【続インド⑤】インド夜行バスとアーメダバード市内観光

世界一周日記
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《2023.10.17-19》

居心地の良かったジョードプルを離れ、次なる町へ移動していきます。
目指すのは、インド西部の町アーメダバード。(またの名をアフマダーバード)

本当は、さらに南にあるオーランガバードという町に移動したかったのですが、ジョードプルからオーランガバードは遠すぎて移動時間がえげつないことになるので、中間地点のアーメダバードに立ち寄ることにしたのです。

ジョードプルからアーメダバードまでは、インド鉄道で乗り継ぎなく行くことが出来ます。

…が、1週間程前にウェイティング予約した列車は、乗車当日の昼まで待っても『Waiting List 5』のまま変わらず。(キャンセル待ちしている中で私が5番目にいるということです。)
5人くらいなら余裕でキャンセル出るでしょと思ったのですが、やっぱりウェイティングなんて予約するもんじゃないですね。
ジョードプルからアーメダバードへはバスも頻発しておりますので、ここは諦めてバスの予約を取ることにしました。

インドのバスの検索や予約は、Red Busというサイトが便利です。
アプリもあり、使い勝手も良好。
ただ、日本のクレジットカードとの相性が悪いようなので、もし決済出来なければその辺の信用出来そうなインド人を捕まえて、お金を渡して代わりに予約してもらうなどの必要があります。(私は、宿泊していた宿のオーナーにお願いしました。)

もしくは、検索機能でバスの会社名と出発時間を確かめて、乗りたいバスの席に余裕がありそうなら時間に合わせてバス会社に行ってチケットを買い、そのまま乗車ということも可能かと思います。

さて、そんなこんなで初めてのインド夜行バスに乗車すべくピックアップポイントへ。

今回利用したのは、 M R Travelというバス会社。
上の写真の右奥の方に小さく見える青い看板がそれです。
この辺りには長距離バス会社がずらっと軒を連ねています。

こちらが、今回乗るバス。
なかなかに立派です。

中に入ってびっくり。
これ、もう完全にドミトリー部屋ではありませんか。

シーツもブランケットも清潔だし、程良くエアコンも効いてるし、各ベッドにスライドドアまで付いてるのでプライバシーも完全に確保されています。
おまけに、車内に清潔なトイレまで完備されています。
もはや、その辺の小汚いインドのドミトリーより快適なレベル。

ジョードプルからアーメダバードまで8時間ほどの乗車で、お値段は900ルピー。
列車だと886ルピーだったので、ほぼ同じ値段です。

ちなみに、バスが発車する寸前に、インド鉄道のアプリから『キャンセルが出たので、あなたのシートが確定されました。』と通知が入りました。


おっそいよ!!!!


通知来たの、乗車時間の2時間前だよ?そんなぎりっぎりまで待てないし、その時間まで通知来なかったら、“あぁもう今回は無理だな”ってなるじゃん、普通。
しかも、確定の通知来た時点ですでにキャンセル可能な乗車の4時間前を切っているのでキャンセルも出来ず。
結局、私の列車代886ルピーはお空に消えました。
(※キャンセル待ちのまま座席が確保されなければ料金は全額返金されるので、そうなると見込んでいたのに。)
私はここに誓います。もう二度とインド鉄道のウェイティングチケットは買わないということを。

初めての夜行バスは、思ったより快適でそこそこ眠ることが出来ました。
ただ、鉄道に比べて揺れが激しいので熟睡は出来ず。

バスは定刻通りにアーメダバードに到着しました。
時刻は朝の6時。

たまたま見つけた早朝オープンのパン屋さんで朝食。
チョコクリームパン 30ルピー チャイ 20ルピー。

出来るだけダラダラと食べて時間を潰し、予約している宿へ向かいます。

アーメダバードは割と大きな町で高層ビルも多く発展した印象を受けますが、バックパッカーが泊まれるようなドミトリーの安宿が極端に少ない(というかほぼ無い)印象です。
インドでは、宿泊施設に外国人を泊めるには国に許可を求めなければならないそうですが、大きな観光地が無いこの街では、その許可を取っている宿が少ない模様。
その為、街を歩けばいくらでも宿はあるのですが、外国人が泊まれる宿となるとものすごく限られてしまうようなのです。

そんな中今回私が泊まったのは、CHARYANA HOTEL AC DOMITORY。(アーメダバードの外国人が泊まれるドミトリー、ここしかないのでは?という気がします。)
一泊700円くらいで宿泊でき、早朝7時前に押し掛けた私にも追加料金なしでベッドを提供してくれました。

Booking.comの評価はあまりよろしくないようなのですが、シャワールームと室内がちょっと汚い以外は特に問題ない快適な宿でした。

数年前までは大きなバスステーションのあるビルに外国人ご用達のドミトリーがあったようなのですが、2023年10月現在そちらは営業していないようです。

さて、少し仮眠を取った後は、アーメダバード観光スタートです。

まずはじめは、ジャマ―・マスジット。入場無料。

1424年に作られた、歴史あるモスクです。
インドなのにイスラム教?というかんじですが、ここアーメダバードはイスラム教徒の方が多く、町を歩いていてもそれらしい服装の人を多く見かけます。

中はこんな感じ。

1424年というと日本は室町時代ですから、その時代の建物ともあれば歴史的建造物として特別扱いされそうなものですが、こちらは現役バリバリのモスクです。
毎週金曜日には大勢の人が集まって礼拝するんだそう。

