【語学編】30代でカナダ留学した私の留学体験談

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私は30代になってから英語の勉強を始めることを決意し、カナダ留学を実現させました。

学生の時は「英語無くても生きていけるし!」などと言い訳をして勉強をさぼり、英検5級レベルしかなかった私が、30代の留学体験談を記事にいたします。

私が留学を決意した理由

20代後半、私はタイのバンコクで働いていました。
現地では、駐在員としてタイに住む日本人の友人がたくさん出来ました。

彼らの多くは、若くして大企業でその仕事ぶりや語学力を買われた人ばかりで、当然のように皆英語がペラペラでした。
そんな友人たちと旅行に行ったり、外国人が集まるパーティーや観光地などに行く度に思い知らされるのです。
彼らは英語が出来て、私は出来ないということを。

私が留学を決意したきっかけは、くやしさと憧れです。

また、教育系の仕事をしていた為、“子どもに英語を教えられる資格を取得してキャリアアップに繋げたい”と思ったことも理由の一つでした。(英検5級レベルでよくそんなことを決意したものです…)

こうして私は、30代前半でカナダのバンクーバーへと飛び立ちました。

入国した瞬間にトラブル発生

英語は英検5級レベルにも関わらず海外在住歴だけはあった私は、初めてのカナダにも臆することなく意気揚々と空港に降り立ちました。
しかし、空港の入国審査で止められ、あっという間に別室に連れていかれてしまいました。
理由はおそらく、ノービザなのに帰りの飛行機チケットを持っていなかったこと、出入国カードの渡航の目的に“Study”と書いたのに学校も決めていなかったことなどだと思われます。
(私は、語学学校は現地で見学してから決めたい!と思い、学校も決めず、学生ビザも取らずカナダに渡航しました。)

そして、トドメは私の英語力の無さです。
入国管理官の英語がよく分からなかったのですが、「まぁどうにかなるだろう。」と適当に返事をしてしまったのです。
もしかしたら私は、「カナダで働こうとしてる?」とか聞かれて適当に「Yes!」とか返事をしてしまっていたのかもしれません。
ノービザの就労は違法です

結局、別室でスーツケースを開けられて荷物を隅々まで見られ、スマホやパソコンのメール履歴などまでチェックされた結果、私は無事に入国を果たしました。

学校探しとエージェント

英語が全くと言って良いほど出来なかった私は、学校探しの為現地エージェントを頼ることにしました。

お世話になったのは、GotoVanという現地エージェント。
こちらは、営利目的というより“カナダに渡航してくる日本人の力になりたい”という代表さんの思いで運営されています。

学校の紹介や入学手続きの代行などももちろん無料で行ってくれます。
私は、こちらのエージェントでいくつかの学校の無料体験レッスンを申し込んでいただき、当時一番学費が安かった学校に入学を決めました。(結局お金で決めるっていうね…)

カナダ現地留学エージェントの【カナダジャーナル】

いざ、語学学校へ入学!

私が入学を決めたのは、ダウンタウンにある“ヨーロッパからの留学生の割合が多い!”ということを特色にしている学校でした。

私の英語レベルは当初英検5級でしたので、入れられたのはもちろん初級クラス。

クラスメンバーの内訳は、衝撃の日本人5人、韓国人5人

話が違うやんけ

教室内は完全にアジアです。

チームアジアのメンバー

他の語学学校に行っていた友人複数にも話を聞きましたが、初級レベルはどこの学校も日本人と韓国人の割合が多いようでした。

よく語学学校選びの基準を“日本人が少ない学校”という人がいますが、日本人が少ないかどうかはタイミング(運)クラスのレベル次第だと思います。
(中級以上のクラスには韓国人と日本人以外の学生が比較的多い傾向があるように感じました)

クラスメイトはみんな良い人ばかりでしたが、同じ国のメンバーが集まるとどうしても会話は日本語になります。ちなみに私は韓国語が分かる為、韓国語も非常に耳につきます。
(ほとんどの語学学校ではEnglish Only Policyがありますが、先生は休憩時間などは教室にいない為、誰も注意する人はいません。)

これはもう、努力してクラスを上げるしかない!と感じた私は、せっせと勉強をしました。
初級レベルが中級に上がるには、とにかく単語を覚え、文法を覚え、コツコツ地道に勉強するしかありません。( ←留学に行く前にやっておけば良かったのですが)
夜も休みの日もコツコツと勉強した結果、2か月程経った頃には私は中級のクラスに上がることが出来ました。

たまたまだとは思いますが、中級レベルのクラスは日本人は私1人。。

クラスのメンバーも、台湾や中東、中南米など国際色に富んでおり、自然に英語を話す環境になりました。

チームグローバルのメンバー

こうして、初級から中級にレベルアップし5か月間通ったところで私は一つ目の語学学校を卒業しました。(卒業時期は自分で決められます。)

この語学学校は、授業中にゲームをしたり課外のアクティビティなどもあり、“楽しむ”ということに重点を置いた学校だったように思います。

( 残念ながら、この学校はコロナの影響を受け現在は閉鎖してしまったようです)

クリスマス休暇を利用してWWOOF体験!

