時期が迫ってきているのですが、年度替わりの慌ただしさにかまけて全く準備が進まず…
まだ具体的な出発日も世界一周のルートも何も決めておりません。。

こんなことで本当に出発出来るのか…?

まぁ…世界一周準備の話はさておき…

突然ですが皆さん、WWOOF(ウーフ)を知っていますか?


「お金に余裕はないけれど、海外に長期滞在してみたい」


「ただの旅行ではなく、地元の人とも交流してみたい」


「現地の人と関わり、語学力の向上を図りたい」


そんなふうに考えている人にぜひおすすめしたいのがWWOOF(ウーフ)です。
この記事では、カナダ滞在中に実際にWWOOFを利用した私のファームステイ体験をご紹介したいと思います。

ちなみに、私がカナダに行くに至った経緯はもしよろしければ下記の記事よりご覧ください。


WWOOFとは

WWOOFとは、World Wide Opportunities on Organic Farmsの頭文字から来ており、農場で無給で働き、「労働力」を提供する代わりに「食事・宿泊場所」「知識・経験」を提供してもらうボランティアシステムことです。
WWOOFの参加者をWWOOFer(ウーファー)と呼ばれており、ホストとウーファーの間に金銭のやりとりは一切ありません。
つまりは、農家や家事のボランティアとして労働力を提供すれば無償で寝床や食事などを提供してもらうことが出来るのです。

以前はヨーロッパからの参加者が多数でしたが、近年は日本をはじめ世界各地からの旅行者もウーフ制度を利用しているようです。

ウーフは、オーストラリア、ニュージーランド、カナダ、アメリカ、ヨーロッパ各国など、約60か国以上の国が受け入れを行っています。
ちなみに、WWOOFは各国毎の登録が必要で、一登録につき数千円程度の登録料が必要です。
カナダの場合は、登録料はカナダドルで50$、一度登録すると2年間有効でサイト内のホストの情報を見ることが出来、自由にやり取りが行えます。

カナダのWWOOFの公式ページはこちら

私がWWOOFを使ったわけ

私がWWOOFを使った一番大きな理由は、

お金を掛けずに英語を上達させたかったから。

当時の私は肩書なしのニートだったのです。

また、せっかくカナダにいるなら現地の人と交流したり現地の人の生活に密着してみたいと思ったのもきっかけです。
結果、上記の目的は大なり小なり達成されたと思うので、私と同じ気持ちの方はぜひ挑戦してみてはいかがでしょうか。

私のWWOOF体験談

上記で紹介したサイトで登録料を支払うと、どこでどのような募集が出ているか一覧を見ることが出来、気になった募集に応募することが出来るようになります。

私が“WWOOFに行こう!”と思い立ったのは、12月。
通常、冬は農家の閑散期でWWOOFerを募集するホストは少数です。

私がサイトを見た時にも募集は大変少なくほとんど選択肢は無かったのですが、その中で1件だけ期間や場所が私の希望に合う募集があり、トントン拍子で2週間のWWOOF体験に行くことが決定しました!
(必ずしもすぐに希望通りのホストが見つかるとは限らないので、時間には余裕を持って探し始めることをお勧めいたします。)

どんなところに行ったの?

私が行ったのは、カナダのバンクーバー島というところ。

当時住んでいたバンクーバーからは、フェリーで2時間弱。
※同じ名前で紛らわしいですが、バンクーバーは街の名前でバンクーバー島は島の名前であり、両者は全く別々の場所です。

私がファームステイしたのは、ナナイモという街から車で1時間ほど行ったそれはそれは長閑な場所にある農家のファミリーのお宅でした。

若いお父さんとお母さんに小さな子供が3人の賑やかな家族。

オーガニックなど自然の物にこだわり、半自給自足のような生活をしているご家庭でした。

使わせていただいたベッド

どんなボランティアをしたの?