次に行ったのは、スィディ・バジールモスク
こちらは内部撮影厳禁なので写真はありませんが、1452年に建てられたモスクで、美しい彫刻があるミナレットが特徴です。
敷地はとても狭く入り口もものすごく見つけにくいです。
地球の歩き方に載っていたので足を運んでみましたが、ここはよほど時間が余らない限り行かなくても良いかもしれません。

次は、ダーダー・ハリ階段井戸
アーメダバード市内観光の目玉と言っても良い場所です。

こちらがその入り口です。入場料無料。
観光客はおらず、地元の人が井戸端会議に花を咲かせています。
自称ガイドのおじいさんが勝手について来ようとしますが、確実にあとからお金を請求されるので振り切って中に進みます。

おぉ…。なかなか神秘的な雰囲気です。

この井戸は1499年にイスラム政権の王妃ダーダ―・ハリによって作られたたんだそうです。
上の写真の場所は、井戸というより人々が涼むための場所だったとか。
エアコンが無い時代とは言え、涼むためだけにこの巨大な建築物を作るとは…当時の政権の財力の豊かさが垣間見えます。

こちらの円形のほうは、実際に井戸として使われたそうです。
実用の井戸にも繊細な彫刻が施してありますが、イスラム政権が作った井戸の為、偶像彫刻はみられません。

このダーダー・ハリ階段井戸は特に規制も無く郊外にほぼ放置されているような状態の為、入ろうと思えば奥の方まで進むこともできそうな感じです。
しかし、奥の方は薄暗くたくさんのコウモリが飛び交っているので私は入りませんでした。
噛まれたら狂犬病になりかねませんので…。

さて、次に足を運んだのは、ハーティスィン・ジャイナ教寺院です。

ここは1848年創建のジャイナ教寺院だそうです。

恥ずかしながら私、ジャイナ教がなにかよく分からなかったのですが、ジャイナ教とは“徹底した苦行・禁欲・不殺生“を重視した宗教で、仏教と同時代に開かれた歴史ある宗教なんだそうです。
徹底的に不殺生の教えを守るため、古くから金融業や小売商などに専念し、インドでは経済的に大きな影響力がある存在なんだとか。

こちら、入り口。入場無料。
入る前から物凄い細かい彫刻ですが、中はもっと彫刻祭りです。
中は撮影厳禁なので写真ありませんが、建物の壁にはなかなかナイスなボディーの美女の彫刻がびっしりと彫られています。き…禁欲のほうは大丈夫でしょうか。
寺院内部では、教徒の方が熱心に祈りを捧げていました。
インドの歴史の中では比較的新しい建物ではありますが、彫刻の細かさがとにかくすごいので、アーメダバードに行かれたらぜひ足を運ぶことをおすすめしたい場所です。

アーメダバード市内観光で足を運んだ場所は以上。

ダーダー・ハリ階段井戸は結構遠いのでトゥクトゥクを利用しました。
その他の場所は徒歩で回りました。
暑さもありかなりきつかったですが、街の様子を見て回るのはなかなか楽しかったです。

アーメダバードは商業的にはかなり栄えている都市のようで、街の至る所に卸売りの店が軒を連ねており中々活気があります。
そして、それらの店はエリア別にきっちり商品が分かれているのが面白いところ。

この通りは1kmくらい何軒も続く自転車屋さん。

この通りはは1kmくらいずっと照明屋さん。

この通りは、全部刃物研ぎのお店。
ぐるぐる回る大きな研ぎ機のあるお店が、何軒もずらーっと並んでいます。
他にもお菓子の卸売りや、日用雑貨の卸売りなど色々なエリアがありました。

そんなに密集して、商売成り立つのでしょうか。
でも、買いに行く方は広範囲を歩き回らなくて良いからとても便利ですね。

買い付けをした人たちが大荷物を持って利用する為か、街の中は異様にトゥクトゥクが多いです。

街のど真ん中に、サルの群れ。
彼らはハヌマーンラング―ルというサルで、インド神話では神とされている神聖な存在なんだそうです。
当人たち、神聖な存在として大切にされているのを良いことにオートバイゆっさゆさ揺さぶって大暴れしております。

信号待ちをしていると、幼い兄弟が近づいてきました。

お世辞にも綺麗な身なりとは言えない風貌だったので、“お金ちょうだい”って言われるかなぁ…と思っていたら、お兄ちゃんが片言の英語で一生懸命「妹の写真を撮ってあげてくれませんか?」って。

この国ではそんなに珍しい一コマではないのですが、なんだかふいに心が熱くなりました。
貧しいながらに妹を一生懸命可愛がっているお兄ちゃんがいじらしくて。

撮ってあげると「Thank you! 」と、とても嬉しそうなお兄ちゃん。
二人はお金も物も一切乞うことなく、手を繋いでその場を離れていきました。

きっと写真を現像して渡してあげたらすごく喜んだだろうなぁ。
あの時は実行に移せなかったけど、未だ“渡してあげたかったな”と未練を感じます。

インドって、汚いしうるさいしインド人の距離感おかしいしマナーとかいう概念も無いし、ストレス感じることも山ほどあるんだけど、なんだか時々すごく心に沁みる一場面に出会える瞬間がある気がします。

大して何の期待もしていなかったアーメダバードですが、思いのほか楽しく過ごすことができました。
次回は、アーメダバードから日帰りで行ける話題沸騰中の世界遺産に足を運びます。

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