私が1つ目の語学学校を卒業した頃、季節は丁度クリスマスシーズンでした。
クリスマスから年末年始は休暇を楽しむ人も多く、学校等もお休みに入る為、やることがありません。
そこで、私は2週間のWWOOF体験に行くことにしました。

WWOOFとは

ウーフ(WWOOF)とは、World Wide Opportunities on Organic Farmsの頭文字からきており、WWOOFの参加者をWWOOFer(ウーファー)と呼びます。農場などでで無給で働き、「労働力」を提供する代わりに「食事・宿泊場所」「知識・経験」を提供してもらうボランティアシステムことです。 金銭のやりとりは一切ありません。

このWWOOF体験は、英語の上達に大いに役立ちました。

2校目の学校へ

1校目の語学学校で初級から中級へレベルアップを果たした私でしたが、自分的には満足のいく英語力ではありませんでした。
語学学校の中での中級レベルなど、ネイティブの社会の中では“少しだけ英語の出来る外国人”です。

30代で仕事を辞め、婚期が遅れることも顧みず、満を持してカナダに来た身としては、こんな中途半端な成果と思い出だけを持って帰国するわけにはいかなかったのです。
そんな時に、知人にとても評判の良い学校の噂を聞きました。

その名はLCC ISS Language and Career College of BC

この学校は非営利団体により運営されており、一般のエージェントではあまり積極的に紹介してくれません。(エージェントに学校からの紹介料が入らない為)
その為、日本人の学生がとても少なく、その割合は生徒全体の10%未満。
そして、何より魅力的なのはその学費の安さです。
エージェントで紹介される語学学校ではありえないような金額で長期間通うことが出来る上、しっかりと学生ビザも申請することが出来るとあり、私はすぐにこの学校への入学を決意しました。

サイトよりお借りした学校の紹介文は以下の通り

LCCは非営利団体組織 ISS of BC のスクール部門としてリーズナブルな料金でクラスを提供しています。
総合英語(ESL)をはじめ、集中英語、スピーキング、発音、グラマー、ライティング、TESOL、テスト対策などがありTESOL に関しては TESOL Canada に認可されたクラスで、卒業生は「TESOL Canada Membership」にアプライすることができ、必要条件を満たせばカナダでも英語を教えることが可能です。
さらにビジネスマネージメント、マーケティング、ツーリズム、またはリーダーシップのディプロマが取得できる COOPプログラムを提供しています。COOPプログラムではほとんどの生徒が卒業後に仕事を得ています。インストラクターは経験豊富でフレンドリー、そして日本人が比較的少なく国籍も多様でたくさんの友人を作ることができる環境です。

以上のように、こちらの学校は単なる語学学校ではなく、様々な資格を取ったり、カナダで就労できるCoopプログラムのコースも提供しています。

私が受講したのは集中英語のコースです。

こちらの学校はお金に余裕はないが真剣に英語を学びたいという学生が多く、生徒の年齢層も高めで落ち着いた印象を受けました。
以前の学校では、勢いや親のお金で留学してきた10代~20代の学生が圧倒的に多かったのですが、このLCC ISS Language and Career College of BCでは目的を持って通う学生が多く、遅刻やサボりもほとんどありません。
クラスは20名ほどの大所帯でしたが、日本人は私を含めて2人。
パワーポイントを作成して本格的なプレゼンテーションを行う授業やディベートの授業もあり、講師の先生もとても熱心な方でした。

1校目の語学学校では“楽しむこと”が優先の学生が多かったのに比べてこちらの学校では“目的に合わせて英語を上達させること”を目的とした方が多く通っていました。

人数が多い分、ディベートの授業などではいつも大盛り上がり!

キャリアアップの為、カレッジへ

私のカナダ留学の目的の一つに、“子どもに英語を教える資格を取る”がありました。

日本に帰って使えそうな資格は大まかに2つ。

J-SHINE or TECSOLです。
(他にも英検やTOEICなど色々ありますが、省略します。)

このうち、J-SHINEは日本人向けの資格であり、受講者も日本人しかいません。
授業の一部も日本語で行われるとのことで、「それではわざわざカナダで受ける意味がない!!」と感じた私はTECSOL(Teaching English to Child Speakers of Other Languages)のコースがあるカレッジへ移ることを決めました。

カレッジでは、英語を母国語としない子どもたちに英語を教えるためのクラスを受講し、無事にTECSOLのディプロマを取得しました。

帰国後のこと

こうして3つの学校に通いカナダ生活を送った末、私は日常会話レベルの英語力とTECSOLのDiplomaを手に入れ帰国をすることが出来ました。

帰国後はすぐに職を探し、スムーズに再就職することも出来ました。
(留学前に比べ、給料もアップ出来ました!)

まとめ

30代での留学は10代や20代での留学に比べ、キャリアのブランクや婚期の遅れなどリスクを伴うことも確かです。
また、若い頃に比べ記憶力が多少落ちていることも否めませんでした。

しかし、しっかりした決意を持って臨めば、30代の留学も決して手遅れではないと感じました。
現地の学校は年齢制限など設けていません。
30代なんてもう手遅れ…と感じるならば、それはその人の考え方の問題です。

留学がずっと夢だったけど、気づけば30代になってしまった!という方は、ぜひ一歩を踏み出してみると良いと思います!

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