私が行ったのはクリスマスから年末にかけての2週間程。

夏場は農作物や家畜を育てているそうですが、オフシーズンなのでそういった仕事は無く、私は主に家の中の掃除や食事の支度などを行っていました。
子どもたちはホームスクールという家庭学習スタイルだったので学校には通わず常に家の中におり、そんな子どもたちの世話も仕事のひとつでした。

子どもたち:「夏に来れば鶏とか豚とかたくさんいて楽しいのに!!!」
私:「そうなんだー!今その動物たちはどこに行っちゃったの?」
子どもたち:「冷凍庫の中だよ!!」
「今日の昼に食べたチキンはティファニー(生前の名前)かな?」
私:「……‼」

とか、子どもたちとの割とパンチの効いた会話の中で自然に英語を学ぶことも出来ました。

家事の間に畑の石拾いなんかもしました。
春にすぐに作物を植えられるように石を拾うのですが、これがなかなかの重労働。
寒さと疲れでげっそりしていると、ママに「疲れたでしょ?ちょっとコレ吸っとく?」とマリ〇ァナを勧められたことも…。

ママ:「カナダでは大麻は合法よ。特に田舎の人は何も娯楽が無いからよく吸うのよ。」
私:「やめとくわ。ちなみに吸ったらどうなるの?」
ママ:「Wow!!Stone!!ってなるわよ。ただの石がダイヤモンドみたいに見えるようになるわw」
私:「……‼」

なんていう、日本では絶対経験できない環境の中で、日々労働に励んだのでした。

労働時間以外はどんなふうに過ごしたの?

隣の家まで〇kmみたいな田舎でバスなども通っていない為、基本どこにも行くことが出来ず、労働時間以外は部屋で本を読んだり寝たりしていました。

クリスマスの日には、パパの実家に家族で帰省する際に一緒に連れて行ってもらい、伝統的なカナダのクリスマスを体験することが出来ました。

大きな七面鳥の丸焼きを食べたり、大きな靴下に入ったプレゼントをもらったりして、一生忘れられないようなクリスマスになりました。

「俺の手と比べればどれだけでかいかわかるだろう!!」って、おじいちゃんが手を出してくれた。

親族一同のクリスマスディナーにも参加させていただきました。

ちゃんと私の名前の靴下がある!!!感動。

町の小さな教会に行き、キャンドルに火を灯して聖歌を歌ったのもとても印象に残っています。

歌わないといけない雰囲気なのに全く歌詞が分からず、適当に口パクしたりハミングしたりしてやり過ごしたのも良い思い出です。

どんなことがつらかった?

車が無ければどこにも出かけられないような田舎だったため、家から出られず中々息抜きが出来ないのは地味に辛かったです。

ホストファミリーのご家族はみんな良い方たちだったのですが、見ず知らずの他人の家に住むのはやはり気を使います。

3人の子どもたちは喧嘩が絶えず、朝から晩まで常に誰かが怒ったり泣いたりしている状況で中々気が休まらないというのが正直なところでした。

あと、私の英語力がそれはもうひどかったので、会話の度にド緊張して毎日疲れ果ててました…。

結局英語力は伸びた?

ホストファミリーは誰も日本語が話せず英語オンリーの環境だったため、生の英語に触れる機会はとにかく多かったと思います。

教科書には載っていないような、くだけた表現や子供が使うような英語をたくさん聞くことが出来、リスニング力はちょっと上がったかも?という実感があります。

まとめ

大きな街の語学学校に通い、クラスメイトの日本人と遊び、日本食レストランでバイトをして、結局全く英語が上達しないまま帰国する日本人を何人も見ました。

きっとそっちの方が楽で安心な生活を送れるのだと思いますが、それではせっかく海外に行った意味がありません。
WWOOFは、現地の人の生活にどっぷりと足を踏み入れる為、プレッシャーを感じたり文化の違いに戸惑うこともあると思います。

それがストレスと感じる可能性も無いとは限りませんが、それはきっと色の濃い思い出として記憶に残ると思います。

何より、WWOOFは登録料さえ払ってしまえばタダで海外の生活を手に入れ、生きた英語に触れることが出来るのです!!

気になる方はぜひ、チャレンジしてみることを強くお勧めいたします★

以上、ここまで読んでいただき、ありがとうございました☺